機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
SQUIER Deluxe Jazz Bass® Active V (5-Strings)の改造
今回はSQUIERのDeluxe Jazz Bass Active Vという5弦ベースの改造です。
   DSC08931.jpg
バスウッドボディにメイプルネック、エボノール指板という材構成。

お値段はリーズナブルなのに、結構良い作りとサウンドです。
ネックポケットの加工精度とか素晴らしいの一言!

柔らかいバスウッドボディということもあって、ネジ類がしっかり食い付きにくい難点もありまして…
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ストラップピンのネジがすぐに緩むので、がっちり固定したいという希望でした。

まずは穴の拡大と面取りを行って…
   DSC08948.jpg

鬼目ナットと呼ばれる金属の受けをねじ込みます。
   DSC08949.jpg
念には念をで、接着剤を鬼目ナットの周囲に塗って入れてあります。

ステンレス製の皿ネジを使用しています。
使用するストラップピンによってはこの皿の頭が大きくて入らない場合もあり、写真左のネジのように周囲を削って現物合わせ加工も行います。
   DSC08945.jpg

ストラップピンをネジ止めして完成。
   DSC08952.jpg
軽くネジロック剤も塗って取り付けしていますので、そうそう緩んでくる事は無いでしょう。

ブリッジ側も同様の作業を行いました。

次にナット部分ですが、弦溝に対して不格好な状態でしたし、溝もしっかりフィットはしていませんでした。
   DSC08938.jpg

高さを整え、溝を切り直しました。
   DSC08956.jpg
エッジ部分のRが丸くなっているので、手への当たりも柔らかくなっています。


そして、今回の一番の作業として、5弦のテンション感が緩いので裏通し出来るように加工したい、という希望がありました。

これはオリジナルの状態。
   DSC08937.jpg
大きく気になるほどでは無いですが、確かに柔らかめには感じますね。

という事で寸法を測って、ボディとブリッジプレートに穴あけを行いました。
   DSC08941.jpg
穴径は4.5mmで開けています。

プレートのエッジ部分は弦が触れる部分でもありますので余計な引っ掛かりはチューニングに悪影響を与えます。
穴の面取りを行った上で、油目やすりを用いて滑らかに磨いています。
   DSC08943.jpg

ボディ裏側には弦止めブッシュを取り付けるために段付き加工を行います。
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ブッシュ挿入時に塗装が割れないように、穴の周囲は面取りを行っています。

そしてブッシュの圧入!
   DSC08959.jpg

5弦部分は今後太めの弦を張った場合、裏通しではテンション感が硬くなりすぎる事もあるでしょうから、ブリッジ後ろからの取り付けも可能な2WAYスタイルになりました。
   DSC08958.jpg

弦を張ったらネックやブリッジの調整を行い、完成です。
緩めだった5弦のテンション感も良好なバランスになり、ボディ鳴りも向上したように感じます。

指板のエッジは少し丸めてあげれば、もう少しプレイアビリティが向上するんじゃないかなと感じましたので、またの機会にでもよろしくお願い致します!

ストラップピン穴補修(鬼目ナット使用) 2000円(1ヶ所1000円)
弦のボディ裏通し加工 5000円(以降1ヶ所追加につき1000円アップ)
ナット成型・溝切り修正 2000円
合計9000円でした。



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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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