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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
日産LEAFのテレビを運転中に見える化加工
今回は毛色の異なる作業記事を書いてみます。
私、以前は自動車整備士をしていた経験があり、オーディオやナビなど電装系の作業も慣れ親しんでおりました。
エンジン載せ換えたり、足回りの交換なども工具や設備があればお手のものですが、車いじりは趣味として楽しんでいます。

最近の車ってナビの画面でワンセグテレビなどが見れたりしますよね。
私は運転中にテレビは見ないし、もっぱらFMラジオがBGMですが(笑)
走行中にテレビ画面が映るのは安全上よろしくないので、メーカー出荷時には停車状態でしか映らないようになっています。
それをキャンセルする部品なども売られていますが5000円程度はする事が多く…
以前の話になりますがそれらの部品を買わず自分で加工した結果、このような状態になり使っていました。
   044.jpg
ボタンを押すたびに走行中にテレビが映るモードのON/OFFが出来るスイッチです。
この車はパーキングブレーキ信号以外に車速信号も検知して制御されていたので、この車速信号ラインにスイッチを割りこませてナビユニットに信号を入力しないようにすれば"車が停車している状態"と勘違いさせて走行中のテレビ視聴が可能になるという訳です。

ただし、スイッチをONにしたままだと車が動いていないと勘違いさせている訳ですから、ナビを使いたい時に自車位置が変わらないという事が起きてしまいます。
(GPSからの位置情報で地図上では自車位置が少しずつ更新されるが、音声での道案内などは得られない)

手動OFFしかない状態が不便に感じ、消し忘れを防ぐために自動OFF機能を持たせたいなと思っていました。
しかしwebを検索してもそのような後付けアイテムは無かったので、自分で作る事にしました。
   048.jpg
タイマーICで時間を調整して、リレーを駆動させたら良い訳ですね。
設定時間で自動OFFになるようにしつつ、かつエンジンを止める(ナビの電源を落とす)と自動的にこのスイッチ回路もOFFになるように回路をデザインして、基板に実装。

と、ここまで作ってLED点灯用にはノーマリーオープンのSPSTリレーで良いとして、車速信号を切り離す(接続を離す)ためにはノーマリークローズが必要だと気付いてしまい、回路デザインを修正して基板は作り直し。
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省電力で物理的に動く部分が無いフォトMOSリレーを使いたかったのですが、わざわざ送料かけて取り寄せるのも本末転倒だなぁと思ったので…
使う端子でノーマリーオープンとノーマリークローズを自由に選べる2回路入りのDPDTリレーを使う事にしました。

以前に付けていたパネルの再利用ではスイッチ穴位置が合わないので、ディーラーでこのプラスチック部品を取り寄せてもらい加工していきます。
   037_20180629213502034.jpg
スイッチや基板を収めてホットボンドで固定してユニット化。
   043_201806292134580ee.jpg
車に取り付けたらこのような感じ。
   046.jpg
下にある大きめのボタンを押すとLEDが点灯して、車速信号ラインを切り離します(=走行中にテレビが映ります)
またその自動ON時間は30分に設定してありますので、30分経ったら自動的にノーマルモードになります。
しかしそれだけだと一旦ONしたら30分待つか、エンジンを止めるしかOFF出来ないというのは絶対的に不便なので、リセットボタンも目立たないようにメインスイッチの上側に小さく取り付けました。
   045.jpg
このリセットボタンを押すと、タイマー残り時間に関係なくLEDが消えてノーマルに戻ります。

これでOFFにし忘れる事がなくなるので、私としては一安心。
なんだかんだで製作にかかる知識や技術など…私の人件費を考えたら市販部品を買うのは高くないのね、という結果になっちゃいましたが「こんなのあったら良いな、無いなら作ろう」を実現できたので結果オーライでした。


この車、日産LEAFは電気自動車なので「エンジンを止めて…」という表記は正しくないのですが、状態のイメージを伝えやすいかなと思い敢えてそのような表記とさせていただきました。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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GIBSON LP-REISSUE(ex/Heritage Cherry Sunburst)の全体調整・ノイズ処理
今回はGIBSON Les Paul REISSUEの全体調整・ノイズ処理です。

このギターは元々はHeritage Cherry Sunburstだったみたいですが、オーナー自らがトップリフィニッシュを行われたそうです。
   IMG_4783.jpg
味のあるクラックが格好良い仕上がりです。

このギターの配線やコンデンサなど電装系はご自身で交換されているそうですが、フレット交換を行ったのを機に電装系もプロに仕上げてもらいたいという事で全体調整・ノイズ処理でお預かりさせていただきました。

セレクタースイッチへの配線はLENZ?の配線材に交換されているとの事ですが、ノンシールド線でキャビティ間をつないでいるためノイズはかなり目立つ状態でした。
   IMG_4782.jpg
元々は菱形のコントロールパネルとロングシャフトポットを使用したアッセンブリのようですが、プレートを撤去してヴォリュームにはスイッチ付きポットを使ってハムバッカーのコイルタップ機能を割り当ててありました。
   IMG_4781.jpg

バラしてみるとABR-1ブリッジの曲りが顕著でしたが、フレット交換時にサドル溝切り深さの調整でバランスを取ってありました。
   IMG_4784.jpg
今回は弦高に関してはひとまず大丈夫な状態でしたので(本来は交換した方が良いのでしょうが)交換は見送りとなりました。

導電塗料を塗布するために部品を全て外し、キャビティ内の塗装を落として下地作りを行います。
   IMG_4785.jpg
セレクタースイッチ~ピックアップキャビティ~コントロールキャビティをつなぐ溝の隅々まで導電塗料を塗る事は困難なので、配線はシールド線を使用しますが、それでもキャビティ内は可能な限り導電塗料を塗り込みます。
   IMG_4786.jpg

導電塗料が乾燥したら配線を行います。
   IMG_4807_1.jpg
セレクタースイッチはクリーニングして再利用ですが、配線材はBELDENの4芯シールドを使用してノイズをシャットアウトしています。
ヴォリュームポット、トーンポットはガリもあったのでこの機会に全て交換となりました。
スイッチ付きポットは回転トルクが軽い物が多いのですが、このCTSのスイッチポットは適度なトルクで良いですね。
配線すべき端子が近い場所にまとまっているため、楽器に搭載した状態でハンダ付けがし難いのが難点に感じますが。

ピックアップはSuhrのDoug Aldrichモデルが搭載されていますが、各ボリュームノブを引っ張る事でコイルタップではなくパラレル配線になるようにしています。
ハムノイズをキャンセルするためにコイルをふたつにしたのに、片側を使わないコイルタップはノイズも増えてしまいます。
パラレル接続する事でシングル系サウンドを得られつつハムキャンセル効果は得られるので、私はこのワイヤリングが好みです。
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オーナー様のご希望に沿って、ヴォリュームにはスムーステーパー化も行いました。
この抵抗とコンデンサのチョイスは様々な組み合わせがありまして、各社独自の数値が個性となっております。
施工前よりも自然な音量可変が得られるようになったとの事でお喜びいただけました。

全体的にワックスをかけて磨きましたが、あまりギラギラにしても雰囲気が損なわれますので汚れ落としをメインに仕上げています。
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今後はブリッジやテールピースの交換で様々なチョイスをされると思いますが、これからも沢山弾いてもらえると良いですね。

納品後にお喜びの感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
ノイズが驚くほど少なくなっていて、
ほぼゼロですね。
以前もブリッジに手を乗せればノイズは小さくなっていましたが、今は手を離した状態でほとんどノイズが無く、
手を触れるとゼロです。
ここまでノイズ処理が効果があるとは思いませんでした!
音は凄くクリアになりました。
ポットから配線材まで変更点が多いので何処の処理が効いたのかはわかりませんが、
以前はミドルが出すぎて太すぎる印象でしたが、各音域がすっきりまとまりバランスよく鳴っているように感じます。
あと、一番驚いたのはスムーステーパーボリュームでした。
ネットの情報等からコンデンサと抵抗を何種類か組み合わせて自分なりに試してみましたが、ハイパスにはなったけどボリュームの変化がスムースじゃなかったり、
「こんなもんかな?」というところで妥協していました。
なので、今回の仕上がりは本当にスムーズなボリューム変化、途中でこもったりせず使える音になりました。
演奏中にバンドとのバランスを考えて、
ちょこちょことボリュームを調整するのでこれは非常にありがたいです。


このようにお喜びいただけると頑張って良かったなと思えます。
またどうぞよろしくお願い致します。



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