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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ESP ARROW7のピックガード作成改造
今回はESP ARROW7のピックガードを作成しつつピックアップも交換する改造作業です。
写真の撮影方向を決めていなかったため、向きがグルグル回ってしまう内容になって見にくいとは思いますがご了承ください。

元々は黒一色の設定ですが、ラッピングフィルムを貼ってイメージチェンジされています。
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EMGピックアップを搭載してありますが、ボリュームとセレクタースイッチの間にはキルスイッチが増設されています。
(記事にはしていませんが、以前に当店で増設作業を行いました)

今回はパッシブピックアップに交換しつつ、1VOL&1TONE、3wayレバースイッチにしたいという事でしたのでピックガード仕様をご提案させていただきました。
塗装コストをかけずにレバースイッチ搭載をする(トグルスイッチ穴を塞ぐ)のはなかなか大変です。
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ピックガードデザインはいつもアナログなので(笑)マスキングテープにラインを引いたりしながら打ち合わせを行い、大体のイメージをオーナー様と共有します。
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大体のイメージラインが出来たら、キャビティを貫通するように切削しました。
失敗は許されないので寸法を何度も確認した加工用のテンプレートを作成して切削しています。
(おそらく一度しか使わないテンプレートですね)
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その後にMDF材でピックガードのデザイン型板を起こして、また打ち合わせ。
   047_20201013135148ded.jpg
「この下部分のラインをもう少しこう削って…」といったやり取りを重ねて、型板を微調整します。
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微調整後の型板をあてがってみると微妙にラインが変わっていることが判るかと思います。
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そしたらアクリルミラー素材からピックガードを削り出して作成。
実は作成途中の穴開け時に手がズレてピックガードを割ってしまい、作り直しになってしまった2枚目です。
アクリル材は塩ビ板と違って穴あけ時は割れないかと緊張しますね。
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キルスイッチはフロントピックアップ付近へ移設し、各ポットにはスイッチ付きを使ってそれぞれのピックアップのシリーズ/パラレルが切り替えられるようになっています。
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ピックアップも変更になっているので、見た目の印象がガラッと変わりますね。
悪そう!強そう!みたいな感じですが、ピッキングニュアンスもしっかりと反応する懐の深さは見た目と裏腹にコントロールしやすい印象でした。
   063.jpg
次のライブで大活躍してくれることを祈っています。


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YAMAHA MOTION BASS MB-Ⅲの全体調整&ノイズ処理
今回は前回に引き続き、同じオーナー様からの依頼でYAMAHA MOTION BASS MB-Ⅲの全体調整&ノイズ処理です。
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こちらはPJレイアウトでピックアップバランサー仕様ですね。
ブリッジなども色々と仕様が異なります。

フィンガーレストはご自身で作成して両面テープで貼り付けてあるそうです。
ノイズ処理作業の際に邪魔になるので、一旦取り外して最終的にまた貼り付けます。
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ブリッジのサドル高さ調整ネジが入れ替えられてバラバラでしたので、正しい位置に変更していきます。
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コントロールキャビティ内にはグチャっと詰め込まれた配線。
バランサーポットとはいえ、5:5の時に抵抗を通って音量が下がるという部品でしたが、今回はご予算の事もありバランサーポットは再利用しますが、ボリュームなどガリが目立った物は交換していきます。
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ピックアップもカバーが接着されていましたが、経年劣化で接着剤が剥がれていたので取り外しし易かったです。
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この後は銅箔テープでコイルシールディングを行ってから、ピックアップカバーをまたボンドで接着します。

ピックアップ&コントロールキャビティ内の塗装を削り落としてから、いつもの銅系フィラーの導電塗料を塗っていきます。
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導電塗料は塗るだけではノイズを拾うアンテナになってしまう事もありますので、塗布後は確実にグラウンドラインへ接続する事が大切です。
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ピックアップの配線も撚り合わせて奇麗に取り回しを行うと、とってもすっきり収まりますね。
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キャビティ蓋の裏側にもアルミシールドテープを貼って、グラウンドへつながるように配慮してあります。
それによって音声信号ラインをグラウンドレベルの箱で包んでしまう事で外来ノイズを低減させる事に意義があります。

全開のMB2でも感じた特徴的なヘッドレイアウト、木材の歩留まりがどんな風になっているのか気になっていました。
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今回はナチュラルカラーなので木材を貼り合わせてある部分がよく判りますね。
写真のコントラストを上げて材色差が判りやすいようにしていますが、厚さ方向で貼り合わせてあることが判ります。
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ヘッド裏のV字形状が始まる辺りで継いであることが判りますね。
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これだとネック製材時の歩留まりも悪くないと思いますが、どちらにしても加工は大変ですね。

指板のエッジは作業前後で並べてみました。
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   ビフォー↑ アフター↓
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最終的にワックスをかけてしっかりと調整を行って完成。
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ネックに経年による捻じれやフレットの摩耗も見受けられ、ローアクションにするにはフレット交換しつつ指板研磨修正が必要になる状態でしたので、今後また担当させていただけると幸いですね。

ミディアムスケールの取り回しの良いベースで使い易そうでした。



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YAMAHA MOTION BASS MB-Ⅱの全体調整&ノイズ処理
今回はYAMAHA MOTION BASS MB-Ⅱの全体調整&ノイズ処理です。

お持ち込み時には目立つノイズとハイ落ちが気になるという事で各部を見ていきます。
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コンパクトなボディにミディアムスケールのネックを組み合わせた仕様です。
このヘッド形状はとても特徴的ですね。
左右にオフセットしていますが、フラットフェイスにしない事でヘッド面の強度を上げる役目もありそうです。
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お預かり時はロングスケール用の弦を張ってあったため、ペグポスト部は弦が重なってごちゃごちゃしています。
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製造時の切削加工や塗装など作業が複雑になるでしょうが、このヘッドデザインを採用したYAMAHAはさすがだなと思います。
長く定着しなかったのが残念なのですが。
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指板やフレットエッジに目立ったバリはありませんでしたが、面取りをすることでより手になじむグリップになりそうです。
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特徴的なピックアップとブリッジですね。
このピックアップの中にはアルニコマグネットを使用したJタイプのシングルコイルが2個並んで直列接続されている構造でした。
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このピックアップは単体コイルでも9.5KΩほどの直流抵抗値があり、それが直列なので19KΩほど…
そりゃあパワフルだけど結構ウォームだよなぁと思う仕様。

ロック式でもないのにファインチューナー搭載で、各弦の弦高やオクターブなどが微調整できるオリジナリティあふれるブリッジ。
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一般的な規格ネジかと思いきや、オクターブ調整のネジは特殊サイズなので交換の際には難儀しそうです。
この辺りがYAMAHA純正部品の持つ悩まされる部分ですね。

コントロールキャビティ内では妙に太い配線が余分な長さで押し込まれていました。
グラウンドのハンダ付けはしっかり付いていない部分もあり、過去に一部ハンダ付けの手を入れられたのではないかと推測されます。
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コントロールはジャズベースのような2ヴォリューム&マスタートーン仕様。
トーンノブを引っ張ると各ピックアップがタップされて2シングルのジャズベース的なサウンドになります。
こちらの方が実際のところ使い易いとは思うけどピックアップの特性なのか低音成分が少なくちょっと硬めのキャラクターに感じます。
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ピックアップを取り外すとこのような感じ。
フロントとリアで逆巻き逆位相になるようにワイヤリングされているし、タップした時にもF&Rでハムキャンセル効果が得られるように配慮されていましたので、ピックアップ交換しようとするとバランスを取るのが大変そうですね。
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プラスチックカバーを外して、コイル全体を銅箔テープでシールディングしてしっかりとグラウンドへ接続します。
併せて取り回しが悪いピックアップワイヤーも交換してしまいました。
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コントロールキャビティやピックアップキャビティには全て導電塗料を塗ってグラウンドへラグ端子を用いて確実なワイヤリング。
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オリジナルのポットを取り外す際に熱によるものか、金属疲労か端子が折れたのでヴォリュームポットは新品交換しました。
ハイ落ち対策としてポットの抵抗値を500KΩにする事で、2ヴォリュームの並列合成抵抗が250KΩになるようにしています。

ナット溝の調整と外形を整えて、弦もダダリオのミディアムスケール用を張って適切な巻き具合になりました。
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指板エッジも面取りをしてフレットも磨き、ボディも磨いてワックスをかけたりと奇麗になりました。
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サビのためネジ頭が崩れてしまっていたブリッジのネジ類はステンレスネジに交換。
昔はゴールドパーツにシルバーのネジ?と思ったでしょうが、近年のPRSに見られるハイブリッドカラーを見慣れたせいかあまり違和感はない印象。
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年数の割にはネックに捻じれや波打ちなどの不具合が無くて、低めの弦高でセットできたのでこれからガンガン弾いていけると思います。
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懸念のノイズもシールディングによりほぼ聞こえないぐらいに減少しましたので、ご満足いただけると良いですね。



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SONY DPS R-7のオーバーホール
今回はSONY DPS R-7(リバーヴ)のオーバーホールです。

製造終了からもう長い期間が過ぎて、修理に困る事もあるでしょう。
特にこのシリーズは電源部にウィークポイントがあるようで、ディスプレイが点灯しないとかエフェクト音が出ないなど特有の故障が出るみたいですね。
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今回持ち込まれたR-7はチェック時には電源は入ったのですが、エフェクト音が鳴らない状態でした。
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ばらす前に動作確認を続けていると、ディスプレイのバックライトは点灯しているが、表示はされない状態になりバイパス音すら出なくなってしまいましたので、直すべく開けていきましょう。
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このシリーズにはディレイのD-7やモジュレーションのM7などどれも素晴らしいエフェクトが得られる名機がありますが、いかんせん昨今はラックエフェクトもプラグインになっていき、なかなか使われる事も少ないのかもしれませんね。
今でも十分通用するサウンドクオリティだと思いますが。
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内部のサブ基板上にはメモリーバッテリーが取り付けられているはずが雑にむしり取られていました。
交換しようとして断念したのでしょうか…
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CR2032のタブ付き電池が純正採用されていましたが、今や入手性に難有りなのでソケット式にしてCR2032電池を使えるようにします。
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問題の電源ですが多数の三端子レギュレーターが用いられ、5V,12V,15Vのそれぞれ両電源で動作しています。
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熱容量がギリギリなのかヒートシンクがアツアツになってしまうレギュレーターもあり、入力はあるのに規定電圧が出力されていない物は交換しました。
ヒートシンク付近のコンデンサは熱にやられたのか外装フィルムが剥けてきているものもあり、それらも交換していきます。
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ヒートシンクにはクールスタッフという更に放熱性を上げるシートを貼ってみたりしていますが、付近の交換したコンデンサも105℃対応の物をチョイスしています。

可変抵抗器にあったガリは内部クリーニングを行い解消。
一晩通電させながら発熱量を見つつ動作確認を行い、作業完了となりました。

電源を切ると機械式リレーが完全に信号をINPUT→OUTPUTへとバイパスする作りも素晴らしいなぁと、子細眺めて感心しました。
無事に直って納品出来て喜んでいただけた事が私も嬉しい依頼でした。
ありがとうございます。



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FENDER USA HIGHWAY ONE PBの調整&ピックアップ増設
今回はFENDER USA HIGHWAY ONE Precision Bassの調整&ピックアップ増設作業です。
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ブラックパール柄のピックガードに交換されておりました。
塗装が薄く、すぐに擦り切れて使い込んだ味が出そうな感触は好印象な人も多いはず。

ブリッジは同社のバダススタイルの物に交換されてすぐに当店へ入ってきたようです。
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プレベなので、コントロールはスタンダードなヴォリューム&トーンの仕様ですが…
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今回は全体調整作業と共に、このSEYMOUR DUNCAN SMB-4Aというミュージックマンスタイルのピックアップを増設搭載する事になりました。
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部品を全て取り外し、ザグリを入れる位置決めをして、テンプレートを使いサクッと掘りました。
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2ピックアップになるのでコントロールは変更になります。
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スタックポットでボリューム&トーンをまとめ、元々のトーンがあった位置へピックアップバランサーを導入しました。
MMタイプピックアップコイルのワイヤリングをシリーズ/タップシングル/パラレルと切り替えできるようにバランサーとジャックの間へミニスイッチを増設しています。
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ブリッジのボリュームがあるのでかなり近接しているように見えますが、リアに寄せ過ぎないような位置になっています。
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弦を張ってネック反りやオクターブ調整など行い、全体的にワックスをかけて完成です。
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バランサーをはじめ、コントロールレイアウトが変更になっているので暫くは慣れが必要だと思いますが…
多彩なサウンドバリエーションを確保したベースに仕上がったので、レコーディングやライブなど様々な場面で活躍してくれると良いですね。


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