機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
NAVIGATOR Precision Bass Typeの調整
今回は熊本に限らず各方面で活躍する、ありまっちこと有馬一哉さんの所有するプレベの全体調整とフレット擦り合わせです。
有馬さんの多岐に渡る活動内容はありまっちブログをチェックしてみて下さい!

さて、まずはお預かり時の状態。
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1980年代ぐらいの楽器じゃないかなと思います。
   DSC00161.jpg
ブリッジやピックアップなどは交換されておりました。
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Seymour DuncanのSPB-3というハイパワーなピックアップが搭載されています。
「このピックアップのポールピース(弦の下に位置する銀色の丸い金属)に触れるとノイズが出て弾きにくいので、これを消せないか?」という悩みもあってGREAMに相談にいらっしゃいました。

フレットが飛び出して指板の端は手に引っ掛かるような状態でしたので、滑らかに仕上げていこうと思います。
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ピックアップ下には真鍮板でシールドが施されていましたが、配線のハンダ付けが今にも切れそうだったので、配線は交換します。
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黒いスポンジも硬くなってしまっていたので、今回は新しい物に交換ですね。

導電塗料を塗っていくために部品を外して。キャビティ内には足付けを行います。
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マスキングをしたら、導電塗料を塗って乾かします。
   DSC00171.jpg

導電塗料の乾燥待ちの間に電装系の作業を行います。

こちらはお預かり時。
   DSC00164.jpg
全体的に今にも切れそうなハンダ付けや、多すぎるハンダという印象です。
   DSC00165.jpg
これらの部品は全てクリーニングを行った後に再度配線を行います。
   DSC00169.jpg
アルミシールドテープも破れや波打ちなどで汚くなっていたので、剥がして新しいテープを貼り直しておきましょう。

導電塗料が乾燥してから組み込んでいきます。
   DSC00173.jpg
全体的に甘いサウンドだったので、配線は銀メッキ線を使用して高音域の抜けを向上させてみました。
トーンポットは、お馴染みのグレースバケットトーンサーキットになっているのが確認できますね。
ピックアップのコイルはシールド加工を行い、ポールピースもアースに落とすことでタッチノイズが出ないように施工してあります。

クロームメッキのブリッジには埃が溜まっていたので、バラした際にクリーナーを用いてクリーニングとコーティングを行いました。
   DSC00170.jpg


次にネックを見ていきましょう。
フレットの減りと、ハイポジションでの指板の起きが見られましたので、擦り合わせで対応していきます。
   DSC00174.jpg
途中写真を撮り忘れていますが、擦り合わせ後はこのような感じ。
   DSC00175.jpg
ピカピカに磨き上げておきます。

フレットエッジのバリも奇麗に落として丸めてあります。
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組み立て後にネックの反りやブリッジの調整を行って完成です。
   DSC00220.jpg

ネックの仕込み角度を少し付けたため、ブリッジサドルのネジ長さが足りず、ステンレス製の少し長いネジに交換しました。
しかしブリッジサドルへ弦の乗る角度が少し鋭角になったため、テンション感も強くなり、希望のサウンドに近付いたと思います。


全体調整・ノイズ処理(ベース) 13000円
フレット擦り合わせ 10000円
ステンレスネジセット 420円
Warwick ステンレス弦45-105 1575円

合計24995円でした。


氏のメインベース(JINOモデル)はいつも大活躍ですが、これからこのプレベも出番が増えてくれれば良いなと思います。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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