機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
2013年2月のブログは…
いつもこのStudio GREAMブログを見ていただいている方々、どうもありがとうございます。

お陰様で、少しずつではありますが、徐々に一日当たりの閲覧者数が伸びています。

更新頻度が少ないのに、連日見ていただいて本当にありがたい限りです。


さて、そんなStudio GREAMも3月25日にはオープン1周年を迎えます。
その前の月、2月は確定申告もあったり…結構忙しい事が予想されますが、内容は今までぐらいのボリュームでブログの毎日更新にチャレンジしようと思います。

こんな事を言って自分を追いつめて頑張る訳ですね。

年末年始で調整や改造のご依頼いただいて、納品が済んだ機材でまだ紹介出来ていないものはドンドン書いていこうと思います。

逆に言うと、翌日には過去記事になってしまいますので、自分の楽器はいつアップされるのか楽しみに毎日チェックしていただければ幸いです。


更新が滞ったら…ネタ切れって事でご理解ください。


ネタ切れしないように、日々の作業を頑張ります。



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PHILIP KUBICKI ストラトタイプの全体調整
今回は昨今では珍しいブランドであるPhilip Kubickiギターの全体調整です。
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全体にびっしりとフレイムの入ったメイプル2ピースボディに、フレイムメイプル/エボニー指板のネック。

写真では杢が伝わりにくいですが、全面にびっしりです。
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こんな材料で今作ろうとしたら材料代だけでいくらかかるんでしょうね…

ペグにはクロコダイル社のロック式ペグが使われていました。
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オーソドックスなストラトキャスタースタイルです。

ネックポケットにはシリアルナンバーかどうかが不明ですが、4桁の数字が打刻されていました。
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ネック側にも刻印がありましたが、それぞれ何を表わしているかは調べが足りず、判りませんでした…
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一応、オーナー用の記録という意味でも写真を撮影しておきました。

今回はノイズ処理が一切されていない状態でしたので、まずは定番の導電塗料塗りから始めましょう。
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部品を外して、足付けしてマスキング…

導電塗料が乾燥するまでこのまま待機です。
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ブリッジを取り外した際に掃除をしましたが、イナーシャブロックにはブラスが使用されていました。
というより、ネジ以外の殆どの部品がブラスで出来たブリッジです。
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SCHECTERのステッカーが貼ってありますね。

ピックガード裏側を見てみますと、シールドテープは貼られていません。
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しかし、このギターはボディのネジ穴などから察するに、元々は11点止めの別のピックガードだったのだと思います。
今回の依頼者様は中古で入手されているので、以前の持ち主が11点止めから写真にある8点止めの鼈甲柄に交換したのだと思います。

ピックアップは一見するとSCHECTERのMONSTER TONEのように見えますが、アンダーマグネットではありません。
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モデル名は判りませんが、アルニコマグネットを使用しているので同社のCHICKEN SHACKでしょうか…
しかしコイルの外側にはシールドされていますし…
詳しい方がいらっしゃいましたら情報をいただけると助かります。

ピックガードにはアルミシールドを施して、配線もやり直しました。
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お預かり時にはジャックへのハンダ付けは貼り付けただけでしたので…
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ジャック交換と共に、端子穴にしっかりと絡げてハンダ付けしてあります。
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続いてネック周りの作業を行います。
ナット溝が深く、開放弦だけビリつきが出てしまう状態でした。
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交換するには勿体ないような微妙な状態でしたので、ナットの表面を削った粉で溝を一度埋めました。
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適正な深さで溝を切り直して修正しました。
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指板やフレットのエッジは角ばっていたので、丸めていきます。
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数種類のやすりを駆使してエッジを丸めました。
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握った際の掌に当たる感触はとても柔らかくなっています。
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そして、作業途中の写真を忘れてしまいましたが、軽くフレットの擦り合わせも行っています。
しっかりと擦り合わせるほどにはフレットが減っていなかったので、フレットの山形の整形という方が正しいかもしれませんね。

アームは使わないという事でしたので、スプリングは5本張って、更に共振を防ぐためにスポンジを敷いておきました。
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弦高調整やオクターブなどを合せて、最後に拭き上げて完成です。
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その材料や部品により、全体的に重めの重量でしたが、薄くコンプレッションが効きつつとても締まったサウンドは独特でした。


全体調整・ノイズ処理 12000円
ラッカー塗装アップチャージ 1000円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
ARKAY 10-46弦 1050円

合計14470円でした。



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GRASSROOTS REINDEERのブリッジ調整
今回は以前にもGIBSON J-200&J-45にピックアップを取り付けでお世話になりました倉田様より、エレキギターの調整依頼をいただきました。

GRASSROOTSのREINDEERというデザインですが、これはナイトメアというバンドのギタリスト”柩”モデルですね。
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中古で最近入手されたそうですが、「アームは基本的に使わないので、フロイドローズタイプブリッジのチューニングのし難さを何とかならないか?」というご希望でした。

フローティングさせることで音程を激しく上げ下げできる事がメリットのブリッジなのですが、それを敢えて固定してしまう事で作業方針がまとまりました。
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スタッドアンカー部分には金属プレートが取り付けられていました。
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弦の引っ張りテンションに負けてアンカーが経年で傾いていかないように、の配慮でしょうか…

ブリッジを固定するために今回はストッパーを作成しました。
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といってもステンレスのネジ類と、スチールプレートに穴あけをした物の組み合わせではありますが。

これをトレモロスプリングの間に取り付けて、ネジの飛び出し量を調整してブリッジの平衡状態を保持します。
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位置が決まったらフランジナットを締めて固定しつつ、チョーキング時にブリッジが引っ張られて音程が下がるのを防ぐためにトレモロスプリングを少し締めこんでおきます。

チューニング後にブリッジを横から見た状態。
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この状態でフローティングはしていない事になりますね。
そしてアームダウンは使えますが、アップは出来なくなっています。
その代り、チューニングは素早く決まりますし、弦が切れてもプレイは続けられますのでメリットもあるという仕上がりですね。

基本調整(フロイドローズタイプ) 3500円
ブリッジストッパー作成 2500円

合計6000円でした。



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BOSS CE-2Bのモディファイ
今回はBOSSのベース用コーラスであるCE-2Bのモディファイです。
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ベース向きに周波数レンジを拡大しつつ、エフェクトレベルコントロールが追加されていますが、基本的にはCE-2とほぼ同じ回路です。

内部の基板はこのような感じ。
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・アダプタージャックがACA規格のため、PSA対応に変更
・バイパス音の改善
・エフェクト音のローミッドの押し出し感を強くする
・LEDをブルーに変更

このような希望に沿って回路定数を変更しつつ部品交換を行っていきまして…

あっという間に完成後。
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電源部分のレギュレーション改善を行い、ノイズ低減やPSA化しました。
オリジナルではエフェクトONすると少し細くなるような感じがありましたので、コーラス側のフィルターを開けて中低音を増してあります。

ステッカーを貼って完成!
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あまりエグくはかかりませんが、曲の中でアクセントとしても、掛けっ放しでも使える自然な揺れが特徴ですね。
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サウンドキャラクター調整 6000円でした。

その他にも揺れの深さを切り替えるスイッチを付けたり、低音域のブーストスイッチを取り付けたりも可能です。


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ORNETTS GM-7Rの全体調整
今回のギターはValley ArtsのMシリーズやMUSICMANのEXシリーズの丁寧な組み込み、美しい塗装技術等で高い評価を得たハイエンド・ギターが手がけるオリジナルブランドORNETTSのGM-7Rです。
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ホンジュラスマホガニーや厚手のメイプル、漆黒のエボニーなど良材を使用し丁寧な作りながらも、リーズナブルな価格は驚異的です。

ボディバックにはフレイムも出たマホガニー1枚板が使用されています。
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指板には豪華なインレイが施されていました。
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GOTOH製のブリッジはボディにタイトにネジ留めされ、弦振動をロスなくボディに伝える構造になっています。
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浅めのネック仕込み角度を与えられたギターなので、高さ調整幅確保のためにブリッジ部分は落とし込み加工が施されています。

今回の作業は全体調整とノイズ処理に加えて、ピックアップを含めた電装系の交換を行いました。

お預かり時は導電塗料などは一切塗られておらず、私としては気になるほどの「ジーー」というノイズが出ていました。
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単線を組み合わせて配線されています。

これらは全て交換する事になりましたので、アッセンブリとして取り外しておきました。
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早速、導電塗料を塗っていきます。
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今回使用する部品はクライオジェニック処理が施されたポットです。
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依頼者様がご自身でチョイスされて持ち込まれた部品を使用しています。

ボディに組み込む前にアッセンブリを予め組んでおきます。
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配線材はいつものBELDENの8503ですが、信号線とグラウンド線を対に撚り合わせた構造にして、ノイズ対策を行っています。
アッセンブリを組み込んだ状態は、このように奇麗にまとめられたと思います。
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導電塗料は勿論ピックアップキャビティにも塗ってグラウンドに接続しますので、こちらもマスキングして塗料の乾燥待ち。
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乾燥したらいつものように錫メッキ線とラグ端子を用いて確実にグラウンドへ接続。
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ピックアップはGIBSONの57CLASSICを持ち込まれました。
ご自宅の縁側に2年ほど放置すると、このような渋い色合いに変化するそうです。
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持ち込まれた時点ではピックアップマウント用のネジが無かったので、これだけは新品をStudio GREAMで手配しました。
(ピックアップマウントスクリューインチセット 630円)

指板とフレットのエッジもいつものようにやすりで丸めて、滑らかに仕上げていきます。
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元々から多少は面取りされていましたので、写真ではあまり違いが出にくい程度の削り量となってしまいました。
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導電塗料塗付時には全体にワックス掛けもしておいたので、最後に拭き上げれば輝きます。
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完成後は当初気になったノイズも殆ど無くなり、セミホロー構造からくるトーンも相まって、艶とコンプレッションのあるサウンドに生まれ変わりました。
お受取り時にも「驚くほどに蘇った!これでやっと使っていけそうだ!!」とのありがたい感想をいただき、感謝の念でいっぱいです。


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GIBSON MELODY MAKER DOUBLE SGの全体調整
今回は何とも貫禄のあるルックスのギターです。
1968年製GIBSON MELODY MAKER DOUBLE SGですね。
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鮮やかな赤のFire Engine Redという色なのですが、経年で焼けてオレンジ色になっていました。

ボディバックはまだ赤が飛ばずに残っていますね。
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コントロールキャビティ内にはブラスプレートが入れられていましたが、他のモデルと共用なのでしょう、穴がいくつか開けられていました。
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配線はしっかりと端子に絡げてハンダ付けされており、丁寧に作られていた事が伺えます。

コントロールキャビティの蓋裏側には金属的な塗料が塗られていて、多少の導通が確認できました。
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しかしこの蓋にはアルミテープを貼って、しっかりとシールド処理していきます。

ネックの塗装クラッキングも凄まじいの一言!
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ヘッドも細かいクラッキングがビッシリです。
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ロッドカバーはオリジナルは黒1プライですが、上から白の塗料で塗り潰されていました。

ブリッジ側のストラップピンはネジが緩くなっていたので、一度埋めてから穴を開け直しておきます。
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これは穴を埋めて乾燥待ちの状態ですね。

フレットはすり減ってかなり低くなってしまっていますので、近いうちに交換が必要になるかと思います。
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使い込まれた楽器は指板のエッジは自然に丸くなっていくものなので、今回はフレットのエッジを中心に丸めておきました。
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そして定番のノイズ処理を施すために部品を外していきます。
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ブリッジやピックガードの下には元々の赤が鮮明に残っていますね。

マスキングをして導電塗料を塗っていきます。
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導電塗料塗付後。
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ヘッドのクリーニングをしようとペグを見ると…ペグブッシュが浮いていました。
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ペグを取り外したらブッシュがポロリと落ちてしまいました。
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しっかり噛んでいないのですね。

ペグは交換された跡があります。
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この後の写真を撮り忘れていますが、ペグブッシュにはテープを巻いてヘッドの穴の中にしっかり収まるように調整して取り付けしています。

ブリッジ部分の金属パーツはクロームメッキポリッシュを使用して、汚れ落としとコーティングを行いました。
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元々のピックガード裏側はこのような状態でした。
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ピックアップのアース線が外れてしまっていたり、今にも他の端子とショートしそうだったりと危なっかしい状態でした。
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ピックアップをバラしてみると、ハンダ付けもいい加減で、こちらも今にもショートや断線しそうな状態でした。
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ピックアップコイルからの線はシールド線を取り付け直し、収縮チューブで絶縁しつつ組み直し。
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コイルの下側にはシールドもしてみました。

ピックアップセレクトスイッチからコントロールキャビティにつながる配線には、定番のBELDENの4芯シールド線を使用しています。
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コントロールキャビティの仕上がりはこのようになりました。
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ポットは全て内部クリーニングを行った上で測定して、OKだったので再利用しています。

フレット減りによってナット溝は深くなり、弦が埋まってしまうような状態だったので、溝の切り直しと整形を行っておきました。
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ナット溝の切り方ひとつで音の抜けや立ち上がりは大きく変わります。


今回は、ピックガードにピックアップを取り付けるネジをいっぱいまで下げてもフロントピックアップの音量が大きく、前後のバランスが取れない状態でした。
今後、もっと長めのネジなり、受けのメス側だったりが入手できた際に交換してバランスを取る事になります。

レコーディングが控えているとの事で、ノイズを少なくしつつ立ち上がりの早いサウンドを目指しましたが、今後はフレット交換やブリッジの交換なども視野に入れつつ使っていっていただければと思います。

全体調整・ノイズ処理 12000円
ラッカー塗装・セットネックアップチャージ 2000円
モノラルジャック 420円
ダダリオ EXL-110弦 630円

合計15050円でした。



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KOALOHA CONCERT UKELELEにピックアップ取り付け
最近はアコースティックギターにピックアップを取り付ける事が増えてきましたが、今回はウクレレへのピックアップ取り付け作業を行いました。
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KAMAKAと並び、人気のウクレレメーカーKOALOHAのCONCERTです。

お預かり時にはボディトップに貼りつけるピックアップを使用されていましたが、時々剥がれてしまったりして不満を持たれていたらしく、今回はStudio GREAMおススメのピックアップを内蔵する事になりました。
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この部分にエンドピンジャックを取り付ける穴を開けていきます。

センターラインをひいて、穴あけポイントを決めたら、小さなドリルからスタートしてゆっくりゆっくりと穴を大きくしていきます。
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目標の直径12mmの穴が開きましたので、穴の周囲は面取りを行っておきます。
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取り付け前に写真を撮るのを忘れてしまったのですが、ピックアップはこのような物で、今回は高音と低音を別々に拾う2Way方式をチョイス。
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この写真でいうところの中央の物ですね。

ピックアップが音を良く拾う位置を探しながら位置決めして、内部に貼りつけました。
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ジャックにケーブルを接続して音を確認。
とても良いです!
ノイズも殆ど感じないぐらい少ないし、ふくよかで温かいサウンドで、ピエゾピックアップにありがちな硬くキンキンしたサウンドではありません。

ヘッドをはじめ、ボディ全体にワックスをかけました。
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ギラギラにならないように、汚れを落とす事に注力しました。

指板のエッジは少し尖っているように感じたので、軽く紙やすりをかけて丸めておきました。
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フレットもしっかり磨き上げてから弦を交換して完成です!

電池も要らず、それでいてノイズが少なくしっかりと柔らかいサウンド。
このピックアップはアコースティックギターに使っても良さそうです。

ピックアップ取り付け加工 5000円
2wayピエゾピックアップセット 8400円

合計13400円でした。

これで今後はストレスなく演奏してもらえると良いなぁと思います。


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SPEAR Gae-Bolgのカスタマイズ
今回はSPEAR Gae-Bolgというベースのご紹介です。
このSPEARというブランド、日本国内ではまだ殆ど知られていません。
日本に入ってきたのも2011年という事ですから、国内ではまだまだ無名ですが、毎年のNAMM SHOWに出品するなど海外では認知度の高いブランドに成長しています。
(詳しいスペックは上記モデル名をクリックすると輸入代理店のホームページが開きますので、そちらで確認してください)

さて、そのGae-bolg(ゲイボルグ)というベースなのですが、ジャズベースのようなオフセットコンターボディに、ピックアップが3つも付いています!
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フロントはジャズべ、センターはプレべ、リアはミュージックマンタイプ。
3ボリュームなので、それぞれのピックアップのミックス具合で多彩なサウンドが出せるのが特徴です。

良質な木材を使用していながら安価なのは、インドネシアの工場で作られているからです。
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細かい所を見るとちょっと粗い加工が気になります。
例えばナット溝が大幅に高かったり、形が不格好だったり…
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Studio GREAMでは取り寄せ販売も行っておりますが、その際は細かい部分までセットアップした上で納品を行います。
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指板やフレットのエッジは一般的ではありますが、ちょっと角ばって握り込むには少し硬く感じます。
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そこで、いつものようにフレットと指板に面取りを施して柔らかい握りになるように修正しました。
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フレットの端面が丸く滑らかになっています。
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そしてナットも不要な部分を削って整形しました。
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溝の話はここでは伏せますが、巻き弦は弦の上半分が露出するぐらいのナット形状が良い鳴りにつながると感じます。

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完成後の写真ですが、フレットのエッジの滑らかさが伝わりますでしょうか?
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指板やフレットもしっかり磨いてピカピカになっています。

次にボディ側を見ていきましょう。
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ハンダは…悪くはないですが、直したいレベルに感じました。
ピックアップが3つもあると、そりゃ配線の本数も増えますからね。

そのピックアップですが、ボディにしっかりとネジ止めされており、またキャビティには導電塗料も(それとなく)塗られていました。
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この価格帯では塗っていない物も多いのに、なかなかやるなぁ…

しかし導電塗料は塗り直しをしますので、ピックアップも全て外します。
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ピックガード上に出音をミュートするスライドスイッチが用意されていますが、そのボディ側の導電塗料はちょっと雑に塗られていますね。
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塗り直しますので、これらは一度削り落します。

早速マスキングを行って導電塗料の塗り込み。
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いつもの作業ですね。

導電塗料が乾くまでの間にピックアップのシールディングを行いました。
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全てのコイルに同様に銅箔テープを巻いて…のみならずボビンにも銅箔テープを貼り込んでおきました。
そして配線を一本追加してグラウンド線を独立して引き出しておきました。

ピックアップをボディに取り付けて…
   DSC00702.jpg
ここで配線に悩みました。

元々の3ボリュームは正直言って使いにくい。
そもそも3つのピックアップを並列で鳴らすとインピーダンスが下がって奥に引っ込んでしまう感じがしていましたので、1つないし2つのピックアップを鳴らしつつマスターボリューム仕様にしてしまおうと決めました。


悩んだ挙句、かなり複雑な状態になって完成!
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ピックアップセレクトは6wayロータリースイッチを採用して、6通りの組み合わせを選べます。
そしてピックガードに空いている穴を全て使うため、Studio GREAMオリジナルプリアンプを作成してハイとローの2BANDアクティブイコライザも搭載しました。


コントロールはこの写真で説明します。
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右から左の順で、マスターボリューム、ピックアップセレクター、ハイ、ローのコントロールです。
マスターボリュームは特には説明不要ですね。

ピックアップセレクターは以下のような切り替えになっています。
1:フロント
2:フロント+センター
3:センター
4:センター+リア
5:フロント+リア
6:リア


ハイとローはセンタークリックが無いポットを使用していますが、真ん中でフラットとなり、時計周りでブーストし、反時計回りでカットするBAX型で組んでいます。

そして元々はミュートスイッチだったスライドスイッチですが、マスターボリューム仕様になったため…配線を変えて、リアピックアップのシリーズとパラレル切り替えスイッチになりました。
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最後に弦高やオクターブを合せて完成です。
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低めの弦高とピックアップ組み合わせによる多彩なサウンドで、ジャンルを選ばずにプレイできそうです。

マッチングヘッドも良い感じです。
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塗装はとても丁寧に感じますね。

そんなこんなで見た目はあんまり変わっていませんが、中身は大きく変わったGae-bolgです。
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新品定価73500円のベースですが、この一本に限り55000円で販売します。
プリアンプ作成12000円、全体調整・ノイズ処理13000円、ロータリーセレクター搭載4500円の作業が行われていてこの価格、ご希望の方はお早めにご連絡下さい!

2月吉日、美人オーナーの元へ嫁いでいきました。


しかもファーストオーナー様にはネックや弦高・オクターブ調整などの基本メンテナンスが、手放されるまで無料保証です。

直接ご来店いただけるお客様は試奏も可能です。


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FENDER CUSTOMSHOP SHOWMASTERの全体調整・ノイズ処理
今回は2001年に作られたFENDER CUSTOMSHOP製SHOWMASTERの全体調整とノイズ処理です。
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アルダーバックにアーチトップのフレイムメイプルを組み合わせたボディ、SSHのピックアップ配列に2点支持トレモロとローラーナット、ロックペグ…多彩なプレイスタイルに対応するヴァーサタイルなギターですね。

今回はピックアップ交換も同時に行いますが、まずはノイズ処理のために全バラシ。
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導電塗料のような黒い塗料がピックアップキャビティ内に塗られていますが、導通状態も不安定でしたので、一度落として塗り直します。
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コントロールキャビティにも導電塗料が塗られていました。が、ここもやり直します。

足付けを行ったらマスキングをして、いきます。
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一か所、マスキングテープのカットをし忘れたまま写真を撮ってしまいました(笑)

導電塗料が乾いたら、錫メッキ線とラグ端子を用いて確実にグラウンドにつながるように配線していきます。
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この時点ではワックス掛けも済んでいるので照明反射の艶が輝くようになっていますね。

そして感心したのはこのネック材!
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とっても目の詰まった良質なバーズアイメイプルです。
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鳥眼杢が上手く撮影できませんでしたが、実際は結構びっしりと入っています。

カスタムショップ製品ともなると指板のエッジは流石に丸めてありますが、フレットエッジはもう少し丸めておきたいなと思いました。
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こちらが作業後↓
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コントロールキャビティを見ていきましょう。
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こちらはお預かり時の状態↑

ピックアップはSuhrのFL(シングルコイル)を2発とSSV(ハムバッカー)をお持込みされましたが、ピックアップにもノイズ処理を施しておきます。
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コイルにアセテートテープを巻いた上に銅箔テープを巻いて、グラウンドに接続…今までもこのブログで度々紹介している作業です。
ハムバッカーも念のためシールディングしておきました。
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この後でシングルコイルのマグネットには導電塗料を塗ってグラウンドに接続しておきます。

キャビティ内ではピックアップ以外の配線を先に行っておきます。
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僅かな長さではありますが、キャビティからジャックまでの穴にはノイズシールドがされていませんので、シールド線で配線を行いました。

ピックアップの配線を行った状態がこちら↓
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この部分の蓋の裏側にもアルミテープを貼って当然シールディングしてあります。

最後に弦を張ってネック調整やオクターブ調整などを行って拭き上げたら完成!
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弾いていて色んなサウンドが出てくるのでとっても楽しくなれるギターですね。

全体調整・ノイズ処理 13000円
交換部品や弦は全てお持込みいただきました。


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BENJI製STRATOCASTERタイプの調整
熊本にもギタークラフトの工房は数か所ありますが、その中のひとつBENJI GUITAR CRAFT SHOPで作られたストラトの調整です。

私もメインギターにはこのBENJI GUITAR CRAFT SHOPで作ってもらったストラトを使っていまして、兄弟ギターのような気になります。

さて、パッと見た目はサンバーストのストラトですが、22フレットのローズ指板でアルダーボディ、なのにピックガードは白の1プライというFenderの歴史上は無かった仕様です。
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ネックシェイプはオーナーの好みのギターと同じシェイプにしてあるとの事。
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それにしてもバーズアイが見事です。

ネックの木取りもしっかりと目の詰まった良材です。
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余談ですが、私のストラトのネックもこのような目の詰まり方をしています。

指板のローズウッドは肉厚ですが、エッジは立っていて、握った感触が少し硬い印象です。
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オーナー曰く、ブリッジにはYAMAHA製のシンクロトレモロが搭載されているとの事。
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ピックガードを開けてみました。
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Dimarzio製YJMピックアップが3発搭載されています。

ポットはCTS製250KA、セレクターはCRL製、コンデンサはSBE製オレンジドロップ0.020μFでした。
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詳しく見てみると…
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ハンダ付けの量が少し多めに感じます。
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トーンポットの真ん中の端子はハンダが少し酸化していました。
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ヴォリュームポットの端子は、ハンダで貼り付けてある状態で穴に通されていませんでした。

ポットなどはFENDER USA準拠の部品を使用していますが、ジャックは国産の(FENDER JAPAN等に付いてくる)部品でした。
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ここもハンダが少し多めですね。

写真を撮り忘れましたが、このジャックはスイッチクラフト製のモノラルジャックに交換しました。

BENJI GUITAR CRAFT SHOPで作られた後に他のリペアショップでブリッジ交換などが行われているので、上記のハンダ付けに関してはどのお店でこのような状態になったのかは定かではありません。

次にボディを見ていきましょう。
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アルダー2ピースで、目の詰まった良質な材を使用しています。
塗装はVANZANDTよりも遥かに薄いニトロセルロースラッカーが施され、超極薄のため木目が指先で判るほどです。

導電塗料によるノイズ処理のために、キャビティにはやすりで足付けを行ってマスキングをします。
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導電塗料を塗布したら乾燥を待ちます。
   DSC08660.jpg

アッセンブリの写真を撮影しておりませんが、配線はBELDEN8503を用いて、ハンダも必要最小限で配線しました。
   DSC08670.jpg
各ポットをつなぐグラウンド線にはAWG18ゲージのOFC単線を使用。
これはいつものStudio GREAM仕様ですね。


ブリッジ部分なのですが、後から取り付けられたYAMAHA製ブリッジはボディセンターラインに対して斜めにずれて取り付けられておりましたので、穴を埋めて開け直します。
   DSC08667.jpg
穴埋め中。

飛び出た部分をノミで奇麗に削り落します。
   DSC08668.jpg

正しい位置を測定して穴あけ。
   DSC08669.jpg
1ヶ所での作業写真になっていますが、それでは傾きが整わなかったので、結局3か所修正しました。

ブリッジのイナーシャブロックとブリッジプレートの合わせ面がデコボコしていました。
   DSC08637.jpg
鋳造のバリなどが残っている状態ですね。

平面が出たやすりの上で削って平らにします。
   DSC08638.jpg
ブリッジプレートの裏側も同様に削って、面で接触するように修正を行いました。

サドルには弦による摩耗が見られたので全部ばらしまして…
弦と接するサドル面をひとつずつ紙やすりで磨いて滑らかにしています。
   DSC08671.jpg
組み立て取り付け後。
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ベースプレートはいつものクロームポリッシュで磨いてコーティングまで行ってから組み付けています。

そして握ると少し痛かった指板のエッジも全て丸めて滑らかになっています。
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弦を張るとこのような感じです。
   DSC08675.jpg
お預かり時と比べるとエッジが尖っていないのが確認できますね。

先にワックスがけは行っているので、弦を張って調整したら拭き上げて完成です。
   DSC08673.jpg
ノイズも殆ど無くなり、抜けるサウンドに生まれ変わったと感じますね。


今回調整していて感じたのはYJMピックアップ(2012年現在はHS-4という名前に変更されています)はヴィンテージタイプのスタッガードポールピースレイアウトのため、3弦のポールピースが高い(弦に近い)のです。
このポールピースレイアウトは3弦はプレーン弦が主流になった今では、2弦との音量バランスが取りづらく、相対的に2弦が小さく聞こえます。
大音量でドライブさせて弾くとそんなに気にはならないのですが、小音量のクリーンサウンドだとちょっと違和感を覚えてしまいますね…
このピックアップを開発当時、イングウェイ氏がこのポールピースレイアウトの仕様に拘ったからだそうです。


全体調整・ノイズ処理 12000円
ラッカー塗装アップチャージ 1000円
ブリッジ取り付け穴埋め&開け直し修正 5500円
スイッチクラフトMONOジャック 420円
ダダリオ EXL-110弦 630円

合計19550円でした。





暫くは上記の状態で使用されていたのですが、どうにもそのサウンドに納得がいかないとの事で、ピックアップ交換の相談を受けました。

そこでSQUIER JAGMASTERの調整で搭載したWilde USAピックアップの印象が良く、また希望に沿ったサウンドになるのではないかと思い、提案の上でアメリカより取り寄せることにしました。

到着までは何だかんだで注文から1か月ほどかかってしまいました。
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まずは取り付け前にアッセンブリを再確認。

サウンド比較のため、今回は動画も撮影してみました。

アンプ設定はフラットですが、アンプのチャンネル切り替えのほかに、ギターのピックアップセレクターやボリュームも操作して弾いています。

そして、こちらは取り寄せたピックアップ。
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各ポジションでポールピースのピッチを微調整してあったり、現代のテクノロジーでノイズレスなシングルコイルサウンドを追い求めた傑作だと思います。

一般的なストラトキャスターに搭載すると、(若干は長めですが)配線を切り揃える必要もなく奇麗に取り纏めて搭載できます。
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グラウンドが独立した3芯仕様なので、配線の仕方で様々なサウンドヴァリエーションを試す事も出来ますね。

ピックガードに搭載後。
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シリコンチューブが付属しており、一般的なゴムチューブのように経年変化で硬くならないように考えられています。

配線は端子に絡げてハンダ付け。
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カバーのエッジは丸みを帯びた形状になって、ポールピースが飛び出していないフラットな見た目が当初とは異なる感じですね。
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そして交換後にアンプセッティングは全く変えずに弾いてみました。

そのサウンドは全く別のギターのように感じるほどでしたが…動画で違いがあまり出ていないように感じたら…それは私の演奏技術のせいです…

私個人としてはYJMピックアップ時のサウンドも嫌いでは無かったのですが、Wilde USAピックアップに交換して弾いてみたら…気持ち良くて、時間を忘れて弾いていました。

破裂寸前の風船のような緊張感を伴いつつ、プリンプリンとしたシルクのような艶のある滑らかな質感と絶妙なコンプレッション。

これで1個5000円しないお値段(2012年11月の相場計算)は驚異的です…
購入をご検討されている方は、今現在はアメリカからの個人輸入となります。
簡単な文面ではありますが当然英語によるやり取りです。
海外からの送料を浮かせるためにStudio GREAMでは注文の取りまとめ発注も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談下さい。



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第1回&第2回エフェクター自作ワークショップを開催しました。
2012年末に自作エフェクターのワークショップを開催します。という告知記事を書きましたが、その第1回&第2回の開催が終了しましたのでご報告です。

まずは2012年12月26日に開催した第1回。
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参加者3名での開催で、手先が器用な方から、はんだごては人生で初めて触る方までいらっしゃいました。
手前のカメラ目線の方はチューブスクリーマータイプの作成をされた鶴田様。
鶴田様は同じ熊本にてStudio Smithというリハーサルスタジオを運営されている方でもあります。


始めのうちは会話もあり、和気あいあいと進むのですが…
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手前のニット帽の男性はハンダ初挑戦の桑原様。
ビッグマフタイプを手順通りに作成され、無事に完成まで一発で到達出来ました。

あ、これは私がちゃんと説明しているように見える写真ですね(笑)
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左は開催にあたり、キットの手配や告知等でご協力いただきましたPASの中本さん。
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右はクロスリメイクという服飾関係のお仕事をされている荒木様。

荒木様もチューブスクリーマータイプを作成。
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普段から針仕事等をされているためか、ハンダ付けもスムーズでした。

ケースに組み込む辺りから、完成形が見えてくるので口数が減って、黙々と作業が進んでいきます。
   DSC00643.jpg

第1回は準備も後手後手で、完成までに時間がかかってしまいましたが、最終的には全員一発で音が出て喜んでいた様子。
(実際は私と中本さんが一番ホッとしていたりします)


そして2013年1月5日に開催の第2回。

5名様参加で12時スタートでしたが、お仕事の都合でスタートに間に合わない方もいらっしゃいました。
   DSC00725.jpg
まずは部品が揃っているかを部品表にチェックしながら確認していきます。

これは全員揃った際の写真ですね。
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皆様、手先が器用でどんどんと作業が進んでいます。

チューブスクリーマータイプを作成された佐藤様。
   DSC00729.jpg
基板へのハンダ付けは見難いと難儀されていましたが、ケースへの配線作業からはスピードアップ!
1時間超の遅刻を取り戻す怒涛の追い上げが始まりました。

そうこうしていると、ビッグマフタイプを作られた荒牧様は完成の音出しに!
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偶然、お店の内覧に来ていた学生さん2名も連れだって、スタジオ内で爆音で完成したエフェクターを弾いています。
こちらは完成したビッグマフタイプ。
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作業が加速中の佐藤様。
   DSC00738.jpg
隣に座られている吉川様とはご友人のため、お互いに進行状況を確認しながら作業されていました。

そして今回のワークショップで一番の作業ボリュームを誇るケンタウロスタイプを作成された上野様。
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基板が他の方のほぼ2倍のサイズですが、凄まじい勢いで作業が進みました。
(遅れていらっしゃった事も含めて、当日の完成は難しいだろうな…と私は思っていました)

そしてFET1石のかんたんブースターを作成された山本様。
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部品点数も少なく、音出しまでは一番早かったので、続いてボリュームポット追加の改造まで行って完成!

ここにきて佐藤様、組みあがってひとまず音出し!
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一発OKでしたので、この後でノブを取り付けたり、裏蓋を閉めた完成形で再度弾いていただきました。
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そして同じくチューブスクリーマータイプの作成をされた吉川様。
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配線や半田付けも丁寧で、こちらも一発で音出しOK!

そして「頭から煙が出る!!」と言いながらもほぼ皆様と同タイミングで完成まで辿りつかれた上野様。
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ケンタウロス、やっぱり音太い!
そのサウンドは気に入っていただけたご様子でした。


「エフェクターは自分でも作れるし、作る事でその構造に理解を深めたり、機材を大切に扱う気持ちが芽生える」そんな思いで開催しましたが結果的にはとても有意義なイベントだったのではないかと思います。

「次は何を作ろうかな」という声も出ていましたし、私としても数か月に1度は開催していきたいなと思いました。

早速ですが、次回は3月の開催予定です。
また日程が決まり次第、追ってご案内させていただきますので、是非ご参加下さい!
ハンダ付けが全くの初心者でも大丈夫!
堅苦しい講義はいっさいありません。


そして今回感じた事は、PASさんのキットの品質の高さですね。
しっかりとレジストされたガラスエポキシ基板やシルク印刷も含めてとても作業性の良い基板だなと感じました。
抵抗やコンデンサをはじめ、使用している部品は値段優先ではなく音質や品質優先でチョイスされている印象がありました。
ヴィンテージな抵抗がオイルコンデンサが…配線が…とやたらにオカルトめいたチョイスではないのが好印象ですし、何よりそれらの内容でありながら安い!
今回のワークショップではほぼ部品原価に近い価格で資材を提供していただき、大変お世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。


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ROLAND JC-120UT
以前にもROLAND JC-120Bのモディファイという事でJC-120の改造作業は行っておりましたが、今回はStudio GREAMのスタジオ常設のアンプを、より使い易いように改造しました。
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JC-120UTという型番ですので、先のリンクの物よりは古いタイプですね。

センド/リターン端子が付いている物が欲しかったのです。
   DSC00432.jpg
(その他に所有しているJC-160もJC-77も、このセンド/リターン端子は付いていないのです。)

大幅に改造してしまうとよく知るジャズコサウンドでは無くなっていきますので、最低限の部品交換でいきます。
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内部は小型の部品使用が多くなりましたね。

このアンプは中古で購入してから一度も開けていなかったので、メンテナンスも兼ねて見ていきましたが…
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ラインアウトの端子など、一部破損している所がありましたので、この機会に交換しました。

部品の在庫は持っていませんでしたので、使用頻度の高いインプットジャックを交換して、玉突きで背面のジャックへ移植しました。
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金メッキ接点のジャックを使ってみました。

ちなみにオリジナルの状態はこんなジャックです。
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このアンプ、日本国内仕様の2ピンコンセントなのですが、Studio GREAMのコンセントはアース端子を備えた3ピンで作られていますので、このアンプも3ピン仕様に変更しました。
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オリジナルの電源ケーブルは白と黒の2芯でしたが、緑色のグラウンド線付き3芯ケーブルに変更しつつ、シャーシグラウンド線(写真では青色の線)も接続しました。

そして今回の作業の一番の目的である、フットスイッチの作成です。
オリジナルの状態でDISTORTION、CHORUS、REVERBと3つのコントロールのON/OFFを行うためには、BOSS FS-5Lなどのラッチスイッチが3台と、ケーブルも3本必要でしたので…
なかなかフットスイッチ常設のスタジオって見た事がありません。
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そこでこの写真のように、シャーシに角穴を空けまして…

LANケーブル用のコネクタを搭載しました。
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内側はこのように、上の基板と干渉する事もなく良いクリアランスを保った上で収まっています。
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そしてフットスイッチはアルミ折り曲げケースで作成。
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内部配線はLANケーブルを切って使用しました。
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音声信号が通る訳でもないし、つながっていればどんな配線材でも用は足すのですが、配線の本数からもLANケーブルは便利ですね。
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このスイッチケース側にも勿論LANコネクタを取り付けました。
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アンプ側とフットスイッチを一般的なLANケーブルで接続します。
簡易的なロック機能も備えていますし、いざという時に入手しやすいこのケーブルは、ギターの分野でもとても重宝すると思います。

フットスイッチのLEDを点灯させる電源もLANケーブルを介してアンプから供給しています。
   DSC00458.jpg
LED色は信号の並びと同じにしてみましたが、拡散カバーを付けて写真に撮るとよく判らないですね(笑)

実機はStudio GREAMのスタジオ内に常設しておりますので、実際に使ってみて下さい。



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