以前にDigiTech Whammy Pedalの修理を行いましたが、その記事を見られた関東のお客様より、同様の作業依頼をいただきました。
製造終了から長い年月が経過していますので、何かしらの不具合は出てきてもおかしくないです。

今回のペダルはアダプタージャックの接触不良と、フットスイッチパーツの紛失が問題でした。
それらの修理とともに、前回の記事と同様の作業も行う事になりました。
スイッチパーツが欠品しています。

小型のタクトスイッチを押すだけの構造なのですが、ストロークが短く、また足で踏む部分なので耐久性も求められます。
部品を作成しないといけないのですが、木材を削り出そうと思いましたが、本体に引っ掛ける爪の部分の強度と弾力性に不安がありましたので真鍮板を板金作業により曲げて作成してみる事にしました。

必要とされるサイズを測って板金ハサミで切ったのちに、ハンマーとバイスでひたすら叩いて成形していきます。

荷重がかかる淵の部分は折り返して厚みを増してあります。
ストローク量を計算してスプリングの長さや強度を調整したり、スイッチを押すネジの長さを削って微調整したりと実は大変な作業でした。

ネジ頭を踏まないようにゴムシートを貼って保護します。

基板上は電源の改良とバイパス時の音痩せとノイズを減らすべく部品の交換を済ませています。
スイッチのカバーは内部のスペースの取り合いのため、上下を入れ替えて取り付けを行いました。

動作確認を繰り返して、問題なく使用出来ると判断しましたので、ステッカーを貼って完成です。

作ってすぐは明るい金色が目立ちますが、素材が真鍮板なので使用に伴って艶消しの茶色に変わっていくでしょう。

ICソケット化&電源部改良(ジャック交換含む) 8500円
オーディオグレードのローノイズ選別IC搭載 1000円
スイッチ部品作製 8000円
上記価格は税別表記です。
上記のような作業を行って納品したのですが、やはり電源が時々落ちるとの事。
GREAMでの荒っぽいチェックでは全く症状が出なかっただけに、念のためジャックを純正の基板取り付け式から、パネル取り付け式に変更してみましょうという事になりました。

内部の部品干渉を避けつつ、解り易い位置(純正ジャックの下側)に穴を開けました。
基板の裏側から配線を引っ張ってきてジャックへ接続。

オリジナルのジャックも使用できるようになっていますが、差し込んだ時の安定感はパネル取り付けジャックが勝っていました。

これでトラブルが出なければ良いなと思い、再度納品となりました。
長期的に愛用していきたい場合、エフェクターといえどもメンテナンスは必要です。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
製造終了から長い年月が経過していますので、何かしらの不具合は出てきてもおかしくないです。

今回のペダルはアダプタージャックの接触不良と、フットスイッチパーツの紛失が問題でした。
それらの修理とともに、前回の記事と同様の作業も行う事になりました。
スイッチパーツが欠品しています。

小型のタクトスイッチを押すだけの構造なのですが、ストロークが短く、また足で踏む部分なので耐久性も求められます。
部品を作成しないといけないのですが、木材を削り出そうと思いましたが、本体に引っ掛ける爪の部分の強度と弾力性に不安がありましたので真鍮板を板金作業により曲げて作成してみる事にしました。

必要とされるサイズを測って板金ハサミで切ったのちに、ハンマーとバイスでひたすら叩いて成形していきます。

荷重がかかる淵の部分は折り返して厚みを増してあります。
ストローク量を計算してスプリングの長さや強度を調整したり、スイッチを押すネジの長さを削って微調整したりと実は大変な作業でした。

ネジ頭を踏まないようにゴムシートを貼って保護します。

基板上は電源の改良とバイパス時の音痩せとノイズを減らすべく部品の交換を済ませています。
スイッチのカバーは内部のスペースの取り合いのため、上下を入れ替えて取り付けを行いました。

動作確認を繰り返して、問題なく使用出来ると判断しましたので、ステッカーを貼って完成です。

作ってすぐは明るい金色が目立ちますが、素材が真鍮板なので使用に伴って艶消しの茶色に変わっていくでしょう。

ICソケット化&電源部改良(ジャック交換含む) 8500円
オーディオグレードのローノイズ選別IC搭載 1000円
スイッチ部品作製 8000円
上記価格は税別表記です。
上記のような作業を行って納品したのですが、やはり電源が時々落ちるとの事。
GREAMでの荒っぽいチェックでは全く症状が出なかっただけに、念のためジャックを純正の基板取り付け式から、パネル取り付け式に変更してみましょうという事になりました。

内部の部品干渉を避けつつ、解り易い位置(純正ジャックの下側)に穴を開けました。
基板の裏側から配線を引っ張ってきてジャックへ接続。

オリジナルのジャックも使用できるようになっていますが、差し込んだ時の安定感はパネル取り付けジャックが勝っていました。

これでトラブルが出なければ良いなと思い、再度納品となりました。
長期的に愛用していきたい場合、エフェクターといえどもメンテナンスは必要です。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
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