機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ELECTRO HARMONIX SMALL STONEの修理
今回は結構古めのELECTRO HARMONIX製SMALL STONEの修理です。
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傷だらけのルックスですが、全体的なコンディションは良い状態です。
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ピンタイプのDCジャックは、昨今の定番のセンターマイナス2.1mmタイプに交換する事になりました。

内部のコンデンサ破損修理という事でStudio GREAMに入ってきましたが、電源部分の抵抗に焼け、コンデンサの膨れや外皮剥離などが起きている状態でした。
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こちらがケースからアッセンブリを抜き出した状態。
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銀色のフィルムコンデンサは外皮の剥離が起きて、ポロポロと崩れる状態でしたので同年代のストック品で交換する事にします。

交換作業後はこのような状態。
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電源部分にπ型フィルタを搭載しつつ、全てのコンデンサ交換にてノイズ低減を図りました。
追加された大きな電解コンデンサが目立ちますね。

DCジャックとバッテリースナップの交換も行いました。
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ジャック直付けで電解コンデンサも追加してあります。
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アダプターはBOSSなどと同じ、センターマイナス2.1mmのDC9Vを接続出来るようになりました。
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最終的に動作確認後に発送となりました。
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焼損部品交換修理・ノイズ低減化 5000円
DCジャック交換 1500円

その他、トゥルーバイパス化やLED変更など色々な作業が可能です。
お気軽にお問い合わせください。


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FERNANDES ST-TYPEの調整と改造
今回は色鮮やかなカラーが目を惹くストラトタイプの調整と改造です。
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中古で約1万円ほどで入手し、フレット交換やリフィニッシュを経て蘇ったギターですが、更なるグレードアップのため、Studio GREAMでノイズ処理やミッドブースター搭載などの作業を行う事になりました。

とても薄いニトロセルロースラッカー塗装なので扱いには気を使いますね。
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凄まじい生鳴りは「昔の国産ギターは手を入れれば本当に生まれ変わるので、もっと評価されるべき!」との思いを新たにさせられました。

ネックプレートにはFERNANDESの刻印がありましたが…
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シリアルもヘッドデカールも何も無いので、FERNANDES製だったかどうかはオーナーのみぞ知る、です。

リフィニッシュ時にフレット交換とナットも交換されていました。
溝の深さもバッチリでしたが、ナット幅全てで弦に触れている状態でしたので、この部分はヘッド側を少し透いておきます。
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指板のエッジはもう少し丸めても良いかなと思いましたが…フレット交換は完璧!
「いい仕事してますねぇ!」(笑)
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ネックポケット脇には1.2mmほどの隙間がありました。
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隙間がある状態は全てがNGだとは思いませんが、ネックが横にずれたり動いたりしてしまう状態ではNGです。

ジャックのハンダは悪くはないですが、もう少し絡げてハンダしてあるとより安心ですね。
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今回はステレオジャックに交換するので、一度取り外します。

ピックガードを開けてみると…
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ピックガード裏のシールド処理はされていません。

コンデンサはオレンジドロップが付いていました。
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ヴォリュームポットのハイパスフィルターはテレキャスターと同じ値であり、絞るとローカットされてチャキチャキな音になるので…滑らかに音量が落ちるように修正を行います。

内部には炭素系導電塗料がしっかり塗られていました。
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前オーナーがしっかり手を入れていたのでしょうね。
しかし銅系の導電塗料に塗り直すために一度この黒い導電塗料は削り落してしまいます。

そして今回のポイント!
ミッドブースターを搭載するにあたり、電池をどこに収めるかが問題になってきます。
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電池スペースを掘る事になるのですが、そのためのテンプレートを作成しつつ、端材で試し掘りしてサイズの確認。
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ガタつきやビリつきも出ず、かつ取り出しもし易い絶妙なサイズでテンプレートの作成が完了。

この後でボディに電池スペースを掘り込んで、導電塗料を塗りました。
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既にアースラグも取り付けてある状態です。
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電池を納めるとぴったりサイズです。

ピックアップコイルにはいつものように銅箔テープを巻いてシールディングしました。
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一番手前が施工前状態ですね。

ピックガード裏にはアルミテープを貼り、アッセンブリの組み込みを行いました。
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ヴォリュームポットとセレクタースイッチの間にミッドブースター基板を設置しました。
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小型にデザインしてあるので、設置スペースには殆ど困る事はありません。

パッと見はステレオジャックですが、リング端子の長さがちょっと特殊なジャックに交換。
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ストラトのジャックキャビティだと、一般的なステレオジャックでは端子が壁面に当たってしまい、プラグが挿し込めないのです。
その場合はジャックを曲げて加工するか、こういう特殊形状の物を使用して対処しています。

指板のエッジのみ面取りを追加加工しました。
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やっぱり柔らかい握りの感触は病みつきになります。
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外形は変更していないので、見た目には違いが判りにくいですが…ナット溝も切り直しています。

ネックポケットの隙間は木材でスペーサーを作成して貼り付けてあります。
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スペーサーは木材の色が目立たないように黒で塗りました。

途中の写真はありませんが、ブリッジは一度バラしてブロックとプレートの接合面の平面出しを行って、組みたて直しています。
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3弦で1音半アームアップ出来るフローティングで調整しました。

全体的にワックス掛けを行って完成です。
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コントロールはマスターヴォリューム、マスタートーン、ミッドブーストという状態になりました。


電池ボックスは交換の利便性を考えて外側に掘る事も勿論出来ますが、電池交換の頻度って半年から1年に1回ぐらいなんですよね。
このギターのオーナーはプロミュージシャンのギターテックをされていますので、ピックガードを開けて電池交換なんて難しい作業ではないとの事で…
見た目に変更が無い、電池内蔵スタイルでの作業となりました。

このような様々な希望を聞いて、打ち合わせの上で作業対応させていただいております。

全体調整・ノイズ処理 19000円
バッテリースペース掘り加工 5000円
ミッドブースター作成・搭載 12000円
CTS VOL.POT 1000円
CTS TONE POT 1000円
CRL 5Way Lever SW 2000円
SWITCHCRAFT STEREO JACK 600円
DURACELL 9V BATTERY 500円

合計41100円(税別)でした。


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TRIPLE VALVE CASTERの組み直し
松美庵さんのサイトは自作エフェクターを試みた方なら必ず見た事があるんじゃないかと思いますが、その中にValve Casterという、12AU7真空管を使用したブースターの製作記事があります。

海外ではこれを元に2段、3段と増設した物を作っている方がいるそうで…

今回はその3段接続ブースターの記事を読んでご自身で作成を行ったが、上手く動作しないので修正してくれ!という事でStudio GREAMに持ち込まれたペダルの作業です。

TAKACHIのアルミダイキャストケースでは一番大きなサイズに部品が狭く並んでいます。
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ちょっとフットスイッチが踏みにくそうだったり、真空管剥き出しのレイアウトなど、気になる点はありますが…
それらを踏まえて自作の楽しみかもしれませんね。

中を見てみると…
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配線を追いかけるのが大変でしたが不具合の原因としては…
・電源ジャックの極性が間違っている
・真空管ソケットの端子同士でショートしていた。
・フットスイッチでも配線の先端が隣の端子に触れてショートが起きていた。
・グラウンドにつなぐべき部分が一部つながれていなかった。


各配線をこのアースラグ端子で結ぶのもちょっと…出来ればL字ラグなどでしっかり固定して中継ポイントを作ってあげたいですね。
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という訳で…不具合原因を探しつつ作業していたら、ほぼすべてやり直しをする事になっていきました。
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こちらが完成後の内側。
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使える部品は極力外して再利用しましたが、コンデンサなどは一部新品に交換しています。
こんな感じで無駄を減らして実装できると、もう少しポットやスイッチなどを寄せてレイアウトしてフットスイッチ周辺のスペースを空けれるようにようになるでしょう。

真空管ソケット部分は空中配線が主ですね。
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部品の足は他の端子とショートしないように、しっかり絶縁しておきます。
配線は浮かせず、ケースに這わせて配線をするように心がけるとトラブルが減るでしょう。

DCジャック部分にはアダプターの極性を間違えても故障しないように、ブリッジダイオードを入れて保護しました。
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センタープラスでも、センターマイナスでも使用できるようになりますが、電圧はDC12V以下での使用をお願いします。

先ほどとは逆向き、フットスイッチ周辺が見える角度で内側をもう一度。
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エフェクト自体のバイパスと、各真空管ブースターのON/OFFで合計4スイッチになっています。


今回のように自作してみたはよいものの、上手く仕上がらないという場合に修正を行う事も可能です。
その際には作業工賃の他に、回路図や実態配線図などの資料提供と、交換が必要な部品代は別途必要になります。

しかし諦める前にご相談いただけましたら、その機材は日の目を見るかもしれません。



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GIBSON CUSTOMSHOP Les Paul Juniorのフレット擦り合わせ
熊本にPURPLE LOUDというバンドがありますが、そのギターヴォーカルの紫藤様より、GIBSON CUSTOMSHOP Les Paul Juniorのフレット擦り合わせ依頼をいただきました。

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無駄が一切ないこの仕様、ピッキングでサウンドを変えるしかない男のギターですね。

ナットやペグは以前に交換されていました。
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ナットにはオイル漬け牛骨が使用されていましたが、溝はまだまだ余裕があり、ローポジションを抑えるとかなり音程がシャ-プしてしまう状態でした。

ナット溝だけが原因では無く、フレットの減りが大きな原因です。
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それだけ沢山弾いてきたって事ですよね。
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指板がえぐれるぐらいに使われいるのにこのフレットの減り量なので、強く押弦する演奏スタイルでは無いと思います。

ネックジョイントは隙間なくピッタリです。
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レギュラーラインでもこれぐらいはしっかり作ってほしいなぁと思うのですが…


さて、話を戻して…既にフレット擦り合わせ後の状態です。
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ローポジションの顕著なフレット減りも無くなって滑らかな形状になりました。
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ナット溝を適正に切り直したら、弦が埋もれるぐらいに溝が深くなってしまったので、外形も整えて磨いておきました。
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シビアに合わせる事は出来ないのですが、オクターブも大体合せて、全体的にワックス掛けを行って完成です。
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納品時にはローコードを弾いた時の音程の違和感が解消されてお喜びいただけました。
開放でチューニングが合っていても、弦を押さえるとどうも音程が危うい場合はフレットやナットの状態をチェックしてみると良いでしょうね。

フレット擦り合わせ(ナット調整や弦高調整など含む) 10000円
今回ぐらいの作業でしたら(混み具合にもよりますが)1日預かり程度で仕上げる事も可能です。


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MXR MICROAMPのトゥルーバイパス化
今回は結構古めのMXR MICROAMPのトゥルーバイパス化作業です。
Jim Dumlop扱いになる以前のモデルで、LEDもDCジャックも無い仕様ですね。
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内部は手作り感がまだしっかり残る状態でした。
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基板の保護スポンジは経年でボロボロになって、触ると崩れ落ちていきます…

入力ジャックから回路とスイッチに信号が分けられ、出力ジャックへの接続を選択する、いわゆる昔ながらの切り替え方式です。
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ハイインピーダンス信号だと、つなぐだけでハイ落ちを如実に感じますね。

LED付きトゥルーバイパスに変更との事で、ケースへの穴あけとスイッチ交換を行いました。
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亜鉛ダイキャストケースへの穴あけは、穴が開く瞬間に粘ってドリルが巻き込まれるので慎重にゆっくり開けます。
バッテリースナップも劣化していたので、この機会に新品に交換しておきましょう。

基板上のオペアンプは希望によりソケット化。
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その他、バイパス切り替えのスイッチングノイズを減らす方向でプルダウン抵抗の交換を行っています。
電源ラインにもコンデンサを追加してノイズ対策を施しておきました。

LEDは高輝度BLUEですが…LEDの特性か、Studio GREAMで使用している青LEDは白っぽい色に見えるとよく言われます。
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でも視認性は良いですよ。


LED付きトゥルーバイパス化(スイッチ交換含む) 6000円

DCジャックを追加する場合は1500円で取り付け可能です。


その他、BOSSのCE-2もモディファイさせていただいたのですが、写真を殆ど撮ってなかったため、ご紹介は依頼主様のブログ「CE-2(BOSS)とmicro amp(MXR)のSTUDIO GREAMさんによる改造の話」にてさせていただきます。


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FENDER MEXICO Classic Series '50s Stratocaster Modの調整
今回は関東より調整のために送られて来ました、FENDER MEXICO Classic Series '50s Stratocasterの調整です。
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ピックアップは同社の69STRATセットに、ピックガードは鼈甲柄の物にご自身で交換されたそうです。

ネックの仕込み角度が浅く、サドルのイモネジがこれだけ飛び出していても弦高は高めな状態でした。
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弦高が高い原因はナット溝にもありまして、プレーン弦の溝は驚くほどに高くて調整必須です。
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指板やフレットのエッジは角張った握り心地ですね。
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ピックガードを開けてみました。
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ピックガード裏側にはオーナーご自身がアルミシートを貼られたのでしょうか…
アルミシートには皺も寄っていますし、配線もグチャッとした取り回しなので、一度全てやり直しをさせていただく事にします。

ひとまず導電塗料をしっかりと塗っておきましょう。
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そしてピックアップコイルのシールディングですね。
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手前がノーマル。
真中がコイルにアセテートテープを巻いた状態。
奥は更に銅箔テープを巻いてグラウンドに接続してあります。

アルミテープを貼り直したピックガードに搭載されたアッセンブリ。
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ピックアップのリード線は切らずに奇麗に取りまわしておきました。

ギターは50'sスタイルですが、ピックアップが69ストラトなので配線材は70年代のBELDENを使用してみました。
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ジャックはスイッチクラフトに交換。

そしてフレットの減りも目立ち、音詰まりが発生する状態でしたので擦り合わせも行う事になりました。
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指板面に傷をつけ無いようにマスキングをして、184Rのサンディングブロックでフレットを削っていきます。
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フレットや指板のエッジも面取りを行い、滑らかなグリップに仕上がりました。
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フレット擦り合わせによりナット溝の切り直しも行いましたので、外形も整えて磨き上げ。
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そして弦を張って調整していると、どうにもサドルがズレて響きが逃げている感じがしまして調べてみると…
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11.2mmピッチのベースプレートに対し10.8mmピッチのサドルが使用されていたためサドル間に隙間が出来ていました。
FENDERの現行品はこの組み合わせのようですが…どうにも違和感を感じます。

そこで新品のギターから以前に取り外して保管してあった11.2mmピッチのFENDERサドルに交換しました。
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サドル間の隙間が無くなり、逃げているように感じた弦の振動も改善されて、立ち上がりの早いサウンドになりました。

全体的にワックス掛けを行って完成です!
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全体調整・ノイズ処理 15000円
フレット擦り合わせ 10000円
CTS VOL.POT(選別品) 1050円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
FENDER プレスサドル(中古) 3150円

合計29620円でした。



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アコースティックギターにピックアップを取り付け(3本分)
短期間に似たような作業が重なってしまったため、まとめてご紹介させていただきます。

まずはいつもお世話になっております倉田設計の倉田様のGUILD D-55です。
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お孫さんが生まれた記念に中古で入手されたとの事ですが、新品と言っても遜色ないようなグッドコンディションでした。
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こう、各部に貝のインレイが入れられていると高級感がありますね。
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大きめのボディも相まって、音量が大きいギターです。

いつものようにエンドピンジャックを取り付けるために、ストラップピン穴を拡大していきます。
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今回はL.R.BaggsのElementという、サドル下に仕込むピエゾピックアップを取り付けますので、このサドルも高さ調整のために削る必要が出てきますね。
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これはまだ削っていない状態の写真です。

ストラップピンを取り外しました。
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ストラップピンを差し込むためにすり鉢状に穴が開いていますので、直径12mmの穴になるようにリーマーとドリルを使用してゆっくり拡大します。

今回取り付けるピックアップです。
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以前に倉田様所有の他のギターから取り外した物をご持参いただき使用しました。

サドル下にピックアップを仕込み、当初よりも弦高を下げるためにピックアップの厚さ分と、少し追加で削ってあります。
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サウンドホールエッジには音量調整用のダイヤルヴォリュームを貼り付けました。
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将来的に同社のANTHEMピックアップに交換されるかもしれませんが、その場合はサドル削り作業が必要ないので取り付けもし易いですね。

その他、ナットの溝を切り直したり、指板エッジの面取りを軽く行っています。

ピックアップ取り付け加工 5000円
サドル削り調整 3000円
ナット溝切り調整 2000円

合計10000円でした。





続きまして、GIBSONのLG-00です。
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このギターにはFISHMANのNEO-Dというマグネチックピックアップを御持込みいただき取り付けます。

ストラップピンはネジ止めされていますので、取り外してから徐々に穴を拡大していきます。
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直径12mmの穴になるまで広げて、エッジは面取りを行いました。
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NEO-Dピックアップは直接アンプに接続するように、ピックアップからケーブルが長めに出ています。
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ギター内部に据え付けるには長すぎるので、必要な長さまで切り詰めた後でエンドピンジャックへハンダ付けしました。
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エンドピンジャックはFISHMANの4極ジャックを使用し、マグネットとピエゾを別々に出力するなどの将来的なシステム拡張時にもスムーズに対応できるように配慮しました。
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サウンドホールの淵に挟んで取り付けられたピックアップ。
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配線は内部で動いてしまうとノイズ源になるので、突っ張らない程度にしっかり這わせて固定しています。
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全体的にワックスをかけて完成です。

ピックアップ取り付け 5000円
FISHMAN エンドピンジャック 2100円

合計7100円でした。




そして最後は…実は私の私物(笑)
YAMAHA LL-10Dです。

確か…私が25歳の時に千葉の楽器店で中古で売られていて…何度も通って弾いて…やっと買う決心がついた思い出のギターです。
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当時はマイケル・ヘッジススタイルを練習していたため、ボディヒットの傷が点在しています。
ヤマハのギターは経年でクリア塗装が白濁してしまう物が多く、このギターも購入当初から若干の白濁がありました。
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それからまた年数が経っているので更に白くなっちゃっていますね。

このギターにはエンドピンジャックが取り付け出来る穴が既に開いていて、それを塞ぐための大型ストラップピンが取り付けられていました。
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多分、前オーナーがピックアップを取り外してから手放したのだと思います。

以前にウクレレにコンタクトピエゾピックアップを取り付けましたが、思いのほか良かったので、試奏も出来るように私物に取り付けることにしました。
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高音部と低音部で別々に拾ってミックスする2wayスタイルです。

穴は既に必要なサイズに開いているので、ナットを締めるだけでジャックの取り付けは完了。
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電池を使用するプリアンプ入りピックアップに比べれば音量は劣りますが、必要十分な出力とローノイズなサウンドが得られますし、ジャック取り付け作業のみのため、加工ダメージも少ないのがポイントです。
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このギターは試奏も可能ですので、アコースティックギターにピックアップを取り付けたいが迷っているという方は是非当店で試してみて下さい。

2wayピエゾピックアップはジャックまで込みで9240円でご用意しております。
取り付ける際の工賃は別途必要ですが、部品のみの販売も承ります。



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Paul Reed Smith CE24のノイズ処理
今回は、Studio GREAMで好評をいただいているギターのノイズ処理作業です。
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Paul Reed Smithのボルトオンネックジョイントモデル、CE24です。
メタリックパープルというのか、珍しい色ですね。

ザッとした配線ではありますが、そこそこノイズも少なく、しっかり作ってある印象がありますね。
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ネックジョイント部分の精度は素晴らしかったです。
一本一本、最終的な勘合調整を人の手で行っているのでしょうね。
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対して、キャビティは導電塗料を筆でペペッ!と塗った程度で、残念な印象。
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今回はノイズ処理作業なので、これらの導電塗料は削り落した上で、新たに導電塗料をしっかり塗り込みます。
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コントロールキャビティの蓋が収まる部分までしっかり塗ります。
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そして組み込み。
勿論、ピックアップキャビティはアースラグ端子と配線材を用いて、確実にグラウンドへ接続しています。
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配線材はBELDEN8503を、グラウンド線と撚り合わせてノイズキャンセルを狙いながら使用しています。

フレットは汚れや錆も見受けられたので、ついでに磨いてピカピカにしておきました。
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全体的にワックスをかけて艶を取り戻しました。
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ノイズ処理 8000円
スイッチクラフト MONOジャック 420円

合計8420円でした。

今まで以上にローノイズなギターになって、一層プレイの幅が広がると良いなと思いながら納品となりました。


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ピックアップ交換3本!!
今回は、ピックアップ交換をやってみたが、いまいち合っているのか不安との事で、やり直しも含めてStudio GREAMに持ち込まれた3本を一気に紹介いたします。

まずはBACCHUSのベースです。

ご自身でバルトリーニのピックアップに交換されたそうです。
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元々のピックアップは2芯に対し、バルトリーニは1芯シールド。

普通のジャズベース配線ならば元々付いていた位置に配線し直せば良いのですが、トーンノブを引き上げると前後のピックアップが直列につながれるスイッチが搭載されていまして…

これをやるにはピックアップの配線からグラウンドを独立させないと上手く機能しないのです…
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ジャック付近でグラウンド線が剥き出しの状態はショートが怖いですね…
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ひとまずピックアップを取り外して、キャビティやブリッジのアース線も短すぎたので改めて引き直しました。
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バルトリーニピックアップはコイルの巻き始め、巻き終わりの他にグラウンドの3端子構造になっていました。
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2芯シールド線を用いてこれらの端子を独立して引き出します。

そしてピックアップを直列に接続するスイッチポットへ配線。
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その他の配線も可能な範囲で手直ししておきました。

見た目はお預かり時と大して変わりませんが、弦が張られていないのでピックアップの高さは大体で合せてあります。
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ワックス掛けを行って完成です!

そしてSQUIERのAffinity Telecasterに取り掛かります。
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こちらもご自身でDIMARZIOピックアップセットに交換されていました。
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しかし、キャビティ内でぐちゃっと丸めこまれた配線がありまして…
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元々のピックアップは2芯だったけど、新しいピックアップは配線が3本だったので、判らない1本は丸めて押し込んでおいた、との事。
グラウンド線なので、つながなくても音は出ますが、ノイズ面ではちょっと不利ですね。

そしてコントロールプレート部分はこのようなハンダ付けでした。
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スイッチ端子間はハンダブリッジで接続されています…

全て取り外して正しく配線し直しました。
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セレクタースイッチの端子間はハンダでつながれていましたが、しっかりと配線を絡げて接続する方式に変更しました。
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こちらもワックス掛けを行って完成!
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そして3本目はPLAYTECHのフレットレスジャズベース。
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先ほどのBACCHUSから取り外したピックアップを玉突きで搭載する事になりました。
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ハンダ付けは酷いという感じではありませんでしたが…
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この筆で塗ったような黒い塗料の塗り方はいかがなものか…
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適当に撫でつけただけ…目止めなのかノイズ対策なのか…謎です。

そしてさすがPLAYTECH!ピックアップのサイズもオリジナルで、FENDER規格で穴が開いていません…
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センターもずれて穴あけされていたので、テンプレートを当てがって正しい位置にトリマーで加工を行いました。
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ピックガード側も同様にテンプレートを使って穴の拡大と修正を行いました。
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リアピックアップは削った部分が目立ってしまいますね…

余分な長さの配線も整えて、ハンダ付け完了!
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離れて見る分にはそんなに目立たないのですが、しかしPLAYTECHのジャズベースは安くてもピックアップ交換すらまともに出来ないのはちょっと困りものですね…
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一度に3本を集中して行ったので、写真が少なくて申し訳ないです。



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MOON JJ-5の電装系変更改造
今回はMOON JJ-5の電装系を変更改造しました。
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ボディにマスキングテープが貼られた後の写真しか無かったのですが、お預かり後に貼ったものです。

コントロールキャビティは余裕があるレイアウトですね。
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バルトリーニのXTCTが搭載された2BANDイコライザ(Midは内部トリマーで固定)仕様でしたが、以下のような希望で作業を進めます。

・Midの積極的なブースト/カットが出来るようにしたい。
・Midのフリケンシーも切り替えたい。
・ポットの穴は増やしたくないので既存2BANDはスタック方式に変更してスペースを作る。
・アウトプットをMuteするスイッチを取り付けたい。


使用する部品のネジ山サイズがオリジナルの部品と異なるため、穴の拡大加工を行うと共に、ミニスイッチの搭載穴も新たに開けました。
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最初の写真で貼られたマスキングテープは、穴あけ位置を打ち合わせて書き込むためだったのです。

内部のスペースの取り合いで、電池の置き方やプリアンプの位置を変更しました。
   DSC01802.jpg
配線は硬い上に本数も多く、結構苦労しました。

ミニスイッチの脇に設置されたこの黒い箱がミッドブーストやフリケンシー切り替え(250Hz/500Hz/750Hz)ができるMCT3MCです。
   DSC01803.jpg
電池の置き方が変わったので、バッテリースナップも方向を変えつつ耐久性があるものに交換しました。

コントロールを表から見るとこのような仕上がりに。
   DSC01809.jpg
この写真で右側のミニスイッチはアウトプットミュートスイッチです。
左側はMidフリケンシーを3段階で切り替えるスイッチ。

カメラの特性なのか、周囲の光量なのかは詳しくないので判りませんが、赤系の楽器は毎度上手く撮れませんね…
   DSC01810.jpg
納品時に「今までドンシャリだったサウンドが、ミッドコントロールが出来るようになったことでより多彩なサウンドに対応できるようになった。これから沢山使えそうです」との感想をいただけました。

配線交換・木工工賃 5000円
バルトリーニ MCT3MC 3150円
スタックポット 2100円
スタックノブ(GOLD) 1260円
スイッチ付きポット(PUSH/PULL) 2100円
3wayミニトグルスイッチ 1575円
2wayミニトグルスイッチ 1050円
KEYSTONE バッテリーホルダー 315円

合計16550円でした。



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ROOM-Bに大型鏡を導入しました!
オープン時には予算の関係で設置できなかった大型の鏡が、とうとう入りました。
まずは広い方のROOM-Bのみですが、施工を私と私の父親とで行う事で何とか予算内に収まり設置ガ実現しました。

この壁面に設置します。
   DSC01932.jpg
蓄光クロスが見えなくなりますが…仕方ない。
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鏡は縦1800mm、横2400mm(800mm×3枚)で設置する事にしましたので、その内側100mmスペースの壁紙を剥がします。
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奇麗な壁紙をベリベリと剥がすのは胸が痛いです…

鏡用の強力両面テープとコーキングボンドで貼り付けますので、ボンドを塗って、両面テープを貼り付けて…
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まずは1枚目を設置します。
   DSC01938.jpg
2枚目、3枚目も同様に貼って…
   DSC01939.jpg
合わせ面に負荷がかからないように気を付けつつ連貼り完了です。

ドラムセットの付近から見ると部屋の中が見渡せますので、なんか広くなったような錯覚に陥りますね(笑)
   DSC01940.jpg
これからも新しい機材の導入やリニューアルなどを続けていきますので、また是非ご来店くださいませ。



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GUYATONE FLIP 300FCの修理
以前にGUYATONE FLIP 300FCIIアンプの修理という記事を書きましたが、それを見られたお客様よりFLIP 300FCのオーバーホールとノイズ低減の作業依頼をいただきました。

製造から20年前後経っているとは思えないぐらいとても奇麗な外観を保たれています。
   DSC01766.jpg
裏板の割れもこの個体にはありませんでした。
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スピーカーはCERESTION製のG10L-35が搭載されています。
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真空管はNATIONALの印刷がある中国製12AX7が搭載されていました。
   DSC01770.jpg
まだ使えそうな状態ではありましたが、ノイズ低減とサウンドチューニングのために交換する事になりました。

内部基板も丁寧に作られていました。
   DSC01771.jpg
電解コンデンサの膨れや可変抵抗器のガリが目立ちましたので、これらは交換とクリーニングを行います。

という訳で部品交換作業後はこちら。
   DSC01774.jpg
歪みは殆どがオペアンプ(JRC4558DD)で作られているようですが、このオペアンプもローノイズのオーディオグレードの物に交換しました。
真空管は前回も使用した物と同じです。
全体的にはクリーンの芯が出て、明らかに抜けるサウンドになったと思います。

これから長く使用していきたいとの事でオーバーホールを行う事になりましたが、まだまだ現役で使えそうなサウンドで、私も欲しいなと思った一台でした。



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TAKKY PARTS.COM LOOPMAN STの組み直し
Takky Parts.comという、エフェクター自作キットの先駆けとして有名なショップがありますね。
エフェクター自作を試みた事がある人なら一度はその名前を目にした耳にした事はあるかと思います。

今回はそのタッキーのリリースするパッシブループボックスの組み立て直し作業です。

依頼主の方がまずはご自身で組み立てられましたが、動作に不具合がありトラブルの原因が見つけられないとの事でStudio GREAMに修正で持ち込まれました。
   DSC01739.jpg
ケースはご自身でアクリルラッカーの黒を使って塗装されたように見えます。

中を開けてみると…
   DSC01737.jpg
ハンダ付けは酷くはないですが、今にもショートしそうな部分も多数ありました。
キットでは単線使用は曲げ伸ばしで断線してしまいそうな危険性がありますね…撚り線のハンダ上げが要らない分、使い易いのかもしれませんが…
   DSC01738.jpg
ナットが緩んでスイッチが回ったりすると、配線が引っ張られて断線してしまいそうなギリギリの長さの部分もありましたので、修正というよりは全てやり直す事にしました。

部品を全て取り外してクリーニングと動作チェックします。
   DSC01740.jpg

撚り線のビーメックスSを使用して、全ての配線をし直しました。
   DSC01741.jpg

LEDはすべて新品に交換しました。
中央の2色LEDも交換しましたが、キット付属はカソードコモンでしたが、Studio GREAMで在庫していたのはアノードコモンタイプでしたので、その部分だけオリジナルとは配線方式を変更しています。
   DSC01742.jpg
スイッチ端子にはしっかりと配線を絡げてハンダ付け。
   DSC01743.jpg
いつも行っている基本的作業ですね。
配線には引っ張っても切れないぐらいの余裕を持たせた上で、短くつないでいます。


他社の自作キットの修正をStudio GREAM行うというのも何か変な感じがしますね(笑)
でも出来る範囲で対応はさせていただきますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせ下さい。



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FENDER MEXICO TELECASTERの調整とフレット擦り合わせ
フェンダーメキシコのテレキャスターですが、モデルネームというか、形番が解りません。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授いただけましたら幸いです。

さて、そんなテレキャスターですが、オリジナル状態でフロントにハムバッカーが搭載され、5wayセレクタースイッチにより、2&4番目のポジションはフロントのハムバッカーがタップされてリアピックアップとミックスされるように配線されていました。
   DSC01658.jpg
フロントピックアップの取り付けネジが元々短かったのか、外れて紛失していましたので、これは新しい長めのネジを手配して外れにくいようにしておきます。
   DSC01659.jpg

指板とフレットエッジは少し角張っていて、手に痛い印象でしたのでいつもの面取り作業を行います。
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ナット溝は全体的に低かったのですが、フレット擦り合わせを行う事になりましたので、作業後は適正な溝高さを確保出来そうです。
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フレットの部分減りにより、ローポジションで音詰まりが発生していました。
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それだけ練習したという事でもあり、努力の証ですね。

ネックポケット部分は70年代の同社のギターのような、かなりルーズに切削加工されていました。
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しかし横にずれたりまではないようです。

配線は詰め込み系でしたが…以前にヴォリュームポットは交換されているようですね。
   DSC01662.jpg
ノイズ処理を施すため、部品は全て取り外してからキャビティ内に足付けを行います。
   DSC01663.jpg
導電塗料を塗ったら乾燥待ちです。
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乾燥後には配線を行います。
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セレクタースイッチは一般的な3wayタイプに交換し、テレキャスターと同様の操作性にしてあります。

途中の写真は撮れていませんが、導電塗料の乾燥待ちの間にフレット擦り合わせ作業も行いました。

ナットも外形と溝形状も整え磨き上げ。
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フレットの削る量も多くなかったので、プレイアビリティを殆ど変えること無く音詰まりの解消が出来たと思います。
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指板やフレットのエッジは面取り後に磨き上げて滑らかな手触りになっています。
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全体的にワックスをかけて完成です!
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全体調整・ノイズ処理 15000円
フレット擦り合わせ 10000円
3wayセレクタースイッチ 2100円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
ピックアップマウントネジ(インチ) 525円

合計28045円でした。

完成後は弦高を低く設定しても音詰まりが出ないようになりましたし、ノイズも少なく喜んでいただけました。



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SPECTER NS-4のメンテナンス
過去にもSPECTER NS-4のメンテナンスという記事を書いているのですが、かなり以前の記事でしたし、今回はまた別の作業なので、新たに書き直す事にしました。
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ネジの錆や汚れ、傷など使用感は溢れておりますが、まだまだしっかり使っていけるコンディションに持って行けそうです。
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指板にも汚れやフレットのくすみが見受けられますが、フレットの減りは少ない状態でした。

ブラスナットは、錆が浮いて本来の艶が無い状態になっていましたが、これは磨く事で本来の艶を取り戻せます。
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ブリッジサドルも埃まみれでしたが、ネジはかろうじて固着はしていませんでした。
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固着していたら取り外すのは大変だし、イモネジの交換も必要になるので、それを避けられたのは幸いでした。

コントロールパネルを開けてみると…
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ジャックには盛大にガリが発生しており、クリーニングでも回復しなかったので潔く新品交換する事になりました。
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こちらが交換後。
同じswitchcraft製のジャックに交換しているので、よくよく見ないと違いが判りにくいですね。

そしてブリッジサドルは磨いて汚れを落としつつ、ネジには念のためグリスアップを行って固着を防止します。
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この写真はまだその作業前の、取り外してそのままの状態です。

こちらが磨いて組み付けて弦まで張った状態です。
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塗装の浮きは残ってしまいますが、艶は戻ったと思います。

ピックアップの取り付けネジは錆で回すのも大変な状態になっていましたが、何とか無事に取り外しまして、新品に交換しました。
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指板に堆積した汚れも磨き落としてオレンジオイルで保湿しました。
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通常は1回塗るだけでしっとりするのですが、このベースはあっという間にオイルが染み込んでしまいましたが、まだ乾燥状態でしたので2度塗りしました。

ブラスナットも磨いて真鍮の金色が輝いています。
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フラッシュの関係で銀色っぽく写ってしまっていますね。

ボディは汚れを落としてから全体にワックスをかけて、見違えるように艶を取り戻しました。
   DSC01701.jpg
弦高も低めに設定しても問題無い状態でしたので、演奏性も上がっています。

基本調整 5000円(全体的なクリーニングを含む)
ダイレクトマウントジャック交換 1500円
スイッチクラフト ダイレクトマウントジャック 2100円
ダダリオ EXL165(45-105弦) 2100円
ピックアップマウントスクリュー 525円
JIM DUNLOP ストラップロックピン(黒) 2625円
アーニーボール ナイロンストラップ 1050円

合計14900円でした。


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