機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ZEN-ON Classic Guitar(Abe Gut 63S)のナット&サドル交換
今回は全体写真を撮り忘れているのですが、ZEN-ON Classic Guitar(Abe Gut 63S)のナット&サドル交換です。
   IMG_1244.jpg
学校の教材や、初心者向けの用途で製造されたのだと思いますが…
買い替えの提案もさせていただきましたが、「今はこれを直して使いたい。もう少し上達したら買い替えます」との希望でしたので、破損したナットとサドルを作成していきます。

上から順にサドル、ナット枕(スペーサー)、ナットです。
   画像 001
弦高が高くてサドルには溝切りで弦高を下げた感があります。
ナットは裏返すと弦間ピッチが狭くなるリバーシブル形状でした。

ひとまず全て取り外した後で、残っている接着剤などを除去して平面を出します。
   IMG_1242.jpg
ナット枕部分ごとナット素材で削り出そうと考えましたが、あまりに材料が多くなってしまうので、枕も指板と同じローズウッド材で作成する事にしました。
   IMG_1246.jpg
少しずつ削って寸法を合わせた後に、枕はネック材に接着しました。
   IMG_1247.jpg
この時点で面取りや磨きも行っていますね。
   IMG_1250.jpg
こうやって出来た溝に、ナット材を納めます。
   IMG_1259.jpg
定番の人工象牙素材であるTUSQを削り出してフィットさせました。
この状態では弦溝も切ってありますが、最終的な深さは弦を張ってから微調整を行います。

次にサドル作成です。
   IMG_1243.jpg
一般的にはサドルは差し込んであるだけなのですが、このギターはボンドで接着されていました。
サドル溝の底面にボンドが残っていると平面が崩れますので、しっかりとボンドは除去しておきます。

こちらもまたTUSQをブランク材から削り出しました。
   IMG_1260.jpg
弦が乗る面には、ほんの僅かにRが付くように加工しています。
   IMG_1261.jpg
最後に新しい弦を張って、弦高を微調整して完成です。

内部ブレイシングに剥がれが起きていたり、ネックも僅かに起きていたりとコンディションはとても良いとは言えない状態でしたが、愛着があるようでしたら可能な限り修理や調整で対応しております。

ナット作成(クラシックギター) 6000円
ナット枕作成 3000円
サドル作成 6000円
AUGUSTINE BLACK(ノーマルテンション) 1050円

合計16050円でした。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
スポンサーサイト
FENDER DELUXE REVERB AMPのオーバーホール
今回は1970年代のFENDER DELUXE REVERB AMPのオーバーホールです。
そのルックスから”銀パネ”と呼ばれる事もありますね。
   IMG_1236.jpg
とても奇麗に扱われていたのか、傷みも少なくとても良いコンディションです。
   IMG_1237.jpg
117V仕様なので、キャビネット内部にはステップアップトランスが取り付けされていました。
   IMG_1238.jpg
オーナーご自身で取り付けされたそうです。

フロントのグリルネットは取り外す必要は無かったのですが、フレームに割れが見受けられたため、取り外して補修をしておきましょう。
   IMG_1239.jpg
割れ口にタイトボンドをしっかりと行き渡らせて、ラックスペーパーを乗せた上から当て木をしてクランプ。
   IMG_1271.jpg
この後のオーバーホールが完了するまでの数日間は、このまま乾燥待ちで置いておきました。

クランプを外したらこのようにしっかりとくっついていました。
   IMG_1272.jpg
はみ出た接着剤はしっかりと除去した上で、マジックテープをタッカーで取り付けて、グリルネットフレームの補修は完成です。

さて、肝心のシャーシ内部のオーバーホール。
IMG_1241.jpgIMG_1240.jpg
見難いけど、白い電解コンデンサは時々溶けていたりするので、今回は全て交換します。

電源部分のコンデンサはこのようにシャーシの外にまとめて設置されていますが、これも全て交換しました。
   IMG_1264.jpg
右側の大きなコンデンサがオリジナルサイズ。
耐圧も容量も少し上がっていますが、サイズはより小型になっています。

バイアス電源を作る部分のコンデンサもしっかりと交換してあります。
   IMG_1265.jpg
サーキットボード上のコンデンサ交換と併せて、各配線の断線やハンダ割れなどが無いかを確認し、修正してあります。
IMG_1266.jpgIMG_1267.jpg

オリジナルのUSオクタルソケットにはクリップが付いておらず、真空管が簡単に抜けてしまう状態でしたので…
   IMG_1263.jpg
クリップを取り付けしつつ、出力管と整流管も新品に交換。
   IMG_1268.jpg
整流管が巨大で迫力がありますね。
この後で動作チェックとバイアス調整を行ってひとまずハンダ作業は終わり。

シャーシをキャビネットに組みつつ、フロントグリルも取り付けて完成。
   IMG_1273.jpg
シャーシをキャビネットに取り付けるボルトに曲がりやネジ山潰れがありましたので、ボルトは新品に交換しました。
これでまた長く安心して使えますね。

オーバーホール・電解コンデンサ交換 25000円(モデルによって変動します)
シャーシストラップボルト 4本セット 1050円
真空管クリップ 3個 1890円
GT6V6RD Matched Pair 7350円
5U4整流管 3150円

合計38440円でした。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
GIBSON LG-00のネック折れ修理
今回はGIBSONのアコースティックギター LG-00のネック折れ修理です。
   IMG_1182.jpg
折れた原因は伺っておりませんが、恐らくは不意に倒してしまったのでしょう。
そして折れた後に、やたらに接着材を入れたりせずに弦を外して保管してあったのが奏功しました。

ペグの取り付けナットは既に外しています。
   IMG_1183.jpg
表から見る分には問題は無さそうですが…

トラスロッドのサービスホール奥に亀裂が…
   IMG_1185.jpg
幸いにもトラスロッドの固定などには問題が無い部分で折れていましたので接着が出来そうです。

ネック裏側はバックリとイっていますね。
   IMG_1186.jpg
ちょっと力を掛けて割れ跡を広げると、向こう側が確認できる状態です。
   IMG_1187.jpg
しかし広い面積で奇麗に割れていて破片の欠損も殆ど無い状態でしたので、奇麗に接着出来るだろうと判断しました。

割れ口にタイトボンドを隅々まで注入し、馴染ませたらクランプ!
   IMG_1188.jpg
割れ口をしっかり閉じるようにクランプをかけるポイントで仕上がりが決まるので、作業前に手順をしっかりとシミュレートしてから取り掛かります。

二日後にクランプを外して、強度確認!
しっかり接着出来ていたので、はみ出たボンドを落としつつ傷口の段差を均して仕上げ。
   IMG_1200.jpg
僅かにチップしてくぼんだ部分はパテ埋めして均しています。
   IMG_1210.jpg
茶色系のカラーに、タイトボンドの乳白色系の色が目立ってしまいますが…フラッシュを焚いて撮影しているので余計にですね。
今回は塗装は予算の関係で見送りましたが、強度的には問題無いレベルで修正出来たと思います。

その他、2弦のナット溝が低かったり、サドルが全体的に高かったり、と微調整が必要な部分もありましたが…
今後しっかりと使用していくようであればまた調整を行いましょう、という事でひとまず納品となりました。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
FENDER JAPAN JB62の全体調整・ノイズ処理
今回は熊本を拠点に精力的に活動するシンガーソングライター兼ギタリストの丸田裕也さんより、FENDER JAPAN JB62の全体調整・ノイズ処理のご依頼をいただきました。

   IMG_1211.jpg
金属パーツに錆やくすみ、全体的な汚れなどはありますが、比較的良いコンディションを保っています。

ナット溝は少し高く、1フレット押弦時には半音よりちょっと高いピッチになっていたので、溝切り調整を行います。
   IMG_1216.jpg
弦高が驚くほど高い!!
   IMG_1215.jpg
ネック順ぞりと、ブリッジサドル高さが高過ぎる状態でした。

コントロールプレートやブリッジプレートなど金属パーツは汚れが目立ちました。
   IMG_1214.jpg
ブリッジサドルもくすんでいるので、一度バラして磨いてから組み直します。
   IMG_1213.jpg
全体的にクロームメッキクリーナーで磨きつつコーティングしておきました。

こちらはオリジナルの配線状態。
   IMG_1217.jpg
ジャックのガリは酷くて要交換ですね。
ヴォリュームポットなどのナットが緩むとグラウンドが外れてノイズが出る、特有の悪癖までコピーされています。
全体調整とノイズ処理なので、ひとまず部品を全て外します。
   IMG_1220.jpg
キャビティ内の塗料は削り落してから導電塗料を塗っていきます。

塗料の乾燥までの間にグラウンド線をつないだり…
   IMG_1222.jpg
アッセンブリを組み直しました。
   IMG_1221.jpg
太いOFC単線によるグラウンド接続と、テフロン被覆の太めのワイヤーをチョイスしています。

ナット溝を調整したのちに外形を整えて、弦の上半分程度が露出するようなサイズに仕上げています。
   IMG_1227.jpg
指板やフレットのエッジは面取りを行って滑らかな握り心地に。
   IMG_1226.jpg
この作業は皆様に好評ですね。

ブリッジも磨いて組み直しつつ、高さの調整を行いました。
   IMG_1225.jpg
ピックガードも含めてワックス掛けを行っているので、とても奇麗になりました。
   IMG_1224.jpg
肝心のサウンドも、ぼやけた感じが無くなり芯のあるサウンドになったと思います。
ボルトオンの楽器はネックジョイントやナット、ブリッジの調整で大きくサウンドが変わりますね。

全体調整・ノイズ処理(ベース) 16000円
MONOジャック 420円
WARWICK ステンレス弦(45-105) 1575円

合計17995円でした。

今後の新作レコーディングでこのベースが使用されるかもしれませんので、楽しみです。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
YAMAHA FG-252の弦高調整
今回は親御様が以前に使用していたギターを依頼主様が譲り受け、それを使えるようにメンテナンスをしたいとの事で持ち込まれたYAMAHA FG-252の弦高調整です。
   IMG_1189.jpg
スペックを見てみると…
FG-252(旧製品)仕様 | ヤマハ株式会社より

胴型 フォーク
弦長 636mm
表板 エゾ松合板
裏板 パリサンドル合板(3ピース)
側板 パリサンドル合板
棹   ナトー 
指板 パリサンドル 
下駒 パリサンドル

製造1975年~1978年
当時定価25,000円

35年以上前のギターという事になりますね…
その割にはかなり奇麗なコンディションです。
   IMG_1194.jpg
多少、カビのような汚れもありましたが、しっかり磨いておきましょう。
   IMG_1192.jpg
ナット溝はかなり高く、ローポジションを押さえるのに力が要りますので、溝の調整を行う事にします。
   IMG_1191.jpg
弦高が凄まじく高く、これは押さえるのに大変だなという状態でした。
原因はネック起き。
古いアコースティックギターには多いトラブルなのですが、弦を緩めてあったのか重症というほどではありませんでした。

ブリッジサドルの露出量はまだありますが、これを全て削っても下げたい希望弦高には足りないので、ブリッジベース部分も削ってサドルの露出量を増やしていきます。
   IMG_1190.jpg
ブリッジトップをガシガシ削って、サドルも削って…弦の通る溝も新たに切り足しておきました。
   IMG_1195.jpg
高さがかなり低くなったサドル。
   IMG_1196.jpg
ここまで削ってやっと弦高を標準的な高さまで下げる事が出来ました。

ナット溝も切り足してあります。
   IMG_1199.jpg
当初に比べて、弦がより深く沈んでいるのが見えると思います。

ブリッジも削った結果、薄くなっていますね。
   IMG_1198.jpg

010-050という、ワンサイズ細めの弦を張ってネックジョイント部分への負担を減らしています。
   IMG_1197.jpg
ワックス掛けを行って完成です。

ブリッジベース削り作業 8000円
サドル削り調整 3000円
ナット溝調整 2000円
アコースティック弦(010-050) 630円

合計13630円でした。

これからも大切に使っていただけると嬉しいですね。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
IBANEZ RG480 BLACKにRoland GK-3ピックップを内蔵
納品から物凄く時間が空いてしまいましたが…やっと記事に出来ます。

IBANEZのRG480にROLANDのギターシンセサイザーピックアップであるGK-3をインストールしてしまおう!という内容です。
   DSC02251.jpg
リアピックアップとブリッジとの間のスペースに、シンセ用のピックアップをビルトインします。
   DSC02253.jpg
これがそのGK-3ピックアップ。
   DSC02254.jpg
ピックアップからのケーブルは既に基板から取り外してあります。

そしてケースを外して基板だけになりました。
   DSC02255.jpg
ギター本体に収めるために部品を取り外し、スイッチやボリュームなども変更するために新しく用意しました。
   画像 001
問題は13ピンのGKジャックの加工です。
   DSC02256.jpg
いつもお世話になっていますPASさんに世界中探してもらい、新品ジャックを中国から取り寄せてもらいました。

プレートの穴加工とジャック自体の余分な部分のカットを行って、取り付け準備を行いました。
   DSC02269.jpg
基板が収まる部分を慎重に、かつフリーハンドでトリマー加工。
   画像 002
ヴォリュームやスイッチが収まるように段付きで加工しています。

裏蓋も塩ビ板から削り出して作成し、それに合わせてボディ側も落とし込みの段付き加工を行いました。
   画像 003
元々のフォンジャック穴の横に新たにGKコネクター用の穴を開けました。
   画像 004
合うサイズのドリルが無くて、大工さんに借りて何とか開口!

ピックアップはこの位置に設置すべく、寸法をマークしてトリマーで落とし込み加工を行います。
   DSC02265.jpg
ピックアップ本体を落とし込みしつつ、配線が逃げる溝も作成。
   DSC02268.jpg
マグネットピックアップ関連は、最低限の配線修正だけ行ってあります。
   DSC02266.jpg
リボンケーブルを使ってGKコネクターと基板を接続。
   DSC02312.jpg
配線は全体的に少し余裕を持たせてあったので、蓋を締めるのにギリギリでした。
   DSC02313.jpg
ジャックやミニスイッチはこのように取り付けしました。
   DSC02314.jpg
裏蓋の外周は白っぽく見えますが、ボディ側の僅かな隙間から見える導電塗料の色です。
   DSC02322.jpg

クリアノブ内部にはLEDが仕込んであり、GKコネクター経由で電源供給されるとノブが光るようになっています。
   IMG_0230.jpg
また、S1/S2スイッチは(ON)/OFF/(ON)という動作の跳ね返りスイッチを使用する事で、スイッチ1つで2つの機能を持たせる事が出来ました。
もう1つのスイッチは出力をマグネット/ミックス/シンセの3モードを切り替えるために用意しました。

ピックアップはブリッジやボディからの余計な共振を避けるために、シリコンゴムをクッションにしてネジ止めされていますし、ネジを回す事でピックアップと弦の距離を調整する事も出来るようになっています。
   IMG_0232.jpg
パッと見た目は元々からギターシンセサイザーピックアップが搭載されているかのような仕上がりになりました。
   IMG_0233.jpg
通常のギターケーブルを使用して、マグネットピックアップだけ出力する、いわゆるノーマルのエレキギターとして使う事も可能です。




上記のような大幅改造を施した後も、見た目のイメージ変更と操作性を変更したいとの事でピックガードをオリジナルデザインで作成する事になりました。
   IMG_1134.jpg
オーナーがイメージするピックガード形状をマスキングテープ状に直接書いてもらいまして、そこから型紙を起こしています。

ちなみに元々のピックガードはこちらのデザイン。
   画像 004(1)
型紙を作成し、ボディに実際に載せてみます。
   IMG_1136.jpg
この状態で一度確認していただき、もう少し低音弦側のツノを長く、など微調整を伺って型紙を修正します。
   画像 001(1)
ツノが長くなったり、絞りが緩やかになったり…細かい変更を行って型紙が完成。

型紙を元に、テンプレートとなる木材で型板を作成します。
   画像 003(1)
この型板のエッジなどのデコボコはそのまま仕上がりに影響するので、しっかりとやすり掛けを行って滑らかに仕上げておきます。
型板をガイドに、パールホワイトのピックガード素材から削り出して、ネジ穴などを開けました。
   IMG_1144.jpg
ボディ側は取り付けネジ穴位置の変更も伴うので、新たに穴あけを行って、塗装割れを防ぐために面取りも行います。
   IMG_1142.jpg
アッセンブリを組み立てます。
   IMG_1145.jpg
ミニトグルスイッチで前後2つのハムバッカーコイルのワイヤリングを同時にコントロール!
パラレル/スプリット/シリーズと3種類のサウンドが選べます。
   IMG_1146.jpg
ヴォリュームとトーンの位置が近接していますが、これはもう一本所有する同ギターのコントロールレイアウトをそのままコピーしているので(オーナーの使用的には)問題はありません。
   IMG_1148.jpg
ピックガード、ボディにもワックス掛けを行って完成。
   IMG_1147.jpg
アクリルミラーも十分エッジが立ったデザインですが、更に激しく攻撃的なデザインになりました。

このように、オリジナルデザインのピックガード作成も承っております。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
BEAR BASE DRIVEの販売を開始します!
いつもお世話になっているPASさんと話をしていて、「Studio GREAMとPASのコラボペダルを作りましょう!」なんて話が出てから約1年後にやっと形になったので、販売出来るようになりました。

販売形態は自作キットですので、ご自身ではんだごてを手に是非作ってみていただきたいのですが、ハンダ付けに自信がない方は、Studio GREAMで丁寧に組み立てた完成品を納品する事も可能です。

名前はBEAR BASE DRIVEと言います。
(©2012 熊本県くまモン #6601)
   IMG_0215.jpg
熊本に居を構えるStudio GREAMとPASですから、熊本にちなんだペダルにしたかったので…

そうなると今をときめく「くまモン」でしょう!
熊本をBEAR BOOKと訳すとちょっと変だったので、基本的なベースになるサウンドという意味も含めてBASEという単語を使用しました。

回路構成としては、BOSSのSD-1風オーバードライブのフィルター定数を調整して抜けの良い回路に生まれ変わらせました。
メインドライブとしても、ブースターとしても使用できるような幅広さを持っています。
9Vの電源入力ですが、内部で昇圧させて使用する事により、ローノイズとクリアなサウンドを狙っています。


ケースは白色塗装を行った上からくまモンのグラフィックをインクジェット印刷し、クリアコーティングをかけているので、かなり丈夫です。
   IMG_0216.jpg

製作に必要な部品は全てパッケージングしていますし、回路図や実態配線図、パーツリストなども全て用意されています。
   IMG_0218.jpg

キットをお買い上げの方には以下のサービスがあります。
○完成まで丁寧にメールでサポートいたします。
○「完成まで作ったけど動かない」という方は、PASに送って頂ければ修理してお送り致します。
技術料は無料ですが、往復の送料と実費(例えば製作中に壊れてしまった部品代等)はご負担ください。

この完成品に至るまでに、当然ですが試作品を作ったりもしており、これは音も出ますのでStudio GREAMで試奏可能です。
   IMG_0219.jpg
ケースデザインや色合いが販売用と若干異なりますが、そこは試作品という事でご了承ください。

余談ですが、プロトタイプを含めて多数のギタリスト(トッププロからアマチュアまで様々です)の方に試していただきインプレッションを反映して回路を煮詰めました。

キットの販売価格は10500円(税込・送料無料)です。
Studio GREAMでの完成品販売は21000円(税込・送料無料)とさせていただきます。

キットを販売直後にお求めいただき、動画撮影をしていただきましたので、紹介させていただきます。




ALICEのツアーでギターを担当されている林さんに、このペダルのサンプル動画を撮っていただけました。

粘りのあるトーン、プロのピッキングテクニックにただただ感動してしまいました。
(Studio GREAMで組み上げた完成品を試していただいています)


ご注文・ご質問はPASまたはStudio GREAMまでお気軽にお問い合わせください。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
FENDER JAPAN TL71のノイズ処理・ペグ交換
今回はシングルコイルギターの宿命とも言うべきノイズをどうにかしたい!という事で持ち込まれたFENDER JAPAN TL71/ASHを調整していきます。
上記の型番をクリックするとオフィシャルページでスペックの確認が出来ます。

若干のフレット減りは見受けられますが、全体的には傷も少ない奇麗なコンディション!
   DSC00517.jpg
ピックガードはオリジナルではホワイトですが、オーナー自らブラックの物に交換されたとの事。

今回はノイズ処理作業なので、早速電装系を開けていきます。
   DSC00518.jpg
案の定、導電塗料などは塗られていませんでした。
   DSC00520.jpg
セレクタースイッチにはガリが出ていましたので、交換する事になりました。
   DSC00522.jpg

早速バラしてマスキングと塗料を塗布していきます。
   DSC00534.jpg
気温の低い冬は、塗料が乾きにくく大変です…ヒートガンで暖かい風を当てて強制乾燥させながら作業を進めていきます。

導電塗料が乾くまでの間、その他の作業を行っておきます。

これはピックガード交換によりネジ穴が合わなかった部分の穴埋め中です。
   DSC00535.jpg
ボンドが固まったら、表面をノミで整えて、新しい穴を開けます。

導電塗料がまだ乾かないので、アウトプットジャックの取り付け方法変更作業を先に行いました。
   DSC00521.jpg
オリジナルはこんな感じですね。
このタイプはL型プラグが使えなくて不便を感じる事もあります。

これをメタルプレートに変更する事でL型プラグも使えるようにします。
   DSC00528.jpg
寸法を測って穴あけ。

取り付けた状態はこのような感じ
   DSC00533.jpg
見た目は変わってしまいますが、オーナーには説明の上で了承を頂いての作業を行っています。

次にピックアップのノイズ処理を行っておきましょう。
   DSC00524.jpg
セラミックマグネットを使用したTL-Singleですね。
フロントはメタルカバーが付いてシールド効果が得られますので、リアピックアップの処理だけ行いました。

銅箔テープをコイルの周りに巻いて、グラウンド線をハンダ付け。
   DSC00525.jpg
見た目が格好悪いので、更にアセテートテープで巻いて見た目の違和感を減らしています。
   DSC00526.jpg
配線はしっかりと撚り合わせることでノイズ低減効果も狙えます。

以上の作業を行っている間に導電塗料が乾燥したようなので、各キャビティを錫メッキ線で接続していきます。
   DSC00527.jpg
テスターで測定して、各キャビティは全て導通している事を確認して、アッセンブリを組み込みます。

今回はセレクタースイッチとジャックは交換しましたが、ボリュームやトーンポットは再利用となりました。
   DSC00530.jpg
グラウンドも18AWGの銅線でしっかり接続してあります。

ピックガード裏側にもアルミシールドテープを貼ってグラウンドに落とすなど、いつもの定番作業を行っていますので、ノイズは殆ど気にならないぐらいに減少しています。
   DSC00536.jpg
シングルコイルという構造上、完全にノーノイズにはなりませんが、これ以上を望むならばピックアップ交換が必要というところまでノイズは低減しています。

最後に新しい弦を張ってネックや弦高、オクターブ調整を行って完成です。


ノイズ処理 8000円
基本調整 3000円
CRL 3wayセレクタースイッチ 2100円
スイッチクラフト モノラルジャック 420円
ジャックプレート取り付け(部品代含む) 1000円

合計14520円でした。


あと半年もするとフレット擦り合わせを行った方が良さそうな状態になりそうでしたので、またその時に担当出来たら良いなと思います。




上記作業から約1年ほど経過後に今度はペグの交換で再びお預かりさせていただきました。
   IMG_1149.jpg
純正のFキーと呼ばれるペグは、リプレイスメントが販売されておらず、穴あけなどを伴う交換作業が必要になります。
   IMG_1150.jpg
チューニング精度が甘いので、今回はサウンド変化などもご説明させていただいた上で、GOTOHのマグナムロック付きロトマチックペグに交換になりました。

元々の取り付けネジ穴は埋め木しつつ、ペグポスト穴はドリルで慎重に拡大加工を行いました。
   IMG_1151.jpg

取り付けネジ穴を新たに開けてペグ交換完了。
   IMG_1152.jpg
部品が揃っていれば1日預かりぐらいで出来る作業ですね。

表はこのようなナット締めのルックスに変わりました。
   IMG_1153.jpg
チューニング精度も以前より遙かに向上し、サウンドはタイトに、サスティーンは若干伸びる方向に変化しました。

ペグ穴拡大開口・ネジ穴位置変更 6500円
GOTOH SG381MG-L6-07-C 6720円

合計13220円でした。

そろそろフレットの擦り合わせもしないといけないようなコンディションになってきております。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
FENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシコーティング(2回目)
以前にFENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシコーティングという記事を紹介させていただきましたが、今回はそのオーナーから同様の作業を希望のお客様をご紹介いただきました。
   IMG_1082.jpg
ノーマルのJB62FLですね。
コントロールノブはプラスチックタイプ。
ジャコ仕様でしたらフラットトップのメタルノブに交換したいところです。
   IMG_1084.jpg
指板にはコーティングがされていませんので、ウォームでウッディなアタックが特徴です。
   IMG_1085.jpg
指板上にはワウンド弦による傷が付いていますので、この傷を一度消してからエポキシ樹脂のコーティングに進みます。
   IMG_1086.jpg
R付きのサンディングブロックで指板の研磨が完了しました。
   IMG_1088.jpg
傷消しと同時に元々の184Rからほんの少しだけフラットな241Rに変更しています。

ネックの余分な部分にエポキシ樹脂が流れ出ないように丹念にマスキングを行って、ネックサイドに土手を作ってエポキシ樹脂を流し込みます。
   IMG_1132.jpg
土手に使っている木材の壁面には、エポキシ樹脂がくっつかないようにラックスペーパーで保護。
   IMG_1133.jpg
表面張力によりエッジ部分は多少の盛り上がりが発生します。
スロー硬化剤を使用しているため、このまま平たんな場所で2日ほど乾燥させてから整形作業に進みます。

土手やマスキングを外して削り作業です。
   画像 001
エポキシの削り粉が飛び散りまくり、掃除が大変な作業が続きます。

241Rのサンディングブロックで慎重に削りつつ、指板のRと平面をしっかりと出しました。
   画像 003
前回よりも削りしろを確保するために、多めのエポキシ樹脂を流し込んでみました。
   画像 004
その最終的な厚さは1.2mmの硬質なエポキシ樹脂層が指板上に形成されました。

ヤスリの番手を細かくしていきながら磨いていき、弦を張りました。
   IMG_1138.jpg
金属ノブはノイズが出ないように、内部に樹脂ブッシュが使用されたノイズレスタイプをチョイス。
   IMG_1139.jpg
全体的にワックス掛けを行って完成。
   IMG_1137.jpg
ジャックには激しいガリが見られてチューニングどころでは無かったので、スイッチクラフトジャックに交換もしてあります。

弦はジャコ本人も使用していたとされるロトサウンドのステンレス弦(ゲージに関しては諸説あるので詳しい方にお任せします)を張って、まさにあのサウンド!!
(上手く弾ける人が弾けば、の話です)

フレットレス指板コーティング 25000円
ノイズレスメタルノブ @840 3個 2520円
ROTOSOUND RS66LD 2480円
ジャック交換(部品代含む) 1420円

合計31420円でした。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp