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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
DC/DC STATIONのアップデート
今までも沢山のパワーサプライを作成してきましたが、今回は定番商品のアップデートを行いました。

注文が入りましたので、作成しつつ在庫も同時に作っていますので2台の同時進行です。
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ケースに穴あけを行って…

Studio GREAMのトレードカラーである黄色で塗装しました。
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色の変更や指定も承っています。

部品を取り付けて組み立ては完了。
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DC9Vアウトが10口の小型サプライです。
他社製品との違いは…ノイズの少なさと、このサプライで電源供給する事で艶のあるサウンドが得られるのが特徴です。

組み立て後は、負荷となるエフェクターを数台つないで一晩は電源を入れたまま動作チェックを行います。
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写真ではまだ1台にしか供給していません。
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動作に問題が無ければ内部パーツが振動などで動いたりしないようにホットボンドで固定します。
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ケース両サイドに5口ずつのアウトが取れるので、9V出力のみのボードでしたら大抵は賄えるのではないかと思います。
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比較用に9Vバッテリーも並べましたが、アダプターやサプライ本体も小型サイズです。
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サプライとアダプターのセットで税別16000円となっております。
サプライケーブルは別売り(500円/本~)です。

今後は小型のDC9Vのサプライはこのモデルに統一しようと思います。
他の仕様に関しましてはオーダーで承りますので、お気軽にご相談下さいませ。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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DC/DC STATION(TUNER下に設置用Ver.)の作成
以前にDC/DC STATION(KI-KUN Edition)を作成しましたが、同様のコンセプトでアウトプット種類を変更した物が欲しいという依頼を他のお客様よりいただきました。

一般的な9V以外に15Vと18Vも欲しいとの事で3モードのサプライで作成する事になりました。
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また1から回路やレイアウトもデザインして作成しました。
今は大変ですがこの積み重ねで、同じ出力内容のオーダーが来た時に少しだけ作成が楽になるかな、とも思っています。

今回もまたチューナー下に設置する事になるので塗装は行いませんでしたが、出力電圧が複数あるためエッチングで文字入れを行いました。
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まずはマスクを転写してエッチングの準備です。

気を付けてエッチングを行ったら、マスキングを剥がし、黒の塗料を流します。
乾燥したらサンディングして掘り込んだ文字に色が入るようにします。
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そして組み立て。
基板上のトリマーで9Vの電圧を微調整可能で、納品時は新品電池とほぼ同じ9.8Vになるように調整しました。
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ふんだんにノイズフィルターや保護回路を投入し、ホワイトノイズを徹底的に除去して安定した直流を供給するように作成しています。

電源投入時にはStudio GREAMロゴに同化させたLEDが光ります。
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出力は9V×8、15V×1、18V×1という内容です。
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全ての入出力はケース側面に配置しています。

モデルネームにもネジ頭を同化させてみました。
センターが少しズレてしまったのがちょっと残念ですが、この位置しか上手く入らなかった…
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エッチングは塗装より手間がかかりますが、仕上がりは高級感がありますね。


納品後に感想をいただきましたので、紹介させていただきます。
パワーサプライをノアズアーク、vocu、電池、DC/DCstationで比べてみたのですが、断トツでDC/DCstationが一番好みの音でした。
本当にありがとうございます。


こちらこそいつもご愛顧いただきありがとうございます。

アウトプット種類が増えて回路が複雑になりましたが、お値段のアップは無し!
ケースのエッチング処理があったので塗装と同じ扱いとなりまして21000円でした。


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ENELOOP用POWER SUPPLYの作成
最近は充電できるパワーサプライとしてENELOOPが人気ですね。
使ってみましたが確かに便利です。
音質云々を言うにはもう少し改良が必要との声があるのも事実ですが、あの手軽さはもの凄いアドバンテージだと思います。

さて、そのENELOOPですが当然DC9Vのみしか取り出せません。
しかし昨今のエフェクターは9V以外に12Vや15V、18Vなど多彩に入り乱れています。

そこでこのENELOOPを使ってそれらの電源を生成する物は作れないか?との依頼がありました。

・電源にはENELOOPを使用する。
・DC9V以外にDC12VとDC18Vが必要。
・DC12VとDC18Vは供給電流が15mAもあれば良し。

このような希望を伺った上でレイアウトや仕様を煮詰めていきました。

取りあえず穴あけして仮組みしてみました。
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ケース上面はDC9Vアウトを8口用意しました。
単純にENELOOPから分岐するだけでも作れますが、ノイズ低減回路や、他の9Vアダプターを使用する事も考えて保護回路も入れました。

こちらがサプライ基板。
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省スペースのためにインプットジャックは基板に直付けし、更に表面実装部品も一部使用しています。

塗装後に組み込んだのがこちら。
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アウトプットジャックには部分的にバイパスコンデンサを取り付けました。
まぁ一種のおまじないですが、発振防止にはとっても効くのです。

左側は18Vを生成する昇圧回路部分。
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右側も昇圧して12Vを生成するのですが、安定化回路を入れてます。
これは使用するICの仕様のためですが詳しくは秘密。

色はピンク系で、というオーダーでしたが、これを製作していた梅雨時期は風も雨も湿度もあってなかなか上手く塗装出来ませんでした。
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ベタ塗りのようで、実はパール塗料を入れてあったりと、見る角度で印象が変わるフィニッシュにしてみました。

ENELOOPはこのジャックに接続します。
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今回はENELOOPを使用して指定の電圧を生成するパワーサプライということで、お値段は20000円でした。
ENELOOP以外でも安定化されたセンターマイナスDC9Vアダプターでも使用可能な作りになっています。





新たにENELOOP用のサプライ作成依頼をいただきました。

小型サイズで、DC18VとDC15Vが欲しいとの事で、中身は上記のサプライと全く違う新規構成になっています。

写真をやり取りして打ち合わせを行い、大体の部品配置が決まりました。
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穴あけを行いました。
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ホールソーを持っていないので、8φの穴はドリルで順に開ける事になり、意外に大変です。

「渋白」塗装をご希望でしたので、メタリックゴールドやブラウンなどを塗り重ねた上から白をベタ塗り。
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乾燥後に180~240番のペーパーで研ぎ出しを行います。
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ラベルをデザインして貼り込みまして、この後でウレタンクリアを吹きます。
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組み立てて完成!
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ジャックの極性は全てセンターマイナスになっています。

渋白塗装は研ぎ出した後に離れた所から薄く白を吹きつけるのですが、併せてゴールドも薄く吹いてみました。
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光の反射でメタリックが際立つ深みのある塗装になりました。

裏蓋は…マジックテープなどを貼られてしまうとしても、手抜きなしです!
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今回は18V、15Vは取りだす電流が大きくなると電圧降下を起こすデメリットもあるので、アナログ歪み系などMAX50mA程度までの使用に留めた方が無難です。
しかし電圧を変える事によるサウンド変化を手軽に確認できるので便利ですね。
(過電圧供給による接続機器の破損には責任を持てませんので、あくまで自己責任での使用をお願い致します。)

この仕様で15000円ですが、今回は渋白塗装の追加3000円がありましたので18000円での作成となりました。







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DC/DC STATION(KI-KUN Edition)の作成
先日もFENDER USA AMERICAN VINTAGE 1957STRATOCASTERの調整でご依頼いただきましたKI-KUNのエフェクトボードに合うようなパワーサプライの作成を行いました。

今回は設置場所や、使用用途もあり、塗装やラベルは無し!という事で作成しました。
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穴あけ後ですが、ただのダイキャスト肌だと味気がないので、ヘアライン風にやすり目を付けてみました。

設置後には唯一見える事になるフロントサイドにはStudio GREAMのラベルと、保護のクリア塗装を施しました。
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LEDの設置場所に悩んだ結果、ロゴに同化するデザインに。

中身はこのような感じです。
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12.6Vが2つ、9.8Vが8つというアウトを持っています。
(9.8Vは新品電池のサウンドを狙った設定ですが、内部トリマーで電圧の調整が可能です)

ボードに設置した状態です。
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チューナーの下に設置する事で、ボードの奥側にあって踏みにくかったチューナーのかさ上げも兼ねています。

ボード全景。
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PEC-04にもサプライ機能は備わっているので、アナログとデジタルを分けるためにDD-7だけPEC-04から電源供給を行っています。

このボードの組み込みには私は関わっておらず、持ち主が自分で全て配線したそうです。
整然としていてとても解り易いボードだと思います。

奥に並ぶDM-2は当店でPSAアダプター対応のモディファイを行っておりますし、TUBACCAもStudio GREAMオリジナルペダル、VIVACEも修理はStudio GREAM…本当いつもありがとうございます。


電源事情は十人十色なので、このような使用状況に合わせた作成も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。




納品翌日に早速ご自身のブログでご紹介いただきました。
KI-KUN BLOG
↑クリックするとブログページが開きます。

喜んでいただけたようで一安心です。
これで次回のライブから、電源を気にせずより良い演奏が出来れば製作者冥利につきますね。




Studio GREAM名義になってからの大口出力のサプライには、起動時にゆっくり立ち上がるソフトスタート回路を導入していますので、突入電流も抑えられて機材の保護も考慮した作りになっています。


この仕様での価格は21000円を想定していましたが、今回の作成は塗装やラベルの作成が無しの仕様だったため18000円でした。



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DC/DC STATION(custom made)の作成
電源問題はエフェクターを使用するプレイヤーには必ずついて回る事だと思います。
たかが電源、されど電源。
これで大きく音が変わるんですよね。

コピー機で拡大印刷する事に例えると、エレキ楽器の電源はコピー用紙だと思います。
コピー機は原稿を拡大して用紙に印刷して出力しますよね。
でも原稿そのものが大きくなって出てくる訳ではありません。

どんなに美人の写真を拡大コピーしようとしても、用紙がわら半紙や一般的なコピー用紙では美しくはありません。
でも写真用とか高品質の紙を用意するととても奇麗に拡大出来ます。

写真(ギターの原音)が良くないと拡大しても良くない訳ですが、電源が悪い(ノイズが多い・安定しない)とそれもまた良い仕上がりにはなりません。


意外に見落とされがちですが、電源に拘るとサウンドは大きく変わります。


さて、持論を展開した上で、東京在住時代より様々な面でお世話になっているレコーディングエンジニアの方より、「VooDoo Labより良いパワーサプライ作ってよ」とストレートにハイレベルな注文をいただきました(笑)
この方は、電圧の変化や部品の違いによるサウンドも聞き分ける耳を持った方でして、その耳には多くのファンがいらっしゃいます。

製作にあたり、メールや電話で数度の打ち合わせを重ねたのですが「色は渋白。あとは良いサウンドになるようにお任せ」という事になりました。
私の仕事を信頼していただけているのだなぁとありがたく思います。

そんな訳で、外観写真は製作中も依頼者にすら小出しにしつつ、様々なネタを仕込んでいきました。
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ケースの部分的に穴あけ後。
ノブは仮置きで、最終的には2ノブになっていきます。

最終的に穴あけが全て済んだところで渋白に塗るために下地塗装を行っていきます。
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この状態から砥ぎ出して、下に塗られている茶色や金色を露出させていきます。

ラベルを張ってウレタンクリアを吹いた状態がこれです。
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最後に白を吹いてはあるのですが、ちょっと薄かったようで、茶色っぽい色に仕上がってしまいました。
これも偶然の産物カラーなので難しいです。



そして塗装が完全に乾いたら組み立てていきます。


完成後!
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とにもかくにも目を惹く巨大なアナログメーター!
これは出力電圧を目視出来るように取り付けた電圧計です。

裏蓋も渋白ですが、やはり茶色が強いカラーですね。
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アダプターはこのジャックに接続します。
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15Vアダプターが付属しますが、20V程度までは希望とする出力電流に合わせて好きなアダプターを使えますし、極性はセンタープラスでもセンターマイナスでも気にせず使用できるのはポイントです。

アウトプットは2系統で3種類。
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アジャスト1は3.5V~(標準アダプターだと)12Vまで可変。
アジャスト2は4.5V~18Vまで可変します。
9Vはその名の通り9VDCを安定出力します。
この3種類がケースの左右で独立した2系統になっています。

内部は…本当はもっと詰め込みたいのですが、発熱問題もあるしで極力隙間を設けたレイアウトを採用しています。
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配線の取り回しもホットとグラウンドは並行して這わせてノイズや発振に対して気を使っています。


詳しくは動画を見てもらえればより解り易いかと思います。



今回は完全オーダーメイドのサプライなので30000円と高額なアイテムになってしまいましたが、
「音質、やばいです。。。
Voodoo Lab Pedalpower2より圧倒的に好み!
肉厚、鮮明さ、共に大満足!
もう戻れないな、こりゃ。。。 」

とレコーディングエンジニアの耳を満足させる事の出来た感想をいただけて一安心でした。



その後、ボードに設置した写真を送っていただきました。
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このボードに、ミニペダルはバランスが悪い!って事で…
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小型ボードをDIYで作成されました。
パワーサプライが一番大きいという不思議なボードです(笑)




価格は張りますが、電圧変化でサウンドを細かく突き詰めたい方や、9V以外に複数の電圧を必要とするエフェクターボードを使われている方にはオススメです。




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