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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
BLADE LEVINSON R-4/SSHの全体調整
今回はBLADE LEVINSON R-4/SSHの全体調整です。

このBLADE LEVINSONというギター、最近は目にする事が少なくなりましたが1990年代には沢山流通していまして「コスパに優れた良いギターだなぁ」と思っていました。
それもそのはず、BACCHUSなどを手掛けるディバイザーや、MOONやVANZANDTを手掛けるPGMが製造委託を受けて作っていたのです。
このR-4は元々は3シングルだったようですが、ピックガードを交換して、リアピックアップ部分はハムバッカー用にザグリを追加してSSHレイアウト(S-S-SSとも言える)に改造されていました。
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長年の使用に伴って音に張りが無い、電装系のコントロールで違和感がある、アームがもっと使えるようにしたい、等様々なご希望を伺いつつ作業内容を決めていきました。

ジャンボフレットは摩耗によって頂点が擦り減ってしまいピッチが揺れるようになってしまっていたので、この際にステンレスフレットへの交換になりました。
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ブリッジにはファルコントレモロという2つのナイフエッジを持つ珍しい物が搭載されており、マウントネジピッチも弦間ピッチも10.8mmというリプレイスの選択肢がほぼ無い特殊規格なのでオーバーホールを行う事にしました。
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ボディ裏側には黒いパネルがありますが、ここにはオリジナルでは電池とブースター基板が収まっていました。
しかしこのギターはそれらが撤去されてパッシブとなっています。
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トレモロスプリングが斜めがけにされていますが、このファルコントレモロブリッジでは斜めがけすると弦交換がとてもし難くなってしまうので平行3本に変更しつつ、バランスを取りたいと思います。
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ピックガードを開けてみると、レースセンサーGOLDが4つ搭載され、VILLEXのパッシブミッドブースターもミニスイッチでON/OFF出来るようになっていました。
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もうひとつのミニスイッチはリアのシングルコイル2個を直列にしたり、片側キャンセルしたりを切り替える用途との事ですが…
配線が間違っていて上手く機能していませんでした。
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更なるサウンドヴァリエーションが欲しいという事でしたので部品交換も含めてご提案させていただきましたが、詳しくは後述します。

ブリッジをボディにマウントしている6本のネジにはサビの発生もあり、埃も堆積していましたので…
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ナイフエッジが当たる部分は念入りに研いで、シリコンコーティングをかけてあります。
磨いたためゴールドメッキが薄くなってしまうのですが、実用性を優先しました。
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ブリッジもネジ1本に至るまでバラして洗浄して磨いて組み直し。
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アームアップとアームダウンで異なるブロックが動く構造を持ったトレモロで、ブリッジベースプレートとブロックの接触面は今回のオーバーホール時にしっかり磨いて平面出しをして取り付けしてあります。
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全体的に磨いた後にシリコンコーティングをかけていますので、ここもメッキの色が薄くなっています。
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ネジ類は手汗によるサビに耐えるように全てステンレスに交換しましたので、PRSのようなハイブリッドカラーになっていますね。

ボディにはザグリを入れた際に導電塗料を塗られたみたいですが、アースへの接続が雑だったのでノイズは目立ちました。
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いつもの銅系導電塗料で塗り直しつつしっかりとグラウンドへ接続します。
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ヴォリュームポット、トーンポット、ミニスイッチを交換して、ワイヤリングも変更しました。
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トーンポットはプッシュロックスイッチ付きに交換しまして、このスイッチをリアのピックアップを2つ直列にするのか、ひとつだけ使うのかを切り換えするようにしました。
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パッシブミッドブースターはそのまま搭載していますが、ON/OFFスイッチの動作はオーナー様と相談の上でお預かり時と逆向きに変更しました。
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交換したミニスイッチはON-ONの2ポジションから、ON-ON-ONの3ポジションスイッチに変更して、サウンドヴァリエーションを増やしました。
操作で出来る限り混乱しないように考えてご提案させていただきました。

ヘッドにはスパーゼルのロックペグが使用されています。
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元々はGraphtechのStringsaverナットが使用されていましたが、フレット交換に伴って無漂白牛骨に変更。
(ローミッドは出るが、高音域は少し丸くなる印象なので…今回の目指す方向性にはバランスが悪いなと思い牛骨をチョイス)
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フレットはJESCARの#58118SSというステンレスジャンボフレットに交換。
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JESCARのフレットは表面が滑らかで硬く摩耗にも強いので、とても良いですね。

組み上げたブリッジも梨地のような風合いで落ち着いたルックスになりました。
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コントロールは若干複雑。
オーナー様に手書きメモのピックアップワイヤリングバリエーションをお送りして確認いただきました。
   bladeワイヤリング案1
通常のSSH以外にSSSとしても使えますし、全てのピックアップを鳴らしたりフロントとリアを鳴らしたり、直列も出来たり…
   IMG_4901.jpg
レコーディング現場で1本で対応出来るような懐の広いギターに仕上げられたと思います。

実際に使ってみて、不具合や変更点があればまた追ってバージョンアップしていく事になるかもしれませんが、ひとまず今出来る考えられる事は全てやった、という状態になりました。
   IMG_4898.jpg
ここからまた多くの演奏が生み出されていくと喜びもひとしおですね。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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CHICAGO IRON PEDAL FLANGERのノックダウン
今回はCHICAGO IRONによって復刻されたTYCOBRAHE PEDALFLANGERのノックダウンです。
上記参考URLはイケベ楽器さんのページを表示するようになっています。

写真は少なめですが、作業難易度はとても高かったです…
集中していたので撮影を忘れていたという言い訳から始まります(笑)

お持込みいただいた時にはMAXONの弁当箱ケースに無理やり入れられていた状態でしたが、スイッチ切り換えのノイズだったり、グラウンドのループだったりとノイジーな原因もありまして、今回しっかりとケース入れ替え作業を行わせていただく事になりました。
   IMG_4857.jpg
これはハモンドのダイキャストケースに基板をあてがってみたところ。
恐ろしいほどにぴったりなのですが、MAXONケースの寸法がご自身のエフェクトボードに設置するに当たって都合が良いとの事で、フランジャーのFL-303をドナーに作業を行う事になりました。

早速作業完了状態なのですが、今回施す作業は以下の内容でした。

・MAXONケースに移植。
・本来はペダルで操作するポットはケース側面に設置。
・エフェクト音の音量が若干下がるので、出力段にクリーンブースターのBBBを増設。
・電源はセンターマイナスのDC9V供給だが、内部はポジティブグラウンド動作なので負電源生成チップを内蔵。
・基板をケース内部でネジ止めなど、何かしらの方法で固定したい。
・高輝度LEDを搭載しつつ、ポップノイズの極力無いトゥルーバイパス化
・9V電池も使えるようにしたい。

このような希望を踏まえつつ、作業を行いましたのがこの状態です。
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基板は横向きに配置しましたが、ケースにあったメスネジ山を利用して取り付け固定出来るように基板に穴あけ加工しています。
   IMG_4862.jpg
マーシャル風ノブは追加したBBBのヴォリュームになっています。
   IMG_4864.jpg
フットスイッチだったモード切り換えスイッチや、フロントパネルに設置されていたノイズゲートスイッチはミニスイッチにして穴あけ開口設置しました。

ケース側面に2連ポットを収めつつ、ノブがつっかえない位置に穴あけをするのが大変でしたが、上手くいきました。
   IMG_4865.jpg

メイン基板の下には正電源から負電源を生成する回路基板を収めていますので、一般的なアダプターやパワーサプライで電源供給が可能です。

このように「こんな事できる?」とお気軽にご相談いただければ色々とご提案は出来るかと思います。
基本的にワンオフになるので、それなりのコストはかかるとは思いますが拘りを具現化する作業のお手伝いをさせていただければ幸いです。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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