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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
スイッチカバー入荷!!
ありそうで無かったスイッチカバーが入荷しました。
知人を通じて金属加工業者に作っていただきました。
アルミニウム削り出し後にアルマイト処理を行ってあります。
取り付けは2mmの六角レンチで行います。

一般的な機械式スイッチって意外に踏みにくいなぁと思うのです。
BOSSをはじめとした踏み付けスイッチの方が安定感はありますね。

そこでこのスイッチカバーの登場です!!
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MAXON OD-820の改造品にグリーンカバーを取り付けしてみました。
スイッチの踏み面が広がりますのでしっかり踏む事が出来ます。

同様に他のカラーも取り付けてみました。
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これはレッド!ボディカラーとの組み合わせがケバケバしくて目立ちそうです。

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同じボディカラーでガンメタリックカバーにするとこれはこれで恰好良いですね。

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ミニタイプのペダルにブルーを取り付けました。
スイッチの高さが少し上がるのでノブにつま先が干渉するトラブルも防げます。

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カラーは5種類。
左から右へ、
レッド・ブルー・ガンメタリック・シャンパンゴールド・グリーン
となっております。

ボードの奥側に配置したペダルのスイッチ高さを上げるのにも使えますし、色分けする事でソロ用とか空間系とか機能分けも出来ます。

エフェクターの機能性アップに、ドレスアップにいかがでしょうか。

お値段は1個1500円です。
数に限りがありますので、売れ切れの場合はご容赦ください。





スイッチカバーを購入していただいたI様より、ご自身のブログ「まったりとギターでも」にて紹介いただきました。
↑ブログタイトルをクリックすると記事が開きます。




2012年9月25日の時点で全色完売となりました。
お買い上げいただきありがとうございました。

次回の生産・入荷の予定は今のところございませんが、何か進展があり次第、またアナウンスをさせていただきます。

2013年5月27日に3色ではありますが、再生産しました。
詳しくは以下のリンクでご確認下さい。

スイッチカバー 待望の再生産!



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
ACOUSTIC PREAMPの作成
最近、と言ってももう数年以上前からアコースティックギターの分野においてマグネチックピックアップと、コンタクトピエゾピックアップを搭載しブレンドする方法が人気を集めています。

しかしこのピックアップに対応した入力インピーダンスを持ち、それらをブレンドするミキサーとイコライザを搭載した物といえば市販品では数が少ないため選択肢が限られていました。
トッププロの使用するM-FACTORYなどはなかなか良いお値段だったりして、希望のサウンドを得るには多大なコストがかかっていました。

そんな訳でこの2チャンネル対応のプリアンプ作成のお話を頂きました。

   DSC05892.jpg
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ああでもない、こうでもないと部品の配置を現物合わせで考えます。
(サイズを調べる為なので部品の数値は適当です)



悩んだ末に組みあがったフロントパネルがこれ。
   DSC05929.jpg
当初は化粧板を作る予定でしたが、アルミ板の上にはレタリングを施してありました。
この保護のためにアクリルパネルでカバーしようと思い付き、アクリル板からトリマーにて削り出しました。

2mm厚のクリアアクリルパネルを使用しています。
   DSC05930.jpg

ノブを装着するとこのような状態です。
   DSC05932.jpg

上下2段に分かれていて、上の段がピエゾ用、下の段がマグネチック用のコントロールになっています。
   DSC05933.jpg
左からGAIN、TREBLE、MID、LOWで、右端のノブはマスターボリュームです。
各イコライザの周波数帯やQは依頼者の希望に合わせて細かく調整してあります。
こんな事が出来るのもオーダーの強みですね。

ケースに組み込むとこのような状態です。
ハーフラックサイズよりちょっと大きいぐらいです。
   DSC05948.jpg

裏面にあるノブはコンタクトピエゾのハウリングを抑えたりするカットフィルタです。
これも希望の周波数帯に設定してありますが、使ってみて変更が出てくるかもしれませんのでレタリングを行っていません。
   DSC05941.jpg

フロントパネルのジャックはステレオジャックになっていて、TIPにはマグネチック、RINGにはピエゾが割り振られています。
これは依頼者のギターに搭載されたピックアップシステムがこのように接続されているためです。
   DSC05949.jpg

電源アダプターを接続して、このジャックにシールドを挿すとLEDが光って回路がONになります。
   DSC05950.jpg

基板レイアウトはこのような状態です。
   DSC05923.jpg
さすがにハンドワイヤリングで作るには気が滅入るサイズですが、殆どは電源回路です。
各チャンネルの位相差を減らすため、配線の長さや回路パターンまで同じで組んであります。
イコライザ回路を通った後にミックスされるまでは完全独立です。

部品実装面はこのような状態。
   DSC05935.jpg DSC05938.jpg

チェックのためにピックアップシステムをお借りして、アコースティックギターに取り付けて試してみました。
   DSC06122.jpg
コンタクトピエゾは本来はサウンドホール内側のブリッジ付近に取り付けるのですが、あくまで撮影のためにこんな配置です。
ギターが違うので、希望とする周波数帯にばっちりハマっているかは判らずでした。
今後、やり取りを続けて微調整を行っていく事になるとは思いますが、ひとまず納品となりました。



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Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

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真空管ソケット作成
これは特殊な案件なのですが、真空管のピンアサインを変更するアダプターです。

一般的なパワーチューブである6L6を使ったアンプでJAN-6384というビーム出力管を使えるようにするための物です。

使用部品はこの程度。
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USオクタルという8ピンの真空管ソケットのオス/メスとそれらをつなぐジョイントスペーサーといった物です。
この筒状の部品は依頼者で、FENDER HOT ROD DEVILLE212のオーナーでもある天銀氏のお手製です。
Studio GREAMから必要なサイズを指定して、金属パイプの加工&持ち込みしてもらいました。

出来上がったアダプターはこのような仕上がり。
   DSC05875.jpg DSC05874.jpg
真空管の発熱に耐えるように放熱性に優れた金属をメインで使ったり、アンプの振動にも耐えるようにネジ類はロック剤を塗布したりエポキシパテを充填して固定していたりと手間がかかっています。


このJAN-6384という出力管は何でも戦闘機のレーダー用に開発された堅牢な物らしく、オーディオ用としてもオーバースペックなぐらいの特性なのだとか。
性能に対するコストパフォーマンスは抜群で、このノーマルではブーミーなHOT ROD DEVILLE212がすっきりとして幕が取り除かれたような透明感のあるトーンに変わります。

アンプ側の調整も必要なので単に載せ替えだけでは使えませんが、Studio GREAMではこのような市販品で無いから欲しいという物も相談いただければ対応しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。



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