機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
自作エフェクターのワークショップを開催します。
エフェクターは誰でも自作出来るって知ってましたか?
Studio GREAMではPASさんの協力を頂きまして、年末年始の冬休み企画としまして自作エフェクターのワークショップを開催します。
この『自作エフェクターWork Shop』が、エフェクターに対する理解をより深めたり、自分だけの機材を作るキッカケになれば幸いです。


【日時】
2012年12月26日(水) 12:00~
2013年 1月 5日(土) 12:00~
※4~6時間程度を予定しております。
昼食は済ませた上でご参加ください。

【場所】
〒869-1101
熊本県菊池郡菊陽町津久礼3029-40
Studio GREAM
ロビーに机を用意して開催します。


○工具の使い方や、ハンダづけの仕方から説明しますので初心者でもご安心ください。

○当日、完成後にスタジオで試奏をご希望の方は予め楽器をご持参下さい。
とりあえずの使用で良ければ、貸し出し用のギター&ベースもございます。

○下記のご希望のキットをお選びいただき、その参加料をお支払いください。



Q:自作エフェクターに興味があるけど敷居が高く感じる。
~A:いくつかのコツを身につければ、意外と簡単です。
このWork Shopを通じて、コツを掴んで下さい!

Q:最後まで組み立てられる自信も無い・長い間ハンダこてを握ったことがないので不安
~A:スタッフが可能な限りサポートいたします!

Q:工具もないし、使用方法もよく分からない
~A:基本的な工具は会場でご用意しております。
もちろん使用方法も丁寧にご説明いたします!

Q:とにかく何か作ってみたいけど何を作ればいい?
~A:まずは作成も簡単で完成後も使える”かんたんブースター”がおススメです。
しかしどのキットでも完成までサポートしますのでご安心ください。



自作を始めてみたい方々の様々な不安材料を少しでも取り除ければ、との思いで開催します。
途中で眠たくなるような堅苦しい講習会形式ではありません!

まずはチャレンジしてみてください!

キット一覧-参加料(キット代金込)

かんたんブースター-5000円
FETを使った2ノブタイプのブースターです。

SoundAid-5000円
オペアンプを使った2ノブタイプのブースターです。

パッシブAB BOX-5000円
電池が無くても動作するAB BOXです。

7#9-7000円
チューブスクリーマータイプのODです。

Poke Drive-7000円
OD-1タイプのODです。

Pokenity-7000円
TS系のハイゲインオーバードライブです。

awkword fuzz-7000円
ビッグマフタイプのファズディストーションです。

Fuzz Works-7000円
ファズファクトリータイプのファズです。

4step phase-8000円
FETを使用したフェイザーです。

UncleJim-8000円
ガバナータイプのディストーションです。

Blue Sky Delay-10000円
アナログのようなサウンドが特徴のデジタルディレイです。

Cosmic Drive-10000円
ケンタウルスのようなODです。

人数限定の予約制となっておりますので、参加ご希望の方はお名前、連絡先と作成したいモデルを
  pas@al.main.jp
までご連絡下さい。




ワークショップの内容やお問い合わせについては下記メールアドレスでも対応しておりますので、お気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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BOSS ODB-3のモディファイ
以前にもBOSS OD-3 & ODB-3 Modという記事でBOSS ODB-3のモディファイは行っておりましたが、今回は以前のモデルとは回路定数も変更し、新たな仕様として生まれ変わりました。

まずは外観。
   DSC00478.jpg
黄色いペダルはオーバードライブを連想させるようになったのはBOSSの功績かと思いますね。

さて、早速中身を取り出します。
   DSC00479.jpg
LEDクリッピングのドライブ回路。
   DSC00480.jpg
全体的にゲインが高すぎるように感じます。
   DSC00481.jpg
電源部分はノイズ面も考えて、コンデンサの交換と容量アップも行いましょう。

そして、また部品を差し替えを繰り返しつつ、ひたすら弾いて定数を決め直しました。
   DSC00489.jpg

組み込んだら完成です。
   DSC00495.jpg
追加されたミニスイッチは低音の出方を調整するファットスイッチです。
   DSC00496.jpg
3modeになっており、真ん中は少しバキバキした硬めのサウンド。
左右はブリブリとした低音が2種類選べます。

サウンドサンプルを撮影してみました。

DRIVEやBLENDを右側に回していってもファズっぽい潰れた歪みになっていないのが特徴ですが、ファットスイッチの設定でブーミーなサウンドにも持って行ける幅の広さが特徴です。


バイパス音の改善 4500円
ドライブサウンドキャラクター変更 4500円
ファットスイッチ取り付け 3000円

合計12000円でした。 
消費税や送料は別途必要です。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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PETERSON P100Gの修理
製造が終わって長いこと経ちますが、今も根強い人気があるPETERSONのアンプ、P100Gの修理です。

   DSC00146.jpg
ボルトを一切使わずに組まれるハードウッドキャビネット(マホガニー製)は重量感もあり、またエレクトロヴォイススピーカーと相まって、小型ながらも100Wの出力を誇ります。

フットスイッチの取り付け部が外れ、リバーブやチャンネル切り替え機能が効かなくなったとの事で持ち込まれました。
   DSC00143.jpg
シャーシ内側からナット止めされているコネクターですが、プラグを抜き差ししていくうちにナットが緩んで外れ、内部基板に当たってショートしていました。
   DSC00144.jpg
シャーシを取り外して、緩み止めのネジロックを塗布した上で、締め付けておきます。

フットスイッチは純正品ではありますが、他のモデル用の物。
   DSC00154.jpg
本体のラベリングと動作は異なりますが、チャンネル切り替えとリバーブのON/OFFスイッチとして使用は可能です。
内部のショートにより、このスイッチのLEDも焼けてしまっていたので交換します。
   DSC00224.jpg
高輝度LEDと保護抵抗を入れて交換完了!
右端のスイッチはこのP100Gでは内部配線がされていないので動作しません。

リバーブタンクも入力側の抵抗値が無限大を示しますので、断線と判断し、交換しました。
   DSC00201.jpg
手前が、オリジナルのAccutronics。奥が今回使用したBELTONのリバーブタンク。
見た目は異なりますが、同等品です。

その他、チャンネル切り替えの電子スイッチ回路のFETが不良になっていましたので交換しました。

そして、パワートランジスタに電流を流す抵抗には、発熱するためセメント抵抗が使用されていますが、大きな音量を出して使用したアンプはこの抵抗付近の基板が熱により茶色に変色していたりします。
   DSC00202.jpg
このアンプではそれほど焼けてはいませんでしたが、今後の事も考えて、抵抗のワッテージレベルを上げました。
左がオリジナル。右は今回使用した抵抗。
サイズが一回り大きくなっていますね。

振動で動いてハンダが割れたり、足が折れたりしないようにしっかり固定しておきます。
   DSC00203.jpg

世間一般ではドライブチャンネルの評判はあまり高くないですが、結構歪むし、クリーンはピッキングニュアンスをしっかり再生するし、とても良いアンプだと思います。

正規代理店も無い今、なかなか修理が出来ずに放置されているPETERSONアンプも多いとは思いますが、Studio GREAMで修理出来る場合もありますので、お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。



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Studio GREAM Original Signal Spliter&Junction Box
今回はエフェクトボード内での操作性やケーブル取り回しを改善するアイテムの紹介です。

依頼者の希望としては、「MARSHALL 1987Xをメインで鳴らしつつ、ソロの時はファズを通したJC-120も追加で鳴らしたい」
そのためにシグナルスプリッターが欲しい。との事でした。
   ss2.jpg
シグナルスプリットのみだったらスイッチ1つで済むので、内部スペースにも余裕があります。

更にチューナーアウト(アウトプットミュート)も付けて2スイッチにしてはどうか?という話でまとまりましたので、早速穴あけを行いました。
   ss3.jpg
ジャックは、ギターインプット、チューナーアウト、アウトA、アウトBです。

ケースの外観はどうしたものかと悩んだ末に、アルミケースそのものにエッチングを施す事にしました。
   ss5.jpg
マスキングテープをグルグル巻きにしつつ、部分的にカットしたりしてエッチング。
   ss4.jpg
アルミ剥き出し部分は腐食して掘り込まれ、マスキング部分はそのまま残ったエンボス仕上げになりました。
実物は掘り込んだ所がもう少し黒い色でコントラストが奇麗です。

ケース加工が終わったら組み込んでいきます。
   DSC00459.jpg
DCジャックはケースの左右に設置しました。
どちらのジャックからも電源供給できますし、プラグを差し込んだら電池は切り離されます。
しかしLED点灯のためだけの電源なので、電源なしでも使用は可能です。

同じような写真が続きますね…
   DSC00460.jpg
実はスイッチの配線を(裏から見ているので)逆にしてしまい、修正した後なのです。

表にはDAIMOテープを貼ってみました。
   DSC00461.jpg
チューナーアウト時にはどちらのアウトプットもミュートされますが、それ以外はアウトBは信号が出っぱなしですので、1987Xへ送ります。
アウトAは右側のフットスイッチでON/OFF可能なので、この後にファズをつないでJC-120へ入力すればOKですね。
   DSC00462.jpg
ケーブルはボード内の配置によりストレートプラグのショートタイプが使い易い場面もありそうですが…
とても奇麗に配線される方なので、そこは依頼者のボード組み込みのセンスに期待しましょう。

この写真は陰影が解り易いですね。
   DSC00464.jpg
シルバーアクセサリーのように、触れない部分は黒ずんだような仕上げになっています。

そして、上記のスプリッターの後に、ファズだったり、ディレイだったりをつなぐと、ボード内でアンプへ向かうアウトプットがバラバラの位置になってしまいますので、ジャンクションボックスも作ることになりました。

これはエッチング前の状態ですね。
   DSC00490.jpg
マスキングテープグルグル巻きです。
   DSC00491.jpg

当初はアウトプット2つをまとめられれば良いとの事でしたが、今後の拡張性も考えて5in/5outにしてみました。
   DSC00494.jpg
今回のようにアウトプット2つの場合は残り3つは空けておけば良いですが、例えばボードへのインプット、アンプのSEND/RETURNなども使うようになるとこれぐらいあっても困らないなと思いました。
   DSC00493.jpg

内部は絶縁ジャックを使用していますので、グラウンドループの心配もありません。
   DSC00492.jpg
TRSフォンの配線をしているので、例えばSEND/RETURNをステレオケーブルを使って1本のケーブルでまかなう事も可能です。
単純にケーブルの中継ボックスではありますが、使い方次第で様々な用途が考えられるように作成してみました。

そして納品後に組み込まれたボード写真!
   board.jpg
Studio GREAMで手を入れた製品がいっぱい!
本当、お世話になっております。



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FENDER JAPAN TN72/Naturalのフレット擦り合わせ
今回はMice Wet Shoesをはじめ、様々なバンド、ユニットで活動するKT氏のギターを調整します。

彼とは…旧屋号時代からのお付き合いであり、初めてお会いしたのは彼はまだ大学生の頃で…私の結婚披露宴の前日でした。

さて、その彼の愛用するFENDER JAPAN製TN72(Telecaster THINLINE)ですが、数々のステージを共にしてきた勲章が全体に刻まれています。
   DSC00323.jpg

ステージで盛り上がって、ギターを投げてしまったとの事。
   DSC00324.jpg
以前にジャック部分をプレート取り付けタイプに変更されたそうですが、今回はここから落ちたのでしょう、プレートが割れてしまっていました。

幸いにもジャック自体には不具合が無かったので、プレートを金属製の物に交換しておきました。
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ちなみにジャックにはスイッチクラフトのステレオジャックを採用し、リング端子もグラウンドに接続したモノラルで使用しています。
確実なコンタクトのためですね。

そして今回はフレット擦り合わせのご依頼のため、ペグを外していきます。
   DSC00344.jpg
埃が堆積していますが、外した際に掃除もしておきましょう。

弦を外す時にペグの動きが妙に軽いなと思ったのですが、ペグケースはぶつけたり落としたりした際の衝撃で歪んでガタつきが出てしまっている状態でした。
   DSC00345.jpg

この先の2枚の写真はフレット擦り合わせ後に行った作業ではありますが、前後してご紹介します。

全てのペグをクリーニングしつつ、歪んだケースの修正や注油を行って組み付けた状態。
   DSC00356.jpg
ケースの隙間が殆ど無くなっていますね。

ヘッド裏もワックス掛けを行って組み付けました。
   DSC00358.jpg


さて、本題のフレット擦り合わせです。
   DSC00348.jpg
かなり凹みがあったり、弦とぶつかった事による大きな溝などもありまして、ピッチが不安定なサウンドになっていました。

ネックを真っ直ぐにして、スケールで確認しながらサンディングブロックで擦り合わせていきます。
   DSC00349.jpg

台形になったフレット頂点を山形に整えて、ヤスリ傷を消して仕上げていきます。
   DSC00350.jpg
ローポジションのフレット凹みも奇麗に無くなりました。
   DSC00351.jpg
フレットのエッジも引っ掛かりが無いように丸めておきます。

最後にネックの仕込み角度やブリッジの調整などを行って完成です。
   DSC00353.jpg

フレット擦り合わせにより、高さは低くなりましたが、ピッチの不自然さは解消されて使いやすいギターに生まれ変わりました。
次回はフレット交換となるでしょう。
今後も壊れても壊れても…何度でも直して共に成長していってもらいたいですね。

フレット擦り合わせ 10000円
ダダリオ EXL-110 630円
SCUD JC-SC 630円

合計11260円でした。



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MARSHALL JCM-900(Model2100)の真空管交換
一時期は多くのリハーサルスタジオにも置かれていたMARSHALLのJCM900(Model2100)
その真空管交換と調整を行いました。
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以前に中古で入手されたそうですが、とても使用感や汚れの少ない良いコンディションでした。
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裏のパネルを取り外した状態。

パワー管の不具合が出ていましたので、今回は新しい物に交換する事になりました。

内部はハンダの艶もいまだ残った状態です。
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パワー管はお預かり時にはSOVTEKの物が載っていましたが、今回はGROOVE TUBESの扱うEL-34ムラードリイシューを採用。
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当スタジオの常設真空管アンプにも使用している真空管です。

併せてフェイズインバーターであるV3も同社の12AX7-Rに交換しました。
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ノイズの量とサウンドの安定性が変わりますので、ここには良質な真空管をいつも使用するようにしています。

バイアス調整はデスクで予め行った上で、スタジオ内にて音を聴きながら更に微調整を行いました。
   DSC00239.jpg
長時間弾くと、音が立体感を失って貼り付くようなサウンドだったアンプが、張りのあるクリアなサウンドに戻りました。

以前よりはほんの少し歪み量は減っている気がしますが、抜けは良くなりましたのでアンサンブルの中でも埋もれないトーンとなっています。

真空管交換・バイアス調整作業(各部接点のクリーニング含む) 10000円
GT EL-34M-Qualtet 14700円
GT 12AX7-R 3675円

合計28375円でした。


お気に入りの真空管を持ち込んでいただいての交換や調整も承っておりますが、万全の状態に合わせられるかは真空管次第となります。


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GIBSON Custom Shop HC58LP R8 VOSの配線交換
今回はレスポールの配線交換です。
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ヒストリックコレクションの58LPはプレーントップが多い中で、時々はこのようなフレイムトップの物も作られています。
リアピックアップのカバーは元々付いていませんでした。

バックのマホガニーも「美味しそう!」と思ってしまうぐらい素晴らしい色合い。
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トグルスイッチ部分のカバーにはメタルプレートが付いていました。

ヘッドを見ると、ゴールドのグローバーペグが付いています。
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ニッケルカラーの中でゴールドのペグというのも不思議な感じです。

Jimmy Pageスタイルそのままのような仕様になっていますが、認定書にはそのようには書かれていないし…
このギターを購入されてすぐに、Studio GREAMに持ち込まれて配線交換を行う事になりました。

元々からトーンポットにはPUSH/PULLスイッチが付いており、それぞれのピックアップのシリーズ/パラレルが切り替え出来るように配線されていました。
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スイッチポットのアップ。
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ハンダはちょっと多めかな、という印象。

今回は4つのポット全てをPUSH/PULLのスイッチポットにして多彩なサウンドヴァリエーションを得たいというご希望でした。
いわゆるJimmy Pageスタイルのワイヤリングを行っていきます。

アッセンブリを取り出して、使う部品と交換する部品に分けていきます。
   DSC00374.jpg
ハンダは一度全て外してクリーニングを行います。

例えばジャック部分ではこのような作業を行います。
   DSC00375.jpg
このてんこ盛りのハンダを外して…

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配線を端子の穴に絡げた上で、固定のために最小限のハンダ付け。

ピックアップセレクターへの配線はひょろひょろの細い線を使用してあったので…
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BELDENのシールド線に交換。
   DSC00379.jpg
アウトプットジャックまでシールドしながら、継ぎ目無しで確実につなぎます。

セレクタースイッチをボディに取り付けたところです。
   DSC00382.jpg

今回は配線が複雑なので、アッセンブリの殆どは先に組み立てておいてからギターへインストールするようにしました。
   DSC00380.jpg
このような作業ジグを使って、位置関係を見ながら配線の長さなどを揃えて組み立てておきます。

ギターにインストールする際はピックアップの配線とブリッジアースの配線だけで終わります。
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こうすることで、ギターに傷を付ける可能性を減らせます。

更に、ラッカー塗装にハンダのフラックスが飛ぶと塗装が荒れてしまうので、養生を行った上で作業します。
   DSC00383.jpg
パチンコ屋の広告で申し訳ない。

最後にワックス掛けを行って完成。
   DSC00384.jpg

今回の改造でコントロールは以下のようになりました。

F.Vol:フロントピックアップのシリーズ/パラレル
R.Vol:リアピックアップのシリーズ/パラレル
F.Tone:フロントとリアピックアップのシリーズ接続
R.Tone:リアピックアップのフェイズチェンジ

極太でありながら歌うようなサウンドを奏でる、素晴らしいレスポールだなぁと思いながら、完成後の動作チェックにいつの間にか時間が経っていたのは、弾いていて気持ち良かったからです。

あぁ、良いレスポールが欲しくなってしまいました(笑)


配線交換作業 7000円
PUSH/PULLスイッチポット500KA 2100円 2ケ

合計11200円でした。



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CCP CZ-860のバッテリー交換
最近はお掃除ロボットが人気で、持っている家庭も増えてきているのではないでしょうか。
週末に家電量販店に行くと、ご夫婦で店員に話を聞いている姿をよく目にします。

このお掃除ロボットの分野ではiRobot社の製品が出てきて人気を博しましたが、それを買うには我が家にはちょっと高額過ぎまして…CCP社のエントリーモデルCZ-860を購入して使用していました。
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実売1万円を切る価格なので、あまり期待はしていませんでしたが、思った以上に掃除してくれて助かっています。

値段が安い理由に、ニッケルカドミウム電池を使用している事もあるのでしょうね。
自己放電はするし、内部抵抗は高い、継ぎ足し充電を行うとメモリー機能が働いて総容量がどんどん少なくなっていく…
満充電でも稼働時間が徐々に短くなってきて、そろそろバッテリー交換かなぁと思っていましたが…
純正の同じニッカド電池を買ってもまたすぐダメになるだろうし…
このクリーナー用のニッケル水素なり、リチウムイオンバッテリーはリリースが無いし…

内部のバッテリーを見たら単三サイズが12本つながったような構造だったので、悩んだ挙句100円ショップでニッケル水素電池を12本購入して実験開始。
上手くいかなくても、テレビのリモコンなどの電池として使えば良いしと思いました。
   DSC09970.jpg
まずは4本ずつを並べて熱収縮チューブでまとめました。

それらを更にテープでまとめて、端子は真鍮板を貼り付けて12本の直列接続。
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見た目はアレですが、バッテリーユニットになりました。
   DSC09972.jpg
オリジナルバッテリーと比較しても、ほぼ同じサイズ!
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搭載しようとしたら…収縮チューブやテープの厚さ分で入りませんでした…

そこでテープは剥がして4本ずつのユニットに戻してみたら、…どうにかこうにか入りました。
   DSC09975.jpg
生基板を適当に削り出して、真鍮板をハンダ付けした物を接続端子として作りました。
   DSC09977.jpg
拡大するとこんな感じですね。
   DSC09976.jpg
しかし真鍮板にバネ性は無いため、時々接触不良が起きまして…途中で動作しなくなったり、充電が出来てなかったりと、ストレスが溜まっていました。

そこで端子板をしっかりと寸法を測って作り直し、スプリングによる確実な接続方式に変更する事にしました。
   DSC00423.jpg
両サイドの端子板はエッチングにより基板パターンを作成する本格仕様(笑)
   DSC00422.jpg
スプリングは、エレキギターのピックアップ用を流用しましたが、ホームセンターに行けば同様の物は見つかるかと思います。
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電池をまとめていた熱収縮チューブは取り除いて、単純に電池12本の直列となっています。

裏蓋には電池のズレや浮き上がりを押さえるクッションスポンジを貼り付けておきました。
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また、基板とスプリングの厚みが増した分、バッテリースペースの内壁を少し削ってスペースの確保を行っております。


完成後は…ニッケル水素電池になったおかげで、動作時間は少し長持ちしつつ、吸引力や動作速度も向上しました。
動作中で止めたい時も、そのまま充電器に戻せるようになり快適快適。
欲を言えばもう少し大容量の電池を使いたいところですが、12本買うのは意外に良いお値段しますからね。

そのうち市販の廉価グレードのバッテリーもニッケル水素が標準になっていくのでしょうが、それまではこれで頑張ってもらおうと思います。

本業は楽器のリペアマンですが、そこでの技術が役に立ったホームメンテナンスでした(笑)




思いのほか基板製作のお問い合わせが多かったので追記しますが、上記のように本体側への僅かに加工も必要ですし、電気知識が無い場合には、基板製作だけでは電池交換は難しいと思います。
本体持ち込みのみで価格的には6000円とニッケル水素バッテリー代での作業となります。
バッテリーは必ず12本同じ物でしたら、御持込みいただいても結構です。

なおバッテリー交換後、約1年使用しておりますが、全く不便もなくとても快調に掃除をしてくれています。


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IBANEZ RG480の全体調整&オリジナルピックガード作成
今回はIBANEZ製RG480の全体調整と、オリジナルピックガードの作成作業です。
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改造もされ、酷使もされて傷だらけになったライブギアという佇まい。

ネック裏の塗装剥げが、沢山弾いた努力の積み重ねを物語っています。
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こんなに使って自然に塗装が擦り切れるってギターとしては本望だろうなぁと思います。

ピックアップは全て交換され、ブリッジのサドルも1&2弦だけはフロイドローズの物が取り付けられていました。
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ピックガードが一部欠損しています。

センターピックアップの脇にもピックガードに亀裂が。
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裏側にアルミテープを貼って、辛うじてつながっている状態でした。

テープを剥がすと奇麗に分かれてしまいました。
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ピックガードは新規で作成しますが、型取りのために割れた部分は可能な限り接着して修復します。

ボディ側は導電塗料が塗られていましたが、導通は殆どなく…
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炭素系フィラーだと仕方ない事ではありますが。

銅系フィラーの導電塗料を塗り直しました。
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ワックス掛けも行っています。

そしてピックガードですが、今回はアクリルミラーからブラックパール素材へ変更します。
   DSC00315.jpg
トリマーガイドを木材でまず作成して、それをもとにピックガードを削っていきます。

重ねる順番が逆になってしまった写真ですが、ピックガードのポット穴などのレイアウトも若干変更しています。
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元々のピックガードのネジ穴と、ボディのネジ穴が部分的にズレてしまっている部分もありましたので、ボディ側のネジ穴を埋めて開け直しも行いました。
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こんな感じですね。

そして、定番の指板とフレットのエッジも丸めました。
   DSC00320.jpg
ネック裏の塗装剥がれは…
   DSC00343.jpg
塗装の段差が指に引っ掛かるように気になりましたので、ここも滑らかな手触りになるようにやすりがけをして整えています。

完成したピックガードにアルミシールドテープを貼った上で部品を搭載していきます。
   DSC00336.jpg
ミニスイッチでセンターとリアのハムバッカーピックアップの配線をシリーズ/スプリット/パラレルと切り替えることが出来るようになっています。
また、フロントピックアップはセンターとのミックス時には自動的にスプリットされてシングルコイルになるようにしました。

組み立てて、細かい調整を行って完成です。
   DSC00340.jpg
ピックガードが変わるとガラッと見た目の印象が変わりますね。

ピックアップ高さは納品時に微調整を行いましたので、この写真よりも全体的に低くなっています。
   DSC00341.jpg


形板作成を伴うピックガード作成(ブラックパール) 12000円
全体調整・ノイズ処理 12000円
SCUD DM-50(5Way Lever SW) 1680円
3Way Mini Toggle SW 2100円
CTS 500KA TONE POT(選別品) 1050円
ダダリオ EXL-120 630円

合計29460円でした。


雰囲気も一新したギターを持って、これからも沢山のステージで一緒に戦ってきてもらいたいですね。


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BOSS FV-500Hの改造
今回は多くのプロミュージシャンも愛用するヴォリュームペダルである、BOSS FV-500Hのモディファイです。
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アルミダイキャスト製の頑丈な筺体なので、荒い扱いにもビクともしない点はさすが世界ナンバーワンのBOSS製品。
   DSC00388.jpg

今回は内部部品のブラッシュアップによる信号ロスを減らしつつ、インピーダンス切り替えスイッチを取り付けます。

全ての部品が整然と基板にマウントされた構造。
   DSC00385.jpg
このクランク式の構造だと、ポットをロックtoロックの約300度を回せないのですが、回せる範囲で抵抗値がしっかりと可変する専用のポットを特注している点はさすがの一言です。

早速内部の部品を取り外しました。
   DSC00390.jpg
今回はミニマムボリュームを撤去し、ジャックや内部配線を交換して信号のロスを極力減らす方向で作業を行います。

インピーダンスを3種類切り替え出来るようにパネル面に穴を開けていきます。
   DSC00391.jpg

ミニスイッチを取り付けました。
   DSC00396.jpg
ノーマルのハイインピーダンス250Kの他に、一般的なローインピーダンスの25K、コンパクトエフェクターの後につなぐ用途を想定した100Kの3種類を選べるようになっています。

内部配線は全てポイントtoポイントで接続。
   DSC00392.jpg
エクスプレッション機能は信号経路とは独立しているので、ミニマムボリューム機能も含めて残しています。

ジャックはがっちりとした差し込み感の物に交換し、もしもの緩み防止のためにネジロック剤を塗布して組み付けています。
   DSC00393.jpg
グラウンドは18AWGの銅線でがっちり接続。

ミニマムボリュームは前述のように、エクスプレッションペダルとしての使用時にのみ効きます。
   DSC00397.jpg
TUNER OUTはインプットジャックから単純分岐だった構造から変更し、原音にロスが起きにくいように接続を変更。
ケーブルをつながなければ、ボリュームペダル回路から切り離されるようになっています。


内部配線交換 10000円
インピーダンス切り替えスイッチ増設 4000円

合計14000円(税別)でした。

単純に可変抵抗器を挟んだ構造のため、信号の劣化は理論上は0に出来ないのですが、極力ロスを減らす方向で作業を行っています。
インピーダンス切り替えスイッチの値は、ご希望の抵抗値でお作りする事も可能です。


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RS GUITAR WORKS CONTOUR GREENGUARDの調整
今回は「そのエイジド処理は本当に時を遡る」とまで評されるRS GUITAR WORKSの作る、CONTOUR GREENGUARDの調整です。
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大幅なエイジド処理はされていませんが、細かい塗装クラックや打痕はリアルの一言!
国内での流通本数も少なく、なかなか目にすることは少ないのですが、見つけたら是非弾いてみてほしいメーカーです。

細部まで精密に加工されたその仕上がりは見た目だけではない、本当に当たりの艶やかで倍音が豊かなサウンドを放ちます。

オリジナリティ溢れるヘッドストック。
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FENDERスタイルを完全コピーしない点も好感が持てます。

指板上20フレット位置にシリアルナンバーが打刻されています。
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フレットはジェスカー製。
エッジの処理も丁寧です。

ブリッジサドルはRaw Vintage製のプレスサドルにエイジド処理したものを搭載。
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しかしエイジド処理により、ネジが固着していて、調整のために回すのに難儀しました…
(後半にある調整後のサドル高さ写真と比較してみて下さい)

トレモロスプリングもエイジド処理されたRaw Vintage製ですね。
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アルミニウム系素材のイナーシャブロックが独自サウンドに一役かっていそうです。

ネックポケット部分のサインなど。
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きっと2009年製のギターなのでしょう。
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指板はとても目の詰まったローズウッド。
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材料である木材の品質はとても高いように感じます。

1弦のペグケースには少しガタつきが出ていました。
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隙間が広くなっていますので…

一度取り外して裏側のカシメをやり直しました。
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見た目には少し隙間が狭くなった程度の違いですが、ペグのガタつきはかなり改善されています。

電装系を見ていきましょう。
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リンディフレーリンに特注したピックアップが採用されているという話を耳にしたことがあります。

ハンダ付けもやり直しをしなくても良いと思えるような、しっかりした作業が行われていました。
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ボディ側には導電塗料塗付などのノイズ処理は行われていませんでしたが、今回はこのままで仕上げることになりました。
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ピックアップキャビティもヴィンテージリイシューに比べれば少し深めに加工されている感じで、もし背の高いピックアップに交換するとしても、余程でなければボディを掘らずに取り付け可能でしょう。
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ジャック部分の配線はちょっと危なかったです。
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白い線の芯線が剥き出しになっていたので修正する事にします。

こちらは修正後。
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勿論、端子穴に絡げて最小限のハンダで固定。

今回はネックが少し逆ぞりになっており、サドルの高さも少し高い状態でしたので、その辺りの基本的な調整をしっかり行いました。
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お預かり時よりも(ビリつかない程度に)弦高は下げて仕上げています。

ワックス掛けも行って完成。
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今回は目立った作業や改造は行っていませんが、なかなかオーナー自身がバラして内部を確認する事が少ないと思いますので、写真多めで記事を書いてみました。

基本調整 3000円
ペグ&配線の補修 2000円


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JIMI HENDRIX Painted STRATの修理
以前にもFERNANDES FGZギターの調整でお世話になりましたお客様より、珍しいギターの調整依頼をいただきました。

JIMI HENDRIXがお好きな方なのですが、そのペイントがされたギターをオークションで入手したところ、とてもコンディションが悪いレプリカだったそうで…
「何とか使えるようにしてくれ!」とGREAMに持ち込まれました。
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ネックはとても使えないような状態だったとかで、FENDER JAPANのネックをご自身でマウントされ、その他にアッセンブリとブリッジもFENDER JAPANのギターから移植されておりました。
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ネックエンド部分のピックガード処理が粗いですね…

ネックを外してみると元々のネジ穴位置と大きく異なっていました。
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つまりボディ側の穴位置がFENDER規格では開けられていないという事になりますね。

ボディのネックポケットはガタガタ…平面って何?と言わんばかりの状態。
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ポケットの奥側が深い角度が付いていて、2.5mm厚のシムを挟んでもまだネックの仕込み角度が足りないような状態でした。

更にネックジョイント用のネジ穴も斜めに開いていました…

プレートを乗せてみるとねじ穴が斜めに開いているのが解り易いですね。
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反対側ではプレートの穴とボディ穴が揃うのに、ポケット側だとずれています。

ボディの加工も粗く、導電塗料のような物が塗られてはいますが、全く導通していません。
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そしてセレクタースイッチ付近に木材の剥き出し部分が!
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おそらくですが、組み込み時に入らなかったために削り足してそのままなのではないかと…
一般に見えない部分は気にしない品質(気質?)なのでしょうか。

これらの開いた穴は一度埋めて開け直し。
ポケットもパテで整形してトリマーで平面を出していく事にしました。

早速ボディ側の穴を埋めるべく、ドリルで穴を拡大していたら硬い手ごたえがありまして…
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なんと折れたドリルの刃が穴の中から出てきました。

ネック側の穴も大きめに掘って埋めます。
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エンド側には無理矢理にネジを締めた際に出来たであろう亀裂もありましたので、併せて補修しておきます。

丸棒にタイトボンドを塗って差し込んだらクランプ!
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ボディ側にも丸棒を接着しつつ、ウッドパテでポケットの肉増しと段差埋めを行って…
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乾燥後にネックポケット用のトリマーガイドをあてがって削り出し。
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正しい位置を割り出してネック、ボディ共に穴を開け直しました。
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ポケット側はスケールで確認しながら、少しずつ削って深さの調整を行ってあるのは言うまでもなく。
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シムを入れること無く、適正な仕込み角度になりました。

ブリッジの取り付けネジの穴も斜めに開いていました。
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ここも埋めて、開け直して…とやっていくとほぼ全てやり直しになり、作業工賃も上がっていってしまうので、必要最小限で行う事になりました。
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1&6弦の取り付け穴は埋めて開け直しましたが、他のズレの大きい穴は使わず、4点止めのブリッジになっています。


組み立てて弾いてみると…意外にもブライトでありつつも痛くはないストラトサウンドが出てきて驚きました。
また近々のライブでお披露目してくれる事と思いますので、持ち主をご存知の方はこうご期待!!



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