機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GRECO EG-800の全体調整
今回はジャパンヴィンテージ扱いされる、GRECO EG-800の全体調整です。
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1977年製で、新品購入後からずっと所有されているそうです。
グリーンのサンバーストカラーも珍しいですね。

ブラスナットは流石の経年で艶が無くなっています。
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溝も少し高いので、磨きと溝修正を行います。

フレットのサイドにバインディングが立ちあがる、GIBSONと同様の作り方がされています。
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1953年後期から1955年後期まで本家のレスポールで採用された(一般的には54年スタイル)ストップバーブリッジスタイルです。
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しかしハムバッキングピックアップが搭載されたのは1957年前半からなので、この仕様はいわゆるJEFF BECKが使用したスペックと言った方が有名かと思います。

長年しまい込んでいたそうで、電装系はガリが出たり、接点が開いてしまっていたりでほぼアウトでした。
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セレクタースイッチもフロントしか音が出ない状態でした。

キャビティは全体的にかなり深く掘られていますが、丁寧に作られているなぁと感じました。
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ネックの接着にはダボを併用して取り付けられています。
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ピックアップキャビティも全体的に深めに掘られていますね。

導電塗料を塗るために、全ての部品を外してクリーニング。
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塗付後に乾燥したら組み込み。
(実際はフレットやナット周りなど、他の作業を先に行っています)
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電装系は選別してマッチングを取ったCTSポット、BELDEN配線材、スイッチクラフトのスイッチやジャック…
いわゆるStudio GREAMの定番品で全交換。
コンデンサはオレンジドロップを50's配線方式で使用しました。

ブラスナットは外形を整えて磨くとこんなに輝きます。
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骨や樹脂素材のナットは磨き過ぎない鈍い輝きが好きですが、金属素材は磨き上げる方が私は好きですね。

セレクタースイッチキャップは新品になったので、少し色が白っぽいですが、そのうち焼けてくるでしょう。
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ブリッジには曲がりが発生していたので、WILKINSONのバーブリッジを採用し交換しました。
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スタッドアンカーは再利用しましたが、ボディへの圧入深さ変更のため一度抜いて取り付け直しました。

全体的にワックス掛けを行って完成です。
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大学生の娘さんがサークルでギターを始める事になり、そこで使ってもらうために、今回メンテナンスされたとの事です。
こうして親から子へ受け継がれていく楽器というのも良いものですね。

全体調整・ノイズ処理 15000円
スイッチクラフト トグルスイッチ 2940円
VOL. POT @1050 2個 2100円
TONE POT @1050 2個 2100円
TONE CAP @840 2個 1680円
ハットノブ(アンバー) @420 4個 1680円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
WILKINSON GTB-Cブリッジ 4200円
ジャックプレート(クローム) 630円
エリクサー 09-42弦 1470円

合計32220円でした。


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FENDER JAPAN JG66の全体調整
今回はFENDER JAPAN JG66の全体調整です。
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当ブログを見て、長崎県から送っていただきました。
既にブリッジ周りは手が加えられていますね。

ヘッドは定番のクルーソンスタイルペグ。
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今回はFENDERブランドのロック式ペグに交換希望との事で、部品をお持込みいただきました。
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勿論、交換前の写真です↑

指板のサイドにはバインディングが巻かれ、パーロイドブロックポジションマークという、1966年中期のスタイルですが、2013年現在のラインナップには無い仕様です。
(バインディングなし、ドットポジションという、1965年後半頃の仕様が現行モデルです)
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JAGUARでよく問題となる弦の横ズレと、共振に対してはMASTARYブリッジとバズストップバーによる対策が講じられていました。
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ペグを交換するために部品を外していきましょう。
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穴あけが2段で行われていますが、今回のペグでは表は8mm、裏からは10mmの二段階で拡大開口を行いました。
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そしてネジ穴の代わりに2点のダボ穴を開けます。

1~3弦と4~6弦でポストの高さが異なるペグです。
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ヘッド側の重量は増しましたが、サスティンも長めになった印象です。

次にボディのノイズ処理のために導電塗料を塗布していきます。
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配線が通る穴の内側も極力塗ってあります。

プリセットスイッチ部分も信号線はグラウンドに沿うように取りまわして、僅かながらノイズ対策も考慮しています。
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ピックアップセレクタースイッチ部分も同様に。
配線は端子にしっかり絡げてハンダ付け。
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指板のエッジ部分(バインディング)も面取りを行って、柔らかい握り心地になっています。
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ピックアップはLollarのJAGUAR PICKUPに換装。
「60年代初期のオリジナルサウンドを再現しています。
ネックポジションでの低音の忠実な再現性とクリアさを独自に改良、ブリッジポジションではより豊かでファットなトーンが出せるように設計しました。
ネックポジションにAlNiCo 5、ブリッジポジションにAlNiCo 2を使用いています。」

というものですが、コメントは輸入代理店HPからコピペしました。
   IMG_0802.jpg
ピックガードまで含めてワックス掛けを行って、弦高などもばっちり調整完了!
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納品後に嬉しい感想を頂けましたので、そのままご紹介させていただきます。
「手元にギター届きました!
ありがとうございます!
あまりにも弾きやすくてビックリしました!
音もノイズレスでめちゃくちゃ音が良くなっていて感動しました!
本当にありがとうございます。
またよろしくお願いします。」


こちらこそ、郵送でご依頼いただきありがとうございました。
またコントロールの変更など、お気軽にお問い合わせ下さいませ。


全体調整・ノイズ処理 15000円
ペグ交換(段付き穴あけ加工含む) 7000円
VOL. POT 1050円
TONE POT 1050円

合計24100円でした。


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FENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシコーティング
フレットレスのジャズベース(サンバーストカラーでピックガード無し)と言えば…

そう、殆どの方はジャコ・パストリアスを思い浮かべるでしょう。
それだけ定着したルックスだと思いますが、今回はそのイメージそのままのFENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシ樹脂でコーティングします。
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指板はローズウッド無塗装状態でしたので、ワウンド弦を使用すると当然傷が入っていきます。
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ジャコ本人はこの指板にエポキシ樹脂を塗って硬度を上げて、フレットレスでありながらワウンド弦のトレブリーなサウンドを引き出していました。

今回はこのベースをジャコ本人と同様、硬質なサウンドと指板の保護を目的として、硬質なエポキシ樹脂で指板に層を作ります。

まずは指板上の弦による傷を消しつつ、平面を整えるために擦り合わせを行って、指板周囲をマスキングして土手を作成します。
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ナットは取り外した上で、必要があれば交換を行います。

ネックエンド側も同様に壁を作成。
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この後で指板サイドには木材の板で更に壁を立ち上げてから施工しているのですが…写真撮り忘れ。

ジャコ本人のベースはFasco社のsteelflexというレジンで施工されているそうですが、入手性にも難がありましたので、Studio GREAMではシステムスリーのエポキシレジンを使用しました。
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平面出しの際に大半は削ってしまうので、削り過ぎによるやり直しを防ぐ保険も兼ねて、驚くほど厚く成層しています。
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この状態から指板のRに合わせてサンディングブロックで削っていきます。
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土手を作った面は表面張力でレジンが立ちあがるので、削り始めは外周部分しか減っていきませんね。

Rと共に指板の平面性にも気を付けながら削ったところ、当初の思惑通り0.75mm厚程度のレジン層が形成出来ました。
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この後で更に磨いて、コンパウンドでバフ掛けを行っていきます。

弦を張って、ネックの反りを確認。
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弦高も調整して…ナット溝は余裕があったので削らずにちょうど良いぐらいの高さに落ち着きました。
低かったらナット交換だったので、少しコストが抑えられましたね。

指板エンドから見ると、あれだけあったレジンの厚みが薄くなっている事が解ります。
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平面を出す際にこれだけ削って捨てる訳ですね。

しかし硬化後はかなり硬質で、かと言ってネックの反りに対する柔軟性も持っている、素晴らしいレジンでした。
削るのも硬くて大変だけど、今後同様の作業を行う時はこのレジンで決まりですね。

最終的にワックス掛けを行って完成!
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暫く使用してみて、ナット交換の必要性を感じるようでしたら、またその時に作業しましょうという事で納品となりました。

このようなフレットレスベース指板のエポキシコーティングは25000円で承っています。
指板に付いた傷を消すための指板修正作業も含みます。
エポキシコーティング後には相対的にナット溝が低くなりますのでナットのコンディションによっては交換作業(5000円)が伴います。
納期は2週間程度のお預かりとなります。



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TOP GUITARS ST-TYPE"楓"の全体調整
兵庫県神戸市に工房を構えるTOP GUITARSでオーダーメイドされたST-TYPE"楓"の全体調整です。
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スペックなどは詳しくは上記リンクを参照いただきたいです。
楽器の世界ではただただ古い品がヴィンテージパーツとして珍重されたり、○×処理など物理的にどうなの?というオカルトめいた事がもてはやされている珍妙な世界ですが…このクラフトマンの「なぜこのチョイスを行ったかに明確な理由付けが説明出来る事」が好きな点です。
楽器のサウンドは全て物理法則に支配されており、オカルトの入り込む余地は無いとStudio GREAMとしての考え方に共感できるからです。

さて、前置きが長くなりましたが、木材を出来る限り残すために採用されたツースロットスプリングキャビティーが採用されたボディバックも見慣れない印象です。
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ネックジョイントプレートには軽量で硬いアルミ系合金であるジュラルミンが使用されています。

ネック材には国産の材である板屋楓が使用されています。
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ラージヘッドスタイルなので、継木してデザインされたヘッドも素敵ですね。

指板にはベースでは採用例が多いウェンジ材が使用されていました。
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硬質で摩耗にも強く、手触りも良い材ですが、指板のエッジはもう少し丸めたいなという印象でした。

指板エンド部分のロッドアジャスト機構は大変便利。
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ピックアップはWILDE USAのMICRO COILピックアップが使用されています。
シングルコイル構造を見つめ直し、極力小さなコイル体積と強磁力マグネットを使用する事でシングルコイルサウンドとローノイズ、ヴィンテージとモダンの両方を備えたピックアップです。

ピックガードアッセンブリを見ていきましょう。
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今回はノイズ処理と配線の修正を行うのですが、後述するボディ側のスペースのため、配線の取り回しにはとにかく気を遣います。

コントロールはマスターヴォリューム、リア専用トーン、ローカットトーンという並びですが、お預かりした時点で断線していたのかローカットコントロールが効かない状態でした。
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実際に開けてみるとコイルから出ている白い線が断線していました。
運搬時の振動などで切れてしまったのでしょうか…

インディビデュアライズドコントロールキャビティーという舌を噛みそうな名前のキャビティは、部品を納めるのがギリギリのスペースで、量産には全く向かないがサウンドを追い求めた結果であると思います。
   画像 001
内部には炭素系導電塗料が塗られていましたが、今回は銅系の導電塗料で更なるノイズ処理を施します。
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そしてピックガードアッセンブリを組み直しました。
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導電塗料によるノイズ処理のハイ落ち対策として、高域が奇麗に出る銀メッキ単線を全面に使用しています。
ローカットコイルは振動で動かないように、ピックガード裏に両面テープで貼り付けました。

これを納めるのがとにかく大変でしたが…写真は無いですね、格闘中でしたから。

次にブリッジをバラして調整していきます。
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ジュラルミンプレート、ジュラルミンブロックにRAW VINTAGEのプレスサドルという組み合わせ。

弦がよく切れるとの事で確認したら、サドルと弦の接点は溝が付くぐらいに荒れてしまっていました。
   画像 004
この荒れた部分を磨いたのが右で、作業前は左です。

プレートから弦が出てくる穴のエッジ部分も滑らかなカーブを描き、弦と接触しないようにハンドリューターを使って面取りを行いました。
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巻き弦側の穴はエッジの面取りのみになっています。

イモネジ類のグリスアップも行って組み付けました。
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指板とフレットのエッジは定番の面取りを行って、より柔らかな握り心地になっています。
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全体的なワックス掛けを行って完成。
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弦高は標準よりも若干高めをご希望でしたので、そのように調整を行いました。
肝心のサウンドは…弾く前に音が出てくるような錯覚に陥るぐらいに音が速いギターになりました。
音も太いし、ストラトの形をしたレスポールみたいな印象です。


全体調整・ノイズ処理 19000円
ブリッジの弦溝切り調整 4000円
ダダリオ 10-46弦 650円

合計23650円(税別)でした。


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FENDER USA JEFF BECK STRATOCASTERの全体調整
今回はFENDER USA製JEFF BECK STRATOCASTERの全体調整です。
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ローラーナット、ロック式ペグ、2点支持トレモロ…トレモロアームを多用する上で、チューニングの狂う原因個所を極力取り除いたデザインですね。

ピックガードはオーナーの希望で赤鼈甲柄に交換されていました。
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ボディには以前にご自身でラッカー塗料をそのまま吹いたとの事で…
部品のあちこちに飛沫が飛んでいたので、可能な限り磨いて余分な塗料は落としていきます。

指板のエッジはF/Uでは標準かな、という感じですが、Studio GREAMでは更に面取りを行います。
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ブリッジには埃が堆積していましたし、イモネジも錆びが出て固着気味でしたので、バラしてクリーニングを行ってから組み付けます。
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ピックガードアッセンブリを見ていきましょう。
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このモデルに標準搭載のHOT NOISELESSピックアップやコントロール類ですが、ピックガード交換時に配線も一部付け直したような跡が見受けられました。

ノイズ処理などはされていないように見えますが…
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実は下地塗装の上に炭素系導電塗料を塗った上からカラー層を吹いてありました。
ただ、導電率などで不安が残りますので、キャビティ内は塗装も導電塗料も削り落してから新たに導電塗料を塗る事にしました。

そして導電塗料の乾燥後にアースラグやブリッジなどを取り付けていきます。
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ピックガード交換により、ネジ穴位置にズレが生じていましたので、殆どの穴を埋めてから開け直しを行います。

導電塗料の乾燥待ちの間にピックガードアッセンブリも組み直し。
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ピックアップはお気に入りのWILDE USAのNF SINGLEセット、ポット類も全交換。
全体的にタイトでウォームなサウンドキャラクターのギターだったので、配線材は単線と撚り線の両方のサウンドを併せ持った80年代のBELDENを使用してみました。

指板エッジはいつものように手作業で面取りを行いました。
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ブリッジも、クロームメッキポリッシュ&コートで磨いたので、ピカピカです。
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弦とサドルが触れる部分も磨いて滑らかに仕上げています。

ピックガードは使い込んだ感じが好みとの事で、紙やすりを掛けてわざと細かい傷を付けた上からバフを軽くかけておきました。
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光りすぎず、でも汚すぎず、というバランスを探して仕上げてみました。

最終的にワックス掛けを行って完成です。
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トレモロを使用してもチューニングが殆ど狂わず、膨らみ過ぎない低音域、か細くない高音弦、様々なジャンルに使用出来そうなヴァーサタイルなギターに仕上がったと思います。
気になるハムや高周波ノイズはほぼ皆無の状態からパンチのあるサウンドが飛び出します!


全体調整・ノイズ処理 15000円
ピックガード取り付け穴修正加工 2000円
WILDE USAピックアップセット 18000円
5wayセレクタースイッチ 2100円
VOL.POT(Studio GREAM選別品) 1050円
TONE POT(Studio GREAM選別品) @1050 2個 2100円
MONOジャック 持込み
エリクサー 09-46弦 持込み

合計40250円でした。


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スイッチカバー 待望の再生産!
以前にスイッチカバー入荷!!という記事で、アルミ削り出しのスイッチカバーを数量限定販売しておりましたが、あっという間に売り切れてしまい、その後も遠方より「再生産予定は無いですか?」とありがたい声を多数いただいておりまして…

この度、新しい加工業者様とお取り引きをさせていただける事となり、小ロットでの生産が可能となりました。

カラーはシルバー、ブルー、レッドの3色のみの生産となりましたが、今後の売れ行き次第では他のカラーの追加も十分に検討しております。

また、加工の精度、アルマイト処理の仕上がりも以前の物よりも良くなっており、自信を持ってお奨めできる物が出来たと思います。

サイズは、外径25mm、高さ12mmです。


取り付け状態のご説明です。
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定番のRATですね。
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ノブの高さよりもスイッチ頭が高くなるので、スイッチ切り替え時につま先でノブを回してしまう危険性が減ります。

最近はこのようなスリムなペダルも増えましたが、意外に踏みにくい事も多く…
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全体的な見た目では少しアンバランスな気もしますが…
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実際の使用感は良好です。

以前にもレッドのリリースはありましたが、若干ですが色見が変わって半艶の色合いとなりました。
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ステージでも目立つ事、間違いなし!!
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T.C.ElectronicのHALL OF FAMEに取り付けをしてみました。
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スイッチ頭の形状によっては取り付け出来ない物もありますが、このシリーズのペダルでは大丈夫のようですね。
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再生産当初は三色のラインナップだったのですが、やっとマットブラックが追加になりました!
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マットなので反射は鈍いですが、落ち着いた色合いでシルバーカラーと共に取り付けるエフェクターを選ぶ事は無さそうです。
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販売価格は以前からのお値段据え置きで、1個あたり税抜き1500円です。
消費税8%の場合1620円となります。
郵送の場合、レターパックライト(360円)による発送のみとさせていただきます。
希望個数×上記税込み価格+360円を当方指定の口座にお振込みいただき、入金確認後の発送となります。

なお、5個以上の同時注文をいただける場合は、送料無料とさせていただきます。
※振込の際にかかる手数料はお客様のご負担でお願い致します。


Studio GREAM店内には実物の展示・即売も行っておりますので、ご来店いただける場合は是非手に取ってご確認ください。

シルバー、マットブラックは完売となりました。
ブルー、レッドも残り僅かです。
ご検討中の方はお早めにお問い合わせください。



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FERNANDES JG-85の全体調整
今回はFERNANDES JG-85の全体調整です。
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特徴的で、シンプルなコントロール。
ピックガードには部品は一切取り付けられておらず、まさにピックガードとしての役割になっています。
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フロントピックアップ位置にはサスティナードライバーが組み込まれ、3wayのピックアップセレクタースイッチはセンター/センター+リア/リアという全体的にトレブリーサウンドが出てくるような組み合わせになっています。
つまり、フロントはサスティナードライバーとしてのみ使用している訳ですね。

ナット溝は少々高めでしたので、全体調整時に正しく溝切りをし直していきます。
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指板エッジはとても角張っていたので、これは定番の面取りを施していきましょう。
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元々、ノイズが多いので何とかしたいとの事で持ち込まれたギターでしたが…内部は一切のノイズ処理作業はされておらず、ノイズ量も頷ける状態でした。
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まずは導電塗料を塗るためにバラしていきます。
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配線がコネクター式になっていて、それらのピンを外したりしないと配線穴から取り出せず…思いのほか大変ですね、サスティナーシステムを取り外すのは。

はい、奇麗さっぱり木材だけになりましたので、導電塗料を塗り込みます。
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ピックアップキャビティに導電塗料を塗りました。
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コントロールキャビティにも隅々まで塗布完了です。
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配線も奇麗にまとめて引き直しておきました。
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次にブリッジですが、GOTOHの2点支持ローラーサドルタイプです。
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ローラーの隙間に手垢や埃が詰まって、固着して滑らかには動かない状態になっていました。

CRC 5-56に部品を浸けこみ、浸透した後にバラして磨いて組み直しました。
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サドルの高さを調整するイモネジは固着して回らない物もありましたので、この機会に一式交換する事にしました。
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ナット溝の調整と外形を整えて…
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握ると痛かった指板エッジも滑らかに丸めまして…
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ピックアップの高さや、基板上の半固定抵抗を回してサスティナーの効き具合を調整して完成です。
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全体調整・ノイズ処理 19000円
サスティナー付きアップチャージ 3000円
ステレオジャック 600円
サドルネジセット 400円

合計23000円(税別)でした。


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FENDER JAPAN ST62の全体調整
今回は少々古めのFENDER JAPAN ST62(の後にハイフンとグレード番号が付くのですが、この個体は不明です)の全体調整です。
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全体的に見慣れたというか、安定した作りですね。

今回はヴィンテージスタイルのストラトが抱える問題で、1&2弦の音が弱々しい症状を改善したいという希望で御持込みいただきました。
ストラトのデビュー当時と、現代では使用されている弦も、音楽環境も異なります。
ピックアップ構造も現代の弦事情に合わせて微調整すべきなのでしょうが、いまだに当時と同じスタッガードポールピーススタイルで作り続けている点には少々疑問を感じます。

ナット溝は大幅に高い弦がありましたので、いつものように溝切り調整を行います。
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指板エッジはやはり角張った仕上げですので、これも面取りを行います。
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ブリッジは錆や汚れで動きが渋くなっていましたので、バラして磨いて組み直しを行います。
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フレットの減りは見受けられましたが、今回は擦り合わせは行わずに、可能な範囲で弦高を下げる調整を行います。
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ピックガードアッセンブリを見ていきましょう。
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コンデンサはオレンジドロップに、配線材も古い単線に交換されていましたが、ハンダ付けはいま一つでしたので、やり直していきます。

ボディ側は導電塗料を塗るために、部品を外したり足付けを行ってマスキングに取り掛かります。
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いつものように、塗料を塗ったら乾燥待ちの間にピックアップのシールディングやアッセンブリの組み立てを進めていきます。
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ブリッジは全てばらして、磨いてグリスアップした後で組み直しました。
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クロームメッキの美しい艶が蘇りました。

導電塗料が乾いたら、アースラグを取り付けてアッセンブリを組み付ける準備を行います。
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組み立て後のアッセンブリはこのようになりました。
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部品は出来る限り再利用をご希望でしたので、クリーニングを行いつつ再び使用しています。

ナット溝や外形も整えて磨きました。
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ローポジションで握り込むようなコードフォームでも指に当たって痛くないように丸めています。

指板やフレットのエッジは、写真でも解るぐらいに丸く面取りを行っています。
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このひと手間が演奏性に大きく影響します。

最後にワックス掛けを行って完成。
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ご予算の関係もあり、全体調整作業プランで出来る範囲で調整を行いました。
本来はヴォリュームポットやジャックなど交換しておきたい部分はありましたが、またいつか担当させていただければ良いなと思います。

全体調整・ノイズ処理 15000円
ダダリオ 09-42弦 630円

合計15630円でした。

作業後は若干は1&2弦の弱々しいサウンドの改善は見られましたが、根本的にはピックアップ交換をご検討くださいという状態です。
ただし、ピックアップ交換にはより大きなコストがかかるのが難点ですね。



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COMBAT Te Warm Customのノイズ処理
国産ハンドメイドブランドとして名を馳せるCOMBAT社で作られたTe Warm Customのノイズ処理作業です。
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当初、全体調整でお預かりする話もあったのですが、ネックやフレットなども手を加える必要がないぐらいしっかりしていたので、ノイズ処理のみのご提案をさせていただきました。

ボディトップやヘッドフェイスにはスプルース材が用いられて、落ち着いたアコースティックな雰囲気を醸し出しています。
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マホガニーバック材の内部をくり抜き、厚めのスプルース材をアーチトップに削り出して蓋をする贅沢で手のかかった作り方です。
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テールピースもローズウッド削り出し。
ボールエンド停め部分は真鍮材が使用されていました。これもハンドメイドですね。
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コントロールキャビティの蓋も木材で削り出し。
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かなり厚めに加工され、落とし込みされていました。

COMBATギターのセットネックジョイントはいつ見ても素晴らしい仕上げですね。
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まるでスルーネックのようなスムーズな加工でありつつ、接触面積を広く取ったジョイントだと思います。

コントロールキャビティの蓋を開けると…隅々まで(蓋の裏側まで)炭素系導電塗料が塗られていました。
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部品もしっかりしたものが使用されていましたので、導電塗料を塗り直しつつ配線の取り回しを改善していきます。

このギターはそもそも「演奏に支障が出るぐらい大きなノイズが出るので何とかしたい」との事で持ち込まれたのですが、よく見るとテールピースの真鍮へのハンダ付けが外れてしまっており、弦アースが取られていない状態でした。
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ハンダや配線がしっかり収まるように少しやすりを掛けて取り付けました。

ピックアップを取り外し…
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コントロールアッセンブリも外して、いつものように導電塗料を塗ります。
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↑まだ最初から塗られていた炭素系導電塗料を削り落す前の写真ですね。

導電塗料を塗ったら、乾燥待ちの間にピックアップのシールディングも行います。
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乾燥後に組み立てます。
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各端子穴へは差し込んでハンダで固定する取り付け方をされていたので、全ての配線をしっかりと絡げてハンダでその状態をキープする確実な取り付けに変更しました。

全体的にワックス掛けを行って完成です。
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当初より大きくノイズは減りましたが、ピックアップがシングルコイル構造のため、トランスや蛍光灯の近くではどうしてもハムノイズを拾います。
今後もそのノイズが気になるようであればピックアップ交換を検討する事になるでしょう。

ノイズ処理一式 8000円
ブリッジアース修理・ピックアップシールディング 2000円

合計10000円でした。


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YAMAHA L-6の調整・ナット交換
また古いYAMAHAのアコースティックギターの調整です。

L-6という、トップは単板でサイドバックはローズウッド合板のドレッドノートスタイルですね。
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サウンドホール内部には…埃玉が…
勿論、奇麗に内部も掃除をします。
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久しぶりに弾こうと引っ張り出したら、弦高が高くて押さえられない!との事で調整に持って来られました。
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6弦の12フレット上で4.2mmほどあり、確かに高い…そしてフレットのエッジが痛い!

全体的なチェックとしては、
・ネックが物凄く順ぞり
・ネック起きは無し
・ブリッジの膨れや剥がれもほぼ無し
・ナット溝がバラバラ
・フレットエッジにバリがあって指に引っ掛かる
上記のような状態でしたので、ネック調整とサドル削り、ナット交換で作業を進める事になりました。

元々のサドル飛び出し量は多く、削る余裕があったので削る量は十分に確保出来そうです。
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ネック調整と共に、サクッと削って高さ調整完了。
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オクターブ位置も割り出して、サドルトップをオフセットさせて削り出しました。

フレットエッジも一本ずつ丸めて面取りを行いましたので、滑らかな手触りになりました。
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ナットは定番のTUSQ(人工象牙素材)をブロックより削り出し。
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弦溝の切り方がキモなのですが、文面では書き表わせない微妙な状態です。

全体的に埃や汚れですすけていた外観も、磨いてワックス掛けを行って、照明が映るようにまでなりました。
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6弦12フレットで2.4mm、同1弦で2.0mmの高さに調整しましたので、かなり押さえ易くなったとお喜びいただけました。


ネックや弦高など基本調整 3000円
サドル削り調整 3000円
ナット交換 5000円
フレットエッジのバリ取り調整 2000円
アコースティック 11-50弦 630円

合計13630円でした。


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BOSSA OB-5の全体調整
国産ハンドメイドブランドのREAL BOSSA DESIGNが手掛けるオリジナル5弦ベース、OB-5の調整です。
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重量バランスを考えられた造形、軽量な材を使用し、多弦ベースとしては驚異的な軽さと取り回しの良さ、そしてフラットなサウンドを響かせます。

ご自宅でのレコーディング用という使用用途だそうですが、使い込まれた手垢が指板には堆積していました。
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フレットレベルは問題無い状態でしたので、汚れの除去と、指板エッジの面取りを重点的に行います。

ブリッジ付近にも汚れや埃が堆積していましたので、まずはクリーニングから始めます。
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ちなみにこのピックアップカバーは、メイプル材から削り出して塗装されていました。
内部のクッションスポンジはヘタレてしまっていたので、シリコンゴムチューブをネジに取り付けてピックアップの上げ下げが出来るようにしておきました。

こちらはコントロールキャビティ。
専用のプリアンプ基板がマウントされていますが、今はこの基板は使われておらず、部品もレイアウトも変更になっているとの事。
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ピックアップバランサーポットに消えないガリがあったので交換をしたかったのですが、製造元も部品をストックしておらず困りました…

結局、現在手に入る部品を使用して、基板の余分なスペースを削って納めました。
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コイルの設置位置も僅かに変更しています。
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その他、キャビティ内に貼られたアルミシールドテープで導通が切れてしまっている部分もありましたので、貼り直して補修しました。
キャビティ内を導電性の箱で包み込んでしまうように施工するのが重要です。

ナット溝は底面が荒れていたので溝を切り直し、外形形状も整えて磨きました。
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ブラスナットは磨くとギラギラに輝くので気持ち良いですね。

指板やフレットのエッジも丁寧に面取りを行いました。
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多弦ベースのネックを握り込んで弾く事は少ないとは思いますが、1弦側の面取りは指に当たる感触が変わるので大きな違いに感じます。
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とても目の詰まった良質なエボニー指板です。

ブリッジのサドルは弦の跡がついて荒れてしまっていたので、全て磨いて滑らかな状態に仕上げました。
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5弦はブリッジサドルに乗る部分が一段細いテーパーゲージを使用しているので、それ以外の弦だと弦高が大きく上がる事になりますので注意が必要な部分です。
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全体にワックス掛けを行い完成!
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細かい部分も手抜きせずにバランスを見ながらブラッシュアップする事で立ち上がりの早さや芯の太さは大きく変わります。

全体調整・ノイズ処理 16000円
バランサーポット 2100円
ステレオジャック 630円
基板加工 2000円

合計20730円でした。



このオーナー様のお話ではありませんが…時々あるお問い合わせなのですが、「調整に出せば必ず良くなる、まるで別の楽器になったかのように」と思われている方もいらっしゃいます。
Studio GREAMのリペアは「その楽器が持っているサウンドの100%に近付けている作業」であり120%にする魔法使いではありませんので、期待が膨らみ過ぎていると認識の差を感じる事がままあります。



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