機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN TN72/Naturalのフレット擦り合わせ
今回はMice Wet Shoesをはじめ、様々なバンド、ユニットで活動するKT氏のギターを調整します。

彼とは…旧屋号時代からのお付き合いであり、初めてお会いしたのは彼はまだ大学生の頃で…私の結婚披露宴の前日でした。

さて、その彼の愛用するFENDER JAPAN製TN72(Telecaster THINLINE)ですが、数々のステージを共にしてきた勲章が全体に刻まれています。
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ステージで盛り上がって、ギターを投げてしまったとの事。
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以前にジャック部分をプレート取り付けタイプに変更されたそうですが、今回はここから落ちたのでしょう、プレートが割れてしまっていました。

幸いにもジャック自体には不具合が無かったので、プレートを金属製の物に交換しておきました。
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ちなみにジャックにはスイッチクラフトのステレオジャックを採用し、リング端子もグラウンドに接続したモノラルで使用しています。
確実なコンタクトのためですね。

そして今回はフレット擦り合わせのご依頼のため、ペグを外していきます。
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埃が堆積していますが、外した際に掃除もしておきましょう。

弦を外す時にペグの動きが妙に軽いなと思ったのですが、ペグケースはぶつけたり落としたりした際の衝撃で歪んでガタつきが出てしまっている状態でした。
   DSC00345.jpg

この先の2枚の写真はフレット擦り合わせ後に行った作業ではありますが、前後してご紹介します。

全てのペグをクリーニングしつつ、歪んだケースの修正や注油を行って組み付けた状態。
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ケースの隙間が殆ど無くなっていますね。

ヘッド裏もワックス掛けを行って組み付けました。
   DSC00358.jpg


さて、本題のフレット擦り合わせです。
   DSC00348.jpg
かなり凹みがあったり、弦とぶつかった事による大きな溝などもありまして、ピッチが不安定なサウンドになっていました。

ネックを真っ直ぐにして、スケールで確認しながらサンディングブロックで擦り合わせていきます。
   DSC00349.jpg

台形になったフレット頂点を山形に整えて、ヤスリ傷を消して仕上げていきます。
   DSC00350.jpg
ローポジションのフレット凹みも奇麗に無くなりました。
   DSC00351.jpg
フレットのエッジも引っ掛かりが無いように丸めておきます。

最後にネックの仕込み角度やブリッジの調整などを行って完成です。
   DSC00353.jpg

フレット擦り合わせにより、高さは低くなりましたが、ピッチの不自然さは解消されて使いやすいギターに生まれ変わりました。
次回はフレット交換となるでしょう。
今後も壊れても壊れても…何度でも直して共に成長していってもらいたいですね。

フレット擦り合わせ 10000円
ダダリオ EXL-110 630円
SCUD JC-SC 630円

合計11260円でした。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp

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