機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
PROVISION オーダーメイドギター"Autergo"の調整とフレット交換
今回も旧屋号時代からご愛顧いただいている熊本のお客様より、愛機の電装系変更とフレット交換のご依頼をいただきました。
前回もPaul Reed Smith NF3のピックガード作成で当店をご利用いただいておりますね。


オーダー仕様によるOWG
上記リンクをクリックするとPROVISIONで製作された際のスペックが確認できます。

上記メーカーリンクでも判る通り、とても良質な材料を使って作られています。
   DSC09304.jpg
トップのメイプル材の厚さや、加工も見事です!

バックのホンジュラスマホガニーもとても目の詰まった材ですね。
   DSC09521.jpg
ボディバックにはベルトのバックル傷を防ぐために、アルミプレートが貼られていました。

ボルトオンジョイントながら、滑らかなヒール処理が施されていて、ハイポジションもストレスなく指が届きます。
   DSC09307.jpg

今回は暫く前にフレットをすり合わせしたところ、思いのほか低くなってしまい、他のギターとの持ち替え時に違和感を感じるようになったのでフレット交換をしたいとの事で持ち込まれました。
   DSC09305.jpg
確かに低くはなっていますが、まだ残っているレベルには感じますが…好みはそれぞれなので。

今回はオリジナルで使われていたDumlop6140と同形状のステンレスフレットに交換する事になりました。


…いきなり完成…


F.C.G.R.のSP-SF-02Sというステンレスフレットを取り寄せて交換完了後。
   DSC09452.jpg

輝きと音の立ち上がりが別物のようです。
   DSC09461.jpg

そして続いて電装系の修正に取り掛かります。
(写真では取り外されていますが)ミニスイッチでハムバッキングピックアップのコイル組み合わせを選べるようになっていました。
   DSC09308.jpg
このギターはピックアップや配線など、完成後も様々な変更が加えられてきたギターのようです。
使われている配線材はウエスタンエレクトリックの単線でしょうか、上手くハンダが乗らないのか、ちょっと触ったら部分的に外れてしまうような危ういハンダ付け状態でした。

セレクタースイッチへの配線も危うい感じでしたので、全てやり直すべく、部品は一度全て取り外しました。
   DSC09313.jpg

セレクタースイッチや部品達。
   DSC09314.jpg
配線材はオーナーの拘りがあるのでしょうから、交換はせずに組み付け直して再利用します。
導電塗料などは塗られていないギターなので、せめてこの配線部分は編粗シールドで覆ってノイズ処理を施しておきました。

そして配線し直し後
   DSC09324.jpg
元々の単線の長さが足りなかったりして、取り回しが美しいとはいきませんでしたが、端子にはしっかり絡げてハンダ付けしてあります。

写真右上の、ミニスイッチがあった場所にはポットを取り付け、フロントピックアップのコイルバランサーに変更しました。

このポットを時計回りで直列ハムバッカー、センタークリックでポールピース側コイルのみのシングル、反時計回りで並列のハーフトーンサウンドにシームレスに切り替えが出来るようになっています。

リアピックアップはキャビティ側面のラグ端子を介してスイッチへ配線してありますので、ホットとグラウンドの2芯をここにハンダ付けすれば簡単に交換が可能です。

透明のランプシェードノブはボリュームとトーン、メタルトップの黒いノブがフロントピックアップのコイルバランサーです。
   DSC09517.jpg

細かい事ですが、コントロールプレート裏側にアルミテープが貼られていましたが…
   DSC09310.jpg
お預かり時はこのようにエッジにはみ出していましたので…

やすりを駆使してはみ出したテープを切除しておきました。
   DSC09311.jpg
この後でプレートのエッジも紙やすりで磨いて整えておきました。

弦を張って弦高やオクターブを合わせて完成です!!
   DSC09516.jpg
またノイズ処理などでも作業が出来れば良いなと思います。


フレット交換(ボルトオンネック・バインディング無し) 33000円
ステンレスフレットアップチャージ 5000円
配線修正 5000円
バランサーポット 1575円

合計44575円でした。


後日談ですが、今回使用したバランサーポットを部品屋より手配したら、残留抵抗値が異様に高い不良品でして、慌てて再度(予備も含めて計3つ)手配したらそのうち2つはまた不良という散々な結果でした…
しかし今後はバランサーポットは特に入念に検品してから、部品ストック棚に入れる癖が付きそうです。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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