機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
VOX V846HWのモディファイ
今回はVOX V846HWワウのモディファイです。
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クラシカルな外観ですが、アルミケースになっているため一般的なV847(亜鉛ダイキャスト)よりも大幅に軽量です。

HWという型番通り、開けてみたらハンドワイヤードとなっており、ハンダ付けも丁寧で好印象でした。
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フットスイッチにはDPDTスイッチを採用して、トゥルーバイパス配線となっていました。
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今回はこのワウに以下の作業を依頼いただきました。
・DCジャックを増設
・ケース側面に青LEDを増設
・故障していたインプットジャックを交換
・基板上にQコントロールを増設

この回路には電源極性を間違えた際に保護するダイオードなどは一切入っていませんでしたので、DCジャックを増設する際には必ず配慮して入れておきます。
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早速ですが、作業完了後状態です。
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バイパス時にも必ず通るINPUTジャック→スイッチ→OUTPUTジャックの流れで(→)部分の配線には、オーナー様お持ち込みのヴィンテージワイヤーを使用してあります。
フットスイッチもTPDTに交換して、LEDのON/OFFもコントロールしています。
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Qコントロールは基板上のこの位置に指でも回せるトリマーを設置しました。
時計回りに回すとギャッ!とケバケバしいサウンドになり、反時計回りだとメロウでワイドなトーンになります。
デフォルト位置に黒マーク印をしてありますので、判らなくなった場合にはデフォルトに戻して再調整が出来ます。
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ケース側面にはDCジャックを増設しまして、アダプターでも電池でも動作するようになりました。
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右足でワウペダルを踏むという事で、LEDはケースのOUTPUTジャックのある側面前方に設置しました。
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このワウ、ギアの掛け替えとQコントロールの調整でサウンドキャラクターが大きく変えられてとても汎用性の高いワウだなと思いました。
重量が軽いのも良いですし、小型軽量ワウが人気を博している中でもこの踏み面の大きい一般的サイズの安定感は捨てがたい魅力があります。
故障してボードから外れていたそうですが、これからまた復帰して使用してもらえると嬉しいですね。



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ZEMAITIS CS24PF LITTLE WINGのヘッドにシェル貼り
ZEMAITIS CUSTOMSHOP製のCS24PF LITTLE WINGのヘッドにシェルシート貼りを行いました。
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ボディトップにはパテでシェルピースを貼り付けた後にアーチを形成してある、とても手の込んだ美しいギターです。
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見る角度で色合いが変わり、二つと同じギターが無いのが天然素材の素晴らしさですね。
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このボディに合わせて、ヘッドにも貝を配置したいという事でご相談いただきました。
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ボディと同じような厚さのシェルを貼ろうとするとバインディングの処理の関係上、ヘッドを彫り込んでシェルを落とし込みにするか、薄い素材で配置するかで提案させていただきまして、厚さ0.08mmという極薄のパールシェルシートをお持込みいただきました。
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その薄さのため透け防止のためにシェルシートの裏側にホワイト塗装を吹いた後に、レーザーカッティングでアウトラインを切り出して準備完了。
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ヘッドに配置して貼っていく訳ですが、ピンセットでつまんだ際に割れたり欠けたりと、とにかく取り扱いが大変でした。
部分的に新たにカッティングし直したりして何とか貼り付け完了。
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元々の黒色ヘッドにはホワイトとライトグレーを吹いて、パテのような色身を出してからシェルシートを貼っています。

全体的にウレタンクリアを重ね吹きして研いでを繰り返して仕上げます。
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磨きすぎて光らせすぎないように気を付けつつ、各部品を取り付けて完成です。
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このシェルシートの薄さゆえに取り扱い時にパリパリ割れたり欠けたりと、加工も施工も大変でとても気の抜けない作業の連続でしたが…
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貝自体の色身がひとつひとつ異なるので、ボディ側とヘッドでも色合いは若干異なりますが、全体の雰囲気としてはよりゴージャスになったと思います。
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この仕様のギターは通常ラインナップにはありませんので、オーナー様の拘りが詰まったギターに仕上がったと思います。
ネックやフレットの仕上げがとても丁寧で、驚くほどのローアクションを実現出来るギターでしたから、飾っておくよりは沢山弾いてもらえると良いなぁと思います。


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