機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
DC/DC STATION(custom made)の作成
電源問題はエフェクターを使用するプレイヤーには必ずついて回る事だと思います。
たかが電源、されど電源。
これで大きく音が変わるんですよね。

コピー機で拡大印刷する事に例えると、エレキ楽器の電源はコピー用紙だと思います。
コピー機は原稿を拡大して用紙に印刷して出力しますよね。
でも原稿そのものが大きくなって出てくる訳ではありません。

どんなに美人の写真を拡大コピーしようとしても、用紙がわら半紙や一般的なコピー用紙では美しくはありません。
でも写真用とか高品質の紙を用意するととても奇麗に拡大出来ます。

写真(ギターの原音)が良くないと拡大しても良くない訳ですが、電源が悪い(ノイズが多い・安定しない)とそれもまた良い仕上がりにはなりません。


意外に見落とされがちですが、電源に拘るとサウンドは大きく変わります。


さて、持論を展開した上で、東京在住時代より様々な面でお世話になっているレコーディングエンジニアの方より、「VooDoo Labより良いパワーサプライ作ってよ」とストレートにハイレベルな注文をいただきました(笑)
この方は、電圧の変化や部品の違いによるサウンドも聞き分ける耳を持った方でして、その耳には多くのファンがいらっしゃいます。

製作にあたり、メールや電話で数度の打ち合わせを重ねたのですが「色は渋白。あとは良いサウンドになるようにお任せ」という事になりました。
私の仕事を信頼していただけているのだなぁとありがたく思います。

そんな訳で、外観写真は製作中も依頼者にすら小出しにしつつ、様々なネタを仕込んでいきました。
   画像 001
ケースの部分的に穴あけ後。
ノブは仮置きで、最終的には2ノブになっていきます。

最終的に穴あけが全て済んだところで渋白に塗るために下地塗装を行っていきます。
   DSC08392.jpg
この状態から砥ぎ出して、下に塗られている茶色や金色を露出させていきます。

ラベルを張ってウレタンクリアを吹いた状態がこれです。
   DSC08422.jpg
最後に白を吹いてはあるのですが、ちょっと薄かったようで、茶色っぽい色に仕上がってしまいました。
これも偶然の産物カラーなので難しいです。



そして塗装が完全に乾いたら組み立てていきます。


完成後!
   DSC08456.jpg
とにもかくにも目を惹く巨大なアナログメーター!
これは出力電圧を目視出来るように取り付けた電圧計です。

裏蓋も渋白ですが、やはり茶色が強いカラーですね。
   DSC08459.jpg

アダプターはこのジャックに接続します。
   DSC08458.jpg
15Vアダプターが付属しますが、20V程度までは希望とする出力電流に合わせて好きなアダプターを使えますし、極性はセンタープラスでもセンターマイナスでも気にせず使用できるのはポイントです。

アウトプットは2系統で3種類。
   DSC08457.jpg
アジャスト1は3.5V~(標準アダプターだと)12Vまで可変。
アジャスト2は4.5V~18Vまで可変します。
9Vはその名の通り9VDCを安定出力します。
この3種類がケースの左右で独立した2系統になっています。

内部は…本当はもっと詰め込みたいのですが、発熱問題もあるしで極力隙間を設けたレイアウトを採用しています。
   DSC08451.jpg
配線の取り回しもホットとグラウンドは並行して這わせてノイズや発振に対して気を使っています。


詳しくは動画を見てもらえればより解り易いかと思います。



今回は完全オーダーメイドのサプライなので30000円と高額なアイテムになってしまいましたが、
「音質、やばいです。。。
Voodoo Lab Pedalpower2より圧倒的に好み!
肉厚、鮮明さ、共に大満足!
もう戻れないな、こりゃ。。。 」

とレコーディングエンジニアの耳を満足させる事の出来た感想をいただけて一安心でした。



その後、ボードに設置した写真を送っていただきました。
   18040292_1659440717_171large.jpg
このボードに、ミニペダルはバランスが悪い!って事で…
   18040292_1662630707_79large.jpg
小型ボードをDIYで作成されました。
パワーサプライが一番大きいという不思議なボードです(笑)




価格は張りますが、電圧変化でサウンドを細かく突き詰めたい方や、9V以外に複数の電圧を必要とするエフェクターボードを使われている方にはオススメです。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック