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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Fender USA American Vintage '72 Telecaster Thinlineの全体調整&ノイズ処理
今回はFender USA American Vintage '72 Telecaster Thinlineの全体調整&ノイズ処理です。
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アッシュ材のセミホローボディと2ハムバッカー搭載という特徴的な仕様のThinlineですね。

ナット溝は甘くてもう少し切り足した方が良い状態でした。
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外形も余分な肉がありますので、溝切り後に外形を削って磨きます。

今回のフレットエッジは面取りを少し行う程度に留めます。
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これはお預かり時の状態。

今回は全体調整&ノイズ処理での作業なので、ピックガードアッセンブリの配線なども全てやり直しますがひとまずお預かり時の状態はこちら。
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配線も無駄に長いし、アースも甘い感じでした。
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全て外して、ピックガード裏にはシールドテープをしっかりと貼り直して組んでいきます。
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いつものように導電塗料を塗っていきますので、キャビティ内の塗装を除去していきます。
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塗装を除去したらマスキングして目止めと導電塗料を塗布していきます。
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導電塗料が乾いたらアースワイヤーを接続しつつ、組み込み準備を進めていきます。
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ピックガードアッセンブリを組み直す時に部品類も一部交換しました。
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元々は250KAポットが使用されていましたが、TONEは500Kにしたいとの事でお持込み。
ヴォリュームポットは残留抵抗値が大きかったので、取り外したTONEポットを洗浄してヴォリューム用に再利用しました。
コンデンサはバンブルビーの0.022uFをお持ち込みでしたが実測は0.087uFほどにズレていました。
しかし説明の上でひとまずそのまま載せるという事でご希望を伺いました。
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ピックアップはThe Creameryのclassic'71のセットをお持込みいただき搭載しました。
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カバーの刻印もFENDERではなくなっていますね。
サウンドもケバケバシイところが無くなって、ピッキングニュアンスも出し易い印象でした。
しっかりとポッティングされていたので、ハイゲインなサウンドで鳴らしても不要なハウリングはしにくそうです。
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ブリッジサドルはオーナー様によってRaw Vintageのプレスサドルへ交換されていました。

樹脂ナットが使用されているようですが、劣化で割れている事もありませんでしたので、溝切りしてしっかり磨きあげて完成。
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フレットや指板エッジも塗装を落とさない程度に磨いて面取りを行っています。
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全体的にワックス掛けして完成です。
お預かり時にはバラバラだったオクターブサドル位置もしっかりと合わせて高音域のコードサウンドも綺麗に響くようになったと思います。
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これからガンガン弾いて、次はフレット周りの作業で担当させていただけると嬉しいですね。



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Gibson EB4 Bass 2017の全体調整とピックガード作成
今回はGibson EB4 Bass 2017の全体調整とピックガード作成作業です。

GIBSONのEBシリーズというと、マホガニーネック&ボディ、ショートスケールってイメージでしたが…
2017年にリリースされたこのEB4はスワンプアッシュボディにメイプルネックにレギュラースケールという別コンセプト。
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24フレットまで手が入るような深いカットの入った左右非対称のボディ形状は、ストラップを使ってもヘッド落ちしにくい良好なバランスです。
角度付きヘッドなのは過去のEBシリーズを踏襲しているとは言えますが、全体的に見た目は全く別の楽器のようですが、むしろ使い易く進化した印象です。
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ナットの外形が角張っているところや、指板サイドの面取りなど「もう少しこうだったらな…」と思う部分もあるので、今回の全体調整では修正していきます。
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ブリッジにはBABICZが搭載され、弦高やオクターブなどしっかりと調整でき、ピッチに関わる部分はとてもかっちりしていて好印象です。
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コントロールは2ヴォリュームとマスタートーンで、FENDERジャズベースと同じ仕様です。
オリジナルの2ハムバッカーはそれぞれのヴォリュームノブを引っ張る事でタップされてシングルコイルになるように配線されていました。
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ハンダ付けは…まぁGIBSONだとこんな感じよね、と思う内容ですが…
オーナー様はそのノイズが気になるとの事で今回は導電塗料の塗布によるシールディングも行わせていただきます。
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ひとまず部品を全て外して、導電塗料を塗る準備をする前に…
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オリジナルピックガードを取り付けたいとの希望もございましたので、型紙を作ってイメージされているデザインを共有していきます。
エッジの尖り具合やカーブの深さなどですね。
パソコンの画面で行えると良いのかもしれませんが、その辺り疎いので超アナログな作業。
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線を引いてはカットし、切りすぎたらまた紙を貼って切り直して…
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デザインが決まったら、型紙を元にMDF板を用いてテンプレートを作成します。
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この精度が仕上がりに影響するので、楽器に当てがっては細かい部分の修正を行って…しっかりと作ります。

型板が完成したらピックガードを作成するのと同時進行で、ボディ側には導電塗料を塗ったり、アース配線をしたりと作業を進めます。
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電装パーツでジャックは交換しましたが、ポットはハンダを除去して測定後に問題無しだったので再利用です。
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グラウンドラインや各配線を丁寧にひいていきます。

ピックガードは黒白黒の3プライで作成しました。
コントロールノブはGIBSON純正のスピードノブをお持込みいただいて交換取り付け。
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金属パーツとのマッチングや、全体的にエッジの立ったデザインはよく出来たのではないかと思います。

そして今回のピックガード作成のハイライトはこれ。
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2mm厚のクリアアクリル板から削り出して、塩ビのピックガード上から追加できるサブピックガードです。
スラップのプル時に弦の下に指が入り込み過ぎないようにするためですが、用途に合わせて取り外しが出来るように作ってみました。
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エッジの面取りは重ねてもラインがつながるように配慮してあります。

元々は黒の1プライだったバックパネルは茶べっ甲で作成してほしいとのご希望でしたので、純正パネルをテンプレートに切り出して作成しました。
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納品後にお喜びの感想をいただきました。
持ち帰って少し弾いてみましたが、第一印象は『音が太くなった!』というものでした。
太くなったというか、くっきりはっきりしたというか、
とにかく全体的にパワーアップしたような感じがします。

気になっていたノイズも抑えられていますし、中も外も大満足です。
こちらがメインのベースなので、これからもたくさん練習して上達できるよう励みます。
本当にありがとうございました。




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Studio GREAM A/B BOX&MULTI SWITCH
今回はStudio GREAM Originalのペダル作成です。

入力をAorBに分けるA/B BOXと、strymon MULTI SWITCHと同機能を持たせたラッチ式スイッチを内蔵した物を作ってほしい、という依頼でした。
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ケースサイズやジャック位置などの希望図をいただいて、実現可能かどうかの推敲を行いました。

諸々考えた結果、ケースの穴開け、塗装、ラベル貼りを行って乾燥待ち。
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フットスイッチの穴は17mmで開けなきゃならなかったところを12mmで開けてしまっていて、この後で正しく再開口しました。
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MULTI SWITCHの内部構造はこのようになっているようです。
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抵抗値をどうやって得ようかと悩みましたが、誤差1%の金属皮膜抵抗の束から選別して任意の抵抗値が得られる物をチョイスしています。
複数台作るなら多回転の半固定抵抗を使うと思いますが、ワンオフなので固定抵抗を選別する事にしました。
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電源はA/BのLEDを点灯させるためだけなので電源が無くても基本的な動作は可能ですが、電池も使用出来るようにしてみました。

色合いは黒の艶消しという指定でしたので、ウレタンクリアを吹いて乾燥後に磨く番手を途中で止めて仕上げました。
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手前のフットスイッチにはStudio GREAM Originalのスイッチカバー(製造は今話題のHATAです)オレンジも取り付けています。
各ジャックはグラウンドループを避けるために絶縁ジャックを使用。
ギター入力ジャックのみがケースグラウンドに接続されるように配慮しています。
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フットスイッチ周囲に配されたリングが光る事でOUT_Aで青色、OUT_Bで赤色に点灯するように作成。
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どうしても青LEDの方が輝度が高いので、製作時に抵抗値をトライアンドエラーで割り出していますが、上手くいったと思います。
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このように市場に無い物を作るという事が出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。



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HARTMAN ENVELOPEFILTERの改造
今回はHARTMANのENVELOPEFILTERを改造しました。
   HARTMAN ENVELOPE
外観写真は撮り忘れていたので、デジマートより拝借させていただきました。

内部はこのような作りになっています。
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電源は専用のDC18Vアダプター(内径2.5φセンタープラス)を使用するようになっております。
オーナーは中古でこのペダルを入手された際にアダプター無しだったらしく、全く音も聞いた事がなく当店へ改造に出されたとの事。
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このペダルはDC18Vを供給しつつ内部では+9Vを仮想グラウンドとした±9Vで動作するという作りになっておりまして、専用のアダプターを使用するか、アイソレートされたパワーサプライで18Vを供給するしかないという作りでした。
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このエフェクターを一般的なDC9Vで駆動させたい、かつ可能ならば(短時間であっても)電池駆動も可能に。
という希望で作業を進めていきました。

DCジャックは同寸法の内径2.1φに交換しつつ、入力電圧から内部で負電源を生成しつつ、上下電圧を安定化させる回路を導入して供給しています。
これにより電池駆動も可能になりましたが、消費電力は多めなのでデジタルディレイばりの燃費の悪さです。
しかしアダプターで動作させる分にはユーザーは特に何か気にする必要が無いように配慮してあります。
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IN/OUTジャックには華奢な物が使用されていたので、ノイトリック製のオープンジャックに交換しておきました。

併せてフットスイッチ2個は、切り替えた時にクリック音が静かなソフトタッチスイッチに交換して操作性を向上させています。

入力電圧は5V~10Vまで対応するようになっていますので、USB電源でも動かす事は可能ですが供給元が非力だとノイズが増えるので、基本的にはエフェクター用の9Vで供給した方がS/Nは良いです。
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このように、電源に関する使い勝手を向上させたいというお問い合わせもお気軽にご相談いただけましたら幸いです。


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Electro Harmonix FREEZEのスイッチ交換MOD
今回はElectro Harmonixの飛び道具系エフェクトペダルFREEZEのスイッチ交換です。

このペダルは入力された音を延々と再生し続ける残響系?ペダルなのですが、フットスイッチを踏むたびに「カチン!」と音が目立ちます。
   
アコースティックギターなど、静かな状態で使いたい場合には結構目立つので、踏んでも音がしないようなスイッチへ交換したいとの希望で承りました。

早速ですが、こちらは交換作業後です。
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取り外した純正スイッチはこのような感じですが、このスイッチのボディとケースグラウンドを接続するような構造になっていましたので、単純に2本の線をつないだだけのスイッチ交換するのではなく、ケースグラウンドもしっかりと接続する事を忘れないようにしましょう。
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交換後はこちら。
見た目はあまり変わりませんが、スイッチの頭径が10mmから7.8mmへと少し小ぶりになっています。
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交換後はこのように静かになりました。
   

配線の色は赤がHOT、黒がグラウンドと一般的な考えでいたら…
このFREEZEは基板から出ている配線の赤がグラウンドだったという引っ掛けがありまして(笑)
この記事を参考にスイッチ交換とケースグラウンドを取る時は間違えないようにしましょう。
今回は基板側から配線を入れ換えて、黒がグラウンドになるようにしてあります。

これで静かな場面でも気を使わずにエフェクトペダルを操作できますね。


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