機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
EDWARDS E-EX-125Eの全体調整&フレットすり合わせ
今回は同じ熊本県に住むK様より、愛用のエクスプローラーであるEDWARDS E-EX-125Eの全体調整依頼をいただきました。
   DSC09130.jpg
ED05~のシリアルなので、2005年製のようですね。

細かい傷や打痕が点在し、とてもよく使われている事が解ります。


ノイズと音詰まりが気になるという事で持ち込まれましたので、ネック周りを見ていきます。
   DSC09131.jpg
摩耗によりフレットレベルがバラバラになってしまい、部分的な音詰まりが発生していました。

指板のエッジも立っていますので、握ると少し痛い印象です。
   DSC09132.jpg

電装系は…導電塗料などは一切塗られていませんでした。
   DSC09133.jpg
工場出荷時にはEMGピックアップ仕様だったので、導電塗料を塗らなくてもノイズは少ないという考えなのかもしれませんね。
しかし、オーナー自身がパッシブピックアップに交換していますので、ノイズは気になると思います。

ピックアップキャビティにも導電塗料は当然塗られていません。
   DSC09134.jpg
ピックアップはSYMOUR DUNCANのSH-2nとSH-4という王道の組み合わせになっています。


今回は現状を踏まえた結果、フレットのすり合わせと全体調整・ノイズ処理を行う事になりました。


早速、部品を取り外してマスキングを行います。
   DSC09135.jpg

まずはフレットをすり合わせて、フレットの整形を行っています。
   DSC09136.jpg
フレットの頭が平らになっていますね。

そしてフレット整形後。
   DSC09137.jpg
この時点ではフレットエッジや指板のエッジはまだ丸めていません。

こちらはそれらのエッジを丸めた後の状態。
   DSC09142.jpg
フラッシュを焚いているので削った部分が平らに見えますが、実際は滑らかに丸くなっています。

完成後の写真ですが、元々あったフレットの凹みが消えていますね。
   DSC09149.jpg
3&4弦の17フレット以降が(製造時の仕上げでしょうが)目立って低かったので、その部分のレベルも合わせています。


フレットすり合わせ後は導電塗料を塗っていきます。
   DSC09140.jpg
コントロールキャビティにもしっかり塗ります。
   DSC09141.jpg
ヒートガンを使って強制乾燥させながら塗るので、シンナーの揮発する臭いでクラクラします。

導電塗料はメーカー製品でも塗ってあるだけという事がとても多いです。
   DSC09145.jpg
ノイズを減らすためには導電塗料を確実にグラウンドに接続してコントロール関係をシールドする事が重要ですから、このようなラグ端子を用いて確実な配線を行います。

こちらはコントロール系。
   DSC09146.jpg
ポットやスイッチなどの部品は全てクリーニングして再利用です。
BELDEN 8503を使用し、万が一ナットが緩んで配線が引っ張られた時にもストレスがかかりにくいように少しの余裕を持たせて配線しています。
配線は何でもかんでも撚れば良い訳ではありませんが、信号ラインとグラウンドラインは撚り合わせて取りまわす事でノイズ対策にもなります。

ナットの溝も切り直しての完成後。
   DSC09147.jpg
部品交換は行っていないので見た目には変化無しですね。
ワックスがけを行っていますが、艶消し仕上げのため目立たず。


お預かり時には気になるレベルだった、ジーーー!というノイズは殆ど気にならないレベルまで静かになりましたし、音詰まりも解消されました。
欲を言えばナットを作り直したいところですので、今後また入ってくるかもしれませんね。


全体調整・ノイズ処理 12000円
セットネックギターUP 1000円
フレットすり合わせ 10000円

合計23000円でした。

これからまた激しいステージを共にしてもらいたいですね。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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