機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
楽器の全体調整・ノイズ処理における価格変更のご案内
いつもStudio GREAMをご愛顧いただきありがとうございます。
来たる2015年3月25日をもちましてStudio GREAMはオープン3周年を迎えるます。

これもひとえに県内はもとより、当ブログやHPを見て
作業のご依頼をいただいたお客様のお陰と、心より感謝申し上げます。

そのようなタイミングで大変心苦しいお知らせをせねばならないのですが、
平成27年4月1日以降のお預かり分より、当店で人気の作業メニュー
「全体調整・ノイズ処理」の基本価格の変更をさせていただきます。

部品や原材料を基本的に輸入に頼っている関係上、
導電塗料や配線材、工具等々…全てが円安のために値上がりしている
昨今におきまして、サービス価格を維持できなくなってまいりました。

作業後の変化に多くのお客様からお喜びの声をいただき、
リピートいただけている内容ではございますが、何卒ご理解を賜りたいと思います。

価格アップとはいえ、作業内容はより細かく丁寧に
精一杯作業させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。


平成27年4月1日以降のお預かり分より以下の価格に変更させていただきます。
全体調整・ノイズ処理 19000円(税別)
ギターとベースで今までは価格差がありましたが、今回から同一価格とさせていただきます。

ただし、サスティナー搭載機や複雑なプリアンプ搭載機などに関しましては
内容により2~3000円程度のアップチャージをお願いさせていただく場合がございます。

現在、全体調整をご検討でしたら、是非お早目のご相談を・・・(^^)ノ♪


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SCHECTER PS-ST-Wの全体調整・ノイズ処理
今回はSCHECTER PS-ST-Wの全体調整とノイズ処理です。
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ラディアント オーキッドという特徴的なボディカラーに、ゴールドパーツが映える一本ですね。

細かい部分までとても丁寧に作ってあって、価格を考えたらコスパが高いギターだと思います。
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感心したのは、ネック側のジョイントスクリュー穴をちゃんと面取りしてある事。
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当店で手がけた全体調整作業ではもれなくこのネジ穴の面取りを行いますが、今回はその必要がありませんでした。
(ボディ側は面取りを追加加工しましたが)

こちらは加工前のネックポケット↓
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部品を取り外してみると、導電塗料はコントロールキャビティ部分のみに塗布されていました。
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ピックガードと接触するようにネジ穴付近まで塗ってある作業がニクイ!
思わず「イイネッ!」ってなりました。

ピックガード側は同じくコントロール部分のみのシールド。
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ピックアップにはSCHECTERの新モデルであるCHICKEN SCHACKが搭載されていました。

何やら特殊な配線が施されていますが、ヴォリュームポットを引っ張るとセレクタースイッチのポジションによって、フロントまたはリアピックアップとセンターピックアップが直列に接続されたハムバッカートーンになるような処理が施されていました。
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ふたつあるトーンは、それぞれハイカットとローカットのパッシブトーンです。

そして作業後はこのようになりました。
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直列のサウンドがイマイチだったとの事で、ピックアップはWILDE USAのL280&L290のセットに交換し、コントロールはマスターヴォリュームとマスタートーン、ピックアップワイヤリングアジャストコントロールに変更しました。
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スペシャルコントロールが時計周りに全開時は一般的な3シングルのワイヤリングとなります。
1:フロント
2:フロント+センター
3:センター
4:センター+リア
5:リア
(+はパラレル接続)

このスペシャルトーンを反時計回りに回しきると以下のように変化します。
1:フロント×センター
2:センター-(リア×コンデンサ)
3:センター
4:センター-(フロント×コンデンサ)
5:センター×リア
(-はフェイズアウトパラレル接続、×は直列接続)

ノブを回している途中は上記の状態をシームレスに移行していきます。
コンデンサはフェイズアウト時の音量ダウン防止と音質補正のために入れています。
シングルコイルと直列ハムバッカーサウンドをワンアクションで切り替え出来るように、スペシャルト-ンノブを引っ張ると、ノブ位置に関係なく反時計回りに絞り切ったのと同じ状態に移行します。

そしてボディ側は先に塗られた炭素系導電塗料は削り落して、よりシールド効果の高い銅系フィラーの導電塗料をぬっていきます。
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指板エッジも定番の面取りを行って、柔らかい握り心地になっています。
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在庫があったピックアップのカラーがパーチメントという、ちょっと焼けた感じの白だったので、以前よりも少し可愛らしい雰囲気になったと思いますが、出てくるサウンドはむっちりとしたシングルコイル、ファットなハムバッカー、煌びやかなクリスプトーン…
多くの表情を見せる万能ギターになったと思います。
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(まだ結成間もないですが)熊本で活動する「群青キネマ」というバンドのライブにてそのサウンドは確認出来ると思いますので、是非チェックしてみて下さいね♪



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FERNANDES FV-80Kの全体調整と改造
今回は以前に手掛けたFERNANDES FGZギターの調整という記事を見たお客様より、同様の作業をご自身のFERNANDES FV-80Kにも全体調整と共に施したい!との事で、遠く北海道よりご依頼いただきました。

色々と今までに改造を施されていますね。
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オリジナルではゴールドカラーの金属パーツが全てクロームカラーに変更されています。
FGIピックアップもSeumour Duncan製に交換されて、パッシブ仕様になっていました。

アーミングアジャスターの取り付けも四苦八苦された跡が確認出来ます。
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取り付け穴は一度全て埋めてから、正しい位置に取り付けし直します。

ペグはオリジナルのゴトー製からGROVERペグに交換されていましたが、ヘッド厚が薄いためにナットが締まり切らずにグラついていましたので金属ワッシャーを挟んで取り付けし直してみました。
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見た目的なNGが出た場合はヘッド裏に木材を貼って厚みを増す処理を行うか、ナットのオスネジ側を削るかという選択になるところでした。

指板とフレットエッジは定番の面取りを行っていきます。
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交換されたピックアップ。
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ブリッジのオクターブ調整(特に5弦)がズレていました。

トレモロスプリングは外側2本がESPのトーンスプリングのようですね。
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内側2本は純正のようです。

コントロールキャビティ内の部品は色々と交換された形跡がありましたが、ピックアップセレクターの配線が間違っていたり、ヴォリュームポットは熱を加え過ぎていたり、ピックアップの配線処理はショートしそうな危険な状態だったり…
一通り全てやり直します。
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今回はワイヤレス送信機ユニットの搭載も行いますので、ひとまず部品を全て外して木材だけにします。
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ここから怒涛の切削加工が続きます。
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搭載する送信機は以前にも行ったG30ユニットを使用します。
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ケースから基板を取り出し、不要なジャックやスイッチなどを撤去して組み込み準備を進めます。
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今回は二度ある事は三度ある?!という思いで切削用のテンプレートを製作してから加工しました。
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導電塗料をはじめとしたシールド処理は行えないので、目止めの黒塗料を塗ってあります。
また、スライドスイッチの穴も開けたバックプレートも製作完了です。
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ワイヤレスユニット用の電池を搭載するスペースを考えた結果、元々の9V電池スペースを拡張加工して単三バッテリー×2本を搭載できるようにしました。
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バックパネルも作り直して2分割式に。
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電池交換は小さいプレートのネジを取り外すと出来るようになっています。
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突然作業が飛びますが、指板とフレットエッジの面取りも完了した状態がこれです。
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コントロールキャビティ内部は導電塗料を塗って、ノイズ処理。
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ワイヤレスユニット用の切り替えスイッチを搭載するために切削したり、細かい事を色々やってここまで来ました。

アーミングアジャスターも搭載して調整し直してバッチリ安定しました。
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ヴォリュームポットとミニスイッチの位置関係はこのような距離感で。
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ミニスイッチのレバーがヴォリュームノブから遠ざかる方向でワイヤレスユニットの電源ONになって信号がユニットに送られます。

ワックス掛けをして弦を張って調整して完成!
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チューニングがドロップB(6弦からB-F#-B-E-G#-C#)ということで全体的に低めのサウンドで歪ませるとかなりヘヴィなトーンで気持ち良いライブギアとなりました。
今後はフレット交換やポジションマーク交換も検討されているそうなので、またその際も担当させていただけると幸いですね。

・全体調整・ノイズ処理 15000円
・バッテリーボックス切削増設加工 6000円
・ワイヤレスユニット内蔵加工 25000円
・ヴォリュームポット(CUSTOM CTS 500KA選別品) 1000円
・アウトプット先切り替えミニスイッチ 1200円
・3wayレバースイッチ 2000円


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