機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
IBANEZ RG7-620にオリジナルピックガード作成
以前にもIBANEZ RG480 BLACKにRoland GK-3ピックップを内蔵という記事で作成したピックガードのデザインを気に入って下さり、新たに入手した7弦ギターにも同デザインのピックガードを搭載したい、とのことで持ち込まれました。
IBANEZのRG7-620というモデル(だと思います)はピックガードレスでハムバッカーがボディにダイレクトマウントされたとてもシンプルなスタイル。
しかしロック式ブリッジ搭載で激しいアーミングも自由自在です。
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スティーヴ ヴァイ、ジョー サトリアーニ、トニー マカパインなどが好きなオーナーにとってはロック式ブリッジは外せないスペックなのでしょうね。

ヴォリュームとトーンというコントロールですが、5wayピックアップセレクタースイッチと特殊な配線方式でリアハムバッカーをタップしたりパラレル接続にしたりと多彩なサウンドをアウトプットします。
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今回は弦とボディトップとのクリアランスを狭めたいという理由もあり、また自身のアイデンティティデザインであるピックガードをこのギターにも作成する事になりました。

そしてギターシンセピックアップを直接ネジ止めしてしまった際のネジ穴もピックガードで隠したい、とも仰られていました。
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今回はポットやセレクタースイッチなどは交換しませんので、取り外してクリーニング作業だけに留めています。
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ピックガードのデザインは前回の物を踏襲しますが、7弦用という事で新しくテンプレートを作成する必要があります。
そのために結局は全ての部品を外して木材のみにしていきます。
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実際には既にピックガードを取り付けするためのネジ穴まで開けてある状態ですね。

こちらがテンプレート。
型紙をスプレーのりでMDFボードに貼り付けて切削して作成しました。
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ピックガードを取り付けた状態はこんな感じになり、とても尖ったイメージになりました。
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コントロール類は元々ボディ止めだったので、ピックガード側にはそれらの部品をかわすような穴を開けて、文字通りピックガードとしての機能に留めています。
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取り付けネジ類は先々のサビも考慮してステンレスネジで取り付けてあります。

このように、ギターのイメージをガラッと変えるオリジナルピックガード作成も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。


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ORIGINAL TL(Steve Morseスタイル)の作成
今回はパソコンがクラッシュした関係で作業前の写真が殆ど残っていないのが残念なのですが…

ボディ、ネックはおろか全てのパーツを調べて用意して持ち込まれたオリジナルギターの組み立て作業です。
元ネタはこれ!
All-Star Gear: Steve Morse's Frankenstein Telecaster
このSteve Morseが使用していたフランケンテレキャスターのようなスタイルで、更に自分の好みを加えた物を作りたい、との事でした。

ネックポケットもサイズが合わなかったのでテンプレートを作成して切削を行っていますが、既にネックを組みつけた状態ですね。
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少しずつ削っては修正してを繰り返して作成したテンプレート。
このテンプレートは加工途中写真なので、この後もブリッジ部分やコントロール部分を追加で切削していきます。
   10819028_549096851892765_647791498_n.jpg
これを使って複雑なピックアップキャビティを掘ります。

既にブリッジ部分の追加開口は済んでいますが、ピックアップ位置だけ開口されたピックガードもお持込みいただきました。
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弁当箱ザグリと呼ばれる長方形に掘る事は簡単ですが、出来る限り切削量を減らして木材を残したかったのでこのような仕上がりになりました。

導電塗料を塗って、ブリッジのスタッドポストも取り付け済みです。
テールピースには12弦ギターの副弦用の物を流用。
これもオーナー自らが探し出して用意されました。
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元々のブリッジ穴などが開いていますが、ピックガードを載せたらこのように全て見えなくなります。
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問題は、本来はテレキャスターのコントロールプレートが付く部分の穴がこのままでは見えてしまう事なのです。

そこで、TOMブリッジにピエゾ素子が組み込まれた物とROLAND GK-2Aを組み合わせて、ギターシンセも搭載する事で話を進めていました。
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せっかく内蔵するのであれば表からは配線すら見えないようにすべく、取り回しには気を付けます。
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ストラトキャスターのコントロールレイアウトを基本に、ヴォリュームとトーンという2ノブになるためノブ位置の打ち合わせ。
メタルノブの位置にヴォリュームが来るレイアウトに決まり、開口していきます。
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その他のレイアウトはストラトの基本レイアウトを踏襲です。
ピックガード裏にはアルミテープでシールドしつつ、配線をしていきます。
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トーンノブはプッシュ/プルスイッチ付きになっていて、ノブを引っ張ると斜めに搭載されたシングルコイルがONになります。
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ギターシンセはグラウンドだけ共通ですが、出力はマグネットピックアップ経路とは独立で配線されています。
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これだけピックアップがあるとコントロールは解りにくそうですが、Steve Morseモデルよりはシンプルに仕上がっています。
斜めに取り付けられたシングルコイルを除いた3つのピックアップがメインです。
ピックアップセレクターは3wayタイプなので、フロントハム、センターシングル、リアハムがそれぞれ選択され、ハーフポジションはありません。
それらのピックアップに対して斜めにスラントされたシングルコイルは逆相でONになるように配線されていますので、トーンノブを引っ張ると、ピックアップセレクターがどの位置でも必ずフェイズアウトサウンドとなって、少し軽やかなサウンドとなります。
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GK-2Aコントローラーはネジと両面テープでボディに取り付けしています。
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ピックガードのエッジを少し落として、綺麗に収まるように処理しました。

TOMブリッジはネック仕込み角度の関係もあって落とし込みましたが、弦高調整は若干やり難いですね…
アンカーを打ちこむタイプになりますが、スタッドポストの上部にマイナス溝が切られているようなブリッジだったらもう少し調整しやすいかもしれませんが…
これはこれで調整したらやたらに動かないから良いかもしれません。
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配線なども終わり、ネックを改めて取り付けて弦を張ってセンターの確認。
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当然のことながら問題なく、ほっと一息といった感じです。
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弦を張ろうとよくよく見たら…ナットがどうにも変で気持ち悪かったので外してみましたら…
ナット溝の両端に詰め物されてるし、中間部分はネックに接していない中空状態。
説明の上で、ナット溝底面は平面に加工してナットも新規で作成する事になりました。
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ペグもGOTOH SG381MGをお持込みいただきまして、取り付けのためのネジ穴は新規で開口しました。
(写真は開口前の穴無し状態)
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ペグを取り付け、ナットも作成し、やっと弦を張った状態です。
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サドルにかかる弦のテンションが弱ければ、テールピースの落とし込みも必要かなぁ、と心配していましたがひとまず問題なくギターシンセも反応していましたので、落とし込み加工はせずに仕上げました。
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この完成状態まで来るのにとても時間がかかってしまいましたが…殆どはテンプレート作成と何度も繰り返す寸法測定の時間でした。
そこをクリアしたあとは比較的早く組み立てが進みました。
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作業自体は物凄く大変でしたが…無事に納品も済んで一安心。
このギターがステージで使われる日が今から楽しみです。



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JAMES TYLER Studio Eliteの調整
当店で過去にもJAMES TYLER Studio Eliteの調整記事を書いていますが、それを見られたお客様より全体調整・ノイズ処理のご依頼をいただきました。
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サイケカラーのスタジオエリート(バーニングウォーター?)です。

フロントとセンターはSYMOUR DUNCANのスタックタイプシングルSTK-1、リアにはシングルサイズのハムバッカー(型番忘れました)が搭載されていました。
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ピックガードを開けてみると内部には炭素系導電塗料が塗られていました。
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リアピックアップキャビティはスラントにも対応するサイズで開口されていますね。
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ピックガード裏側にはオリジナルでは貼ってあるであろう銅箔シートが無いし、細かい部分で切削跡に違和感があるので、おそらくピックガードは交換された物ではないかなという判断でした。
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内部配線は…オリジナルでも綺麗とは言えないのですが…全てやり直しますので問題なし。
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今回はピックガードも作り直しつつ、リアピックアップにフルサイズのハムバッカーを載せるようにする事になりました。
元々のピックガードから型を起こしても良かったのですが、このブリッジ部分の処理がどうも恰好悪く感じまして…
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型板から作り直して、ブリッジのエッジに沿うような処理にしました。
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リアハムバッカーもスラントした状態で搭載しています。

配線やネジ止めはしていませんが、ボディにあてがってみてセンターラインを確認。
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勿論大丈夫でしたので、組み立てていきます。

ボディには炭素系導電塗料を削り落したうえで、改めて銅系導電塗料を塗りなおしています。
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ピックガード裏にはいつものようにアルミシートを貼ってシールド処理を行っています。
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ポット類は全て新品に交換して、セレクタースイッチだけは再利用しています。
コントロールはマスターヴォリューム、シングルコイル用トーン(フロント&センター)、リアピックアップ用トーンになっています。

コンポーネント系で定番のブリッジであるWilkinson by GOTOHのVS100が搭載されています。
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フローティングでセットされて使われることが多いブリッジですが、今回はオーナーの希望でアームダウンのみのセッティングで調整しています。
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ピックガードのカラーが変わっていないので大きな見た目の変化は無いようですが、リアにフルサイズのハムバッカーが載るとイメージが変わりますね。
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細かい事ですが、ピックアップに印刷されている「SYMOUR DUNCAN」ロゴはコンパウンドを用いて削り落してあります。
(ピックアップのメーカーロゴを消したいというお問い合わせは結構多いです)
これからガンガン弾いていってもらいたいですね。


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