機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ORNETTS GM-7Rの全体調整
今回のギターはValley ArtsのMシリーズやMUSICMANのEXシリーズの丁寧な組み込み、美しい塗装技術等で高い評価を得たハイエンド・ギターが手がけるオリジナルブランドORNETTSのGM-7Rです。
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ホンジュラスマホガニーや厚手のメイプル、漆黒のエボニーなど良材を使用し丁寧な作りながらも、リーズナブルな価格は驚異的です。

ボディバックにはフレイムも出たマホガニー1枚板が使用されています。
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指板には豪華なインレイが施されていました。
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GOTOH製のブリッジはボディにタイトにネジ留めされ、弦振動をロスなくボディに伝える構造になっています。
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浅めのネック仕込み角度を与えられたギターなので、高さ調整幅確保のためにブリッジ部分は落とし込み加工が施されています。

今回の作業は全体調整とノイズ処理に加えて、ピックアップを含めた電装系の交換を行いました。

お預かり時は導電塗料などは一切塗られておらず、私としては気になるほどの「ジーー」というノイズが出ていました。
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単線を組み合わせて配線されています。

これらは全て交換する事になりましたので、アッセンブリとして取り外しておきました。
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早速、導電塗料を塗っていきます。
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今回使用する部品はクライオジェニック処理が施されたポットです。
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依頼者様がご自身でチョイスされて持ち込まれた部品を使用しています。

ボディに組み込む前にアッセンブリを予め組んでおきます。
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配線材はいつものBELDENの8503ですが、信号線とグラウンド線を対に撚り合わせた構造にして、ノイズ対策を行っています。
アッセンブリを組み込んだ状態は、このように奇麗にまとめられたと思います。
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導電塗料は勿論ピックアップキャビティにも塗ってグラウンドに接続しますので、こちらもマスキングして塗料の乾燥待ち。
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乾燥したらいつものように錫メッキ線とラグ端子を用いて確実にグラウンドへ接続。
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ピックアップはGIBSONの57CLASSICを持ち込まれました。
ご自宅の縁側に2年ほど放置すると、このような渋い色合いに変化するそうです。
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持ち込まれた時点ではピックアップマウント用のネジが無かったので、これだけは新品をStudio GREAMで手配しました。
(ピックアップマウントスクリューインチセット 630円)

指板とフレットのエッジもいつものようにやすりで丸めて、滑らかに仕上げていきます。
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元々から多少は面取りされていましたので、写真ではあまり違いが出にくい程度の削り量となってしまいました。
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導電塗料塗付時には全体にワックス掛けもしておいたので、最後に拭き上げれば輝きます。
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完成後は当初気になったノイズも殆ど無くなり、セミホロー構造からくるトーンも相まって、艶とコンプレッションのあるサウンドに生まれ変わりました。
お受取り時にも「驚くほどに蘇った!これでやっと使っていけそうだ!!」とのありがたい感想をいただき、感謝の念でいっぱいです。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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