機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GIBSON Les Paul Standard/EBの修理
今回はGIBSON系のギターに多いトラブルである、ネック折れの修理です。

スタンドに立てかけておいたところ、子供が引っかけて倒してしまったそうで…
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ばっくりと折れていましたが、すぐにご連絡をいただき取りあえずの処置(弦を取り外して、傷口にはむやみに触らない、破片があれば極力回収する)をお伝え出来たので無事に直せそうな状態でした。

割れた傷口を観察していると、大きな木材欠損はなそさうですね。
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塗装の欠けはありますが、補修時に可能な限り埋めていくことにします。
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割れた面にまんべんなくタイトボンドを注入して行き渡らせた後にクランプをかけます。
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クッションコルクが接着されないようにクッキングシートを挟んでおきます。
クランプを少し締めると「むにゅ~っ」ってボンドがはみ出してきますので、その都度拭き取ってはまたクランプを締めるを少しずつ繰り返していきます。

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2~3時間程度で固まるそうですが、念には念を入れて36時間ほど安静にした後にクランプを外して、接着時には拭き取りきれなかったタイトボンドを改めて拭き取ります。
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奇麗に接着できたようですね。

わざとフラッシュを焚いて撮影しているのでボンドの白色が目立ちますが、実際はそんなに目立たない滑らかな状態です。
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奇麗に接着できたとはいえ、指先で撫でると若干のデコボコはありますので、サンディングして整えていきます。
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今回は塗装は無しでの修理でしたが、黒いカラーに白っぽいボンドは目立つので、ラッカー塗料の黒でタッチアップしました。
   DSC00020.jpg
これもフラッシュにより明らかに違う色のように写ってしまっていますね…

塗料が乾燥したら、塗装の表面を段差が無く滑らかな手触りになるように水研ぎをしていきます。
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 磨く!
 磨く!!
 磨く!!!
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ボンドの白い色は目立たないぐらいに自然な色に合わせて仕上がりです。
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まぁ、よーく見れば割れた部分も見えますが、それを隠すためには塗装を剥いでリフィニッシュになりますので、見た目で気になるようなら後日改めて行いましょうという話になりました。
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そしてネック折れの補修とともに、すり減ったフレットの擦り合わせも行ってしまいましょうという事で…
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サンディングブロックに紙やすりを貼り付けて擦り合わせを行いました。

不覚にも擦り合わせ前の写真を撮っていなかったようで、仕上がり状態のみとなってしまいました…
   DSC00069.jpg

ボディに傷がつかないように、マスキングしてますよの図(笑)
   DSC00070.jpg

全体にワックス掛けを行って微調整したら完成です。
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ヘッドが折れてしまった場合も、すぐにリペアマンに見せれば奇麗に直ることが多いです。
やたらに木工用ボンドや瞬間接着剤などを使って直そうとして失敗すると、それらの接着剤を取り除く作業が発生してしまうので、手順を理解してしっかり直す自信が無ければ専門家に相談するのが良いと思います。

ヘッド折れ修理 25000円
フレット擦り合わせ 10000円
ダダリオ EXP-110 1470円

合計36470円でした。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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