機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
P-PROJECTのベースリペア
今回はP-PROJECTPUM-3というベースのリペアです。
このベースはTHE POWERNUDEというバンドのベーシスト KEI氏の愛機です。


まずは全体像。DSC03328-b.jpg

ヘッドシェイプが特徴的です。DSC03330-b.jpg
実は1弦のペグ部分にひび割れがありました。
(載せませんが修正済み)

今回はこのブリッジの調整がメインです。DSC03334-b.jpg
シャーラーの3-D4Gというブリッジですね。

状態を確認した後にひとまずサドルを外します。DSC03336-b.jpg
ちなみにこの指輪も私の手作りです。
(何屋なんでしょうね、Studio GREAMって)

ブリッジサドルを外して、ベースプレートを掃除しました。DSC03339-b.jpg
ここでネジ類の増し締めもやっておきます。

サドルのみの状態。DSC03340-b.jpg
歴戦の印(汗と埃とヤニと…夢!)が詰まってます。

4弦部分のイモネジが完全に固着しています。DSC03341-b.jpg
ひとまずこれらブリッジパーツをクレ5-56に浸け込んで1晩放置しました。

電子パーツならば無水アルコールに浸けますが、固着した部品は5-56です。

その間にコントロールキャビティを開けてみると…
このイモハンダはなんじゃ!?DSC03343-b.jpg
ジャックは交換されているようですね。DSC03342-b.jpg
しかしこのハンダ付けは…ちょっと納得がいきません。
(これらはササッとやり直しておきましたが、写真を撮るの忘れました…)


先の固着した写真を見ると解りますが、このシャーラーのブリッジサドルのイモネジは先端が鋭利に尖った特殊な形状です。
なのでその純正品を注文しようと輸入元のカワイ楽器に問い合わせましたところ
今までイモネジのみの販売経験はありませんので、納期や価格は判りません
と返事が来ました。

この調子じゃ仮に手に入るとしても異様に高かったり、何ヶ月も待たされるんだろうなと思い、部品購入はさっさと諦めました。
(預かりから10日以内に絶対納品希望で受けた作業ですので数ヶ月も待てません)

しかし!それでは作業が進まない!!


他に方法が無いのでネジまで加工して作りました。
(全く何屋なんでしょうね、Studio GREAMって)

   DSC03347-b.jpg
右側が加工前のイモネジで、左側が加工して尖らせたイモネジです。

サドル側のメスネジも念のためにタップでさらって綺麗にしておきます。

組み付けて弦を張って弦高やオクターブ調整を行いました。
   DSC03351-b.jpg
その他にもネックの仕込み角度を変更したりと細かいことは沢山やってますが割愛!


実はこのベース、低い方からベースの4・4・3・2弦を張るという変則チューニングなんです。
チューニングはC#・D#・G#・C#という…全弦半音下げに4弦は更に1音下げです。

4弦のオクターブはサドルを目一杯引いて何とか合いました。
   DSC03350-b.jpg
(合わなかったら、勿論了承を得た上でサドルを躊躇無く削ります。)


GW明けからレコーディングに入るそうで急ピッチで作業を行いました。
そのうちフレット交換で入ってくるかもしれませんので今後も楽しみですね。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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