機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN TL71のノイズ処理・ペグ交換
今回はシングルコイルギターの宿命とも言うべきノイズをどうにかしたい!という事で持ち込まれたFENDER JAPAN TL71/ASHを調整していきます。
上記の型番をクリックするとオフィシャルページでスペックの確認が出来ます。

若干のフレット減りは見受けられますが、全体的には傷も少ない奇麗なコンディション!
   DSC00517.jpg
ピックガードはオリジナルではホワイトですが、オーナー自らブラックの物に交換されたとの事。

今回はノイズ処理作業なので、早速電装系を開けていきます。
   DSC00518.jpg
案の定、導電塗料などは塗られていませんでした。
   DSC00520.jpg
セレクタースイッチにはガリが出ていましたので、交換する事になりました。
   DSC00522.jpg

早速バラしてマスキングと塗料を塗布していきます。
   DSC00534.jpg
気温の低い冬は、塗料が乾きにくく大変です…ヒートガンで暖かい風を当てて強制乾燥させながら作業を進めていきます。

導電塗料が乾くまでの間、その他の作業を行っておきます。

これはピックガード交換によりネジ穴が合わなかった部分の穴埋め中です。
   DSC00535.jpg
ボンドが固まったら、表面をノミで整えて、新しい穴を開けます。

導電塗料がまだ乾かないので、アウトプットジャックの取り付け方法変更作業を先に行いました。
   DSC00521.jpg
オリジナルはこんな感じですね。
このタイプはL型プラグが使えなくて不便を感じる事もあります。

これをメタルプレートに変更する事でL型プラグも使えるようにします。
   DSC00528.jpg
寸法を測って穴あけ。

取り付けた状態はこのような感じ
   DSC00533.jpg
見た目は変わってしまいますが、オーナーには説明の上で了承を頂いての作業を行っています。

次にピックアップのノイズ処理を行っておきましょう。
   DSC00524.jpg
セラミックマグネットを使用したTL-Singleですね。
フロントはメタルカバーが付いてシールド効果が得られますので、リアピックアップの処理だけ行いました。

銅箔テープをコイルの周りに巻いて、グラウンド線をハンダ付け。
   DSC00525.jpg
見た目が格好悪いので、更にアセテートテープで巻いて見た目の違和感を減らしています。
   DSC00526.jpg
配線はしっかりと撚り合わせることでノイズ低減効果も狙えます。

以上の作業を行っている間に導電塗料が乾燥したようなので、各キャビティを錫メッキ線で接続していきます。
   DSC00527.jpg
テスターで測定して、各キャビティは全て導通している事を確認して、アッセンブリを組み込みます。

今回はセレクタースイッチとジャックは交換しましたが、ボリュームやトーンポットは再利用となりました。
   DSC00530.jpg
グラウンドも18AWGの銅線でしっかり接続してあります。

ピックガード裏側にもアルミシールドテープを貼ってグラウンドに落とすなど、いつもの定番作業を行っていますので、ノイズは殆ど気にならないぐらいに減少しています。
   DSC00536.jpg
シングルコイルという構造上、完全にノーノイズにはなりませんが、これ以上を望むならばピックアップ交換が必要というところまでノイズは低減しています。

最後に新しい弦を張ってネックや弦高、オクターブ調整を行って完成です。


ノイズ処理 8000円
基本調整 3000円
CRL 3wayセレクタースイッチ 2100円
スイッチクラフト モノラルジャック 420円
ジャックプレート取り付け(部品代含む) 1000円

合計14520円でした。


あと半年もするとフレット擦り合わせを行った方が良さそうな状態になりそうでしたので、またその時に担当出来たら良いなと思います。




上記作業から約1年ほど経過後に今度はペグの交換で再びお預かりさせていただきました。
   IMG_1149.jpg
純正のFキーと呼ばれるペグは、リプレイスメントが販売されておらず、穴あけなどを伴う交換作業が必要になります。
   IMG_1150.jpg
チューニング精度が甘いので、今回はサウンド変化などもご説明させていただいた上で、GOTOHのマグナムロック付きロトマチックペグに交換になりました。

元々の取り付けネジ穴は埋め木しつつ、ペグポスト穴はドリルで慎重に拡大加工を行いました。
   IMG_1151.jpg

取り付けネジ穴を新たに開けてペグ交換完了。
   IMG_1152.jpg
部品が揃っていれば1日預かりぐらいで出来る作業ですね。

表はこのようなナット締めのルックスに変わりました。
   IMG_1153.jpg
チューニング精度も以前より遙かに向上し、サウンドはタイトに、サスティーンは若干伸びる方向に変化しました。

ペグ穴拡大開口・ネジ穴位置変更 6500円
GOTOH SG381MG-L6-07-C 6720円

合計13220円でした。

そろそろフレットの擦り合わせもしないといけないようなコンディションになってきております。



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