機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER CUSTOMSHOP BASS VI N.O.S.のノイズ処理
今回は2006年に限定生産された、FENDER CUSTOMSHOP製BASS VI(N.O.S.)のノイズ処理です。
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使用感が少なく、まだ年数も経っていないので、奇麗な状態の楽器ですね。

3ピックアップのON/OFFスライドスイッチとローカットスイッチが搭載された、後期仕様を復刻しています。
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ギターの1オクターブ下のチューニングですので、弦は全て太くて巻き弦になっています。
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純正ではスパイラルサドルですが、ブリッジサドルでの弦落ちを防ぐためにムスタング用の物に交換されていました。
ジャガーやジャズマスターでは定番の改造ですね。


今回は「ジーッ!というノイズが気になるので、静かになるようにしてほしい」との事で持ち込まれましたので、導電塗料塗付と、配線のやり直しを行います。


コントロールプレートを開けてみましょう。
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ボリュームポットの背中とジャックのグラウンド端子などとは、金属プレートへのナットの締め付けにより取られています。
あと一本だけでも配線を足してくれれば安心なのですが…これは後ほどやり直していきましょう。

キャビティ底部の銅プレートへのハンダ付けは今にも剥がれそうな危うさでした。
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導電塗料によるシールドを行いますので、このプレートは使いません。

ピックアップセレクタースイッチ部分はグラウンドへの配線がされておらず、このプレートを触るとノイズが大きくなる状態でした。
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このままでは表の金属プレートに対してクッションプレートが絶縁材の役目をしてしまうので、このプレートにはアルミテープを貼って、確実にグラウンドへ接続します。
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こんな感じですね。
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スイッチネジと共締めされているアースラグによってキャビティ内壁とこのプレートがグラウンドに接続され、スイッチ類に対してノイズをシャットダウンする箱の役目になります。

コントロールプレートは配線を外して、ハンダ付けをやり直し。
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配線材はGREAMで定番の組み合わせですが、赤い線は70年代のBELDENを使用しました。

ピックガード裏には金属プレートがマスキングテープで貼られていましたが、どこのグラウンドにも接続されていないので、効果は薄いです。
ピックガード裏側にはアルミシールドテープを貼り込みますのでこのプレートは使う必要も無いのですが。
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問題のボディ側に導電塗料を塗るべく、部品を外していきます。
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ワックスやコンパウンドのカスを取り除きつつ、塗装を荒らして足付けを行います。
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その後、改めてワックスをかけてマスキング。
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導電塗料を塗って乾燥待ち。
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乾燥後にテスターでチェックして導通が取れない場合は改めて塗り足したりし、しっかり導通するようにします。

セレクタースイッチ裏のゴチャッとした配線もすっきり!
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コントロールプレートへはグラウンドを集めて接続。
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ムスタングのブリッジサドルは3種類のサイズがあり、それによって指板のRに沿うようになっていますが、持ち込まれた時点ではバラバラな位置にサドルが取り付けられており、弦高がおかしな状態でしたので、この機会に修正。
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高すぎず低すぎず、適正な弦高に持っていけました。

全体的に拭き上げて完成!
   DSC09784.jpg
弦から手を放したときの「ジーーッ!」というノイズはゼロにはなりませんが、殆どストレスを感じない程度になりました。


ノイズ処理・配線交換 8000円
ネック・弦高など基本調整 3000円



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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