機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
SPECTER NS-4の調整
東京で活動する3ピースバンド ルサンチマン のベーシストSATCHIN氏のベース調整依頼を受けました。

以前から彼の楽器やエフェクターの調整は行っていたのですが、記事にするのは初めてです。
(単に写真を撮り忘れ続けていたためです)


そのベースはSPECTERNS-4です。
   DSC04166-b.jpg
アルダーボディに3ピースメイプルネック、ローズ指板という材構成。

ピックアップはEMG-HZという、EMG社製のハムバッキングピックアップ(パッシブタイプ)です。
   DSC04170-b.jpg

生産国はこの記述からチェコ共和国ですのでユーロシリーズと言われるタイプですね。
   DSC04175-b.jpg
20万円台の価格で、入手しやすくクオリティにも定評があるシリーズです。


早速コントロールパネルを開けてみました。
   DSC04153-b.jpg
      DSC04150-b.jpg
          DSC04152-b.jpg

裏蓋にアルミシールドテープを貼ってあってもグラウンドにつながってないなら全然意味が無いです。
ハンダ付けも素人レベル。
3枚目の写真のイモハンダは酷いです。

   DSC04145-b.jpg DSC04147-b.jpg
パッシブピックアップにAGUILAR(アギュラー)製プリアンプOBP-1を組み合わせた仕様です。
OBP-1は本来18V(9V電池を2つ使用)での動作を推奨していますが、これは9V(電池1個)で動かしています。
最初からの仕様のようですが…
9Vと18Vじゃ音の太さが全然違うんですよね。

ジャックのハンダも今にも外れそうです。



そんなこんなで、ネックもブリッジも電装系も…全部ばらして導電塗料を塗ったり磨いたり…
   DSC04155-b.jpg

元々は2ボリュームでしたが、ボリュームとピックアップバランサーに変更。
   DSC04177-b.jpg
バランサーは日本アルプス製、ボリュームはCTS製を使いました。


配線を全てやり直し、電池も2つ使用の18V駆動でフルパワーです。
   DSC04179-b.jpg

フレット打ちに問題が多いと言われるユーロシリーズのスペクターですが、この個体は多少気になる点はあれど大きな問題であるレベルではありませんでした。

弦高も下がり、ブリブリとした「スペクターサウンド」を奏でてくれます。


これからのライブやレコーディングで活躍してくれることでしょう。


全体調整・ノイズ処理・配線交換 \13,000
ボリュームポット \1,050
バランサーポット \1,575
9Vバッテリー \105 2ヶで\210

トーンポットはクリーニングして再使用しました。

合計\15,835でした。

理想を言えば、トーンポットやジャックも新品に交換したかったとこですが、今回は見送りました。


楽器預かり時には新品の弦を1セット持ち込んで頂き、最終的にそれを張って調整して仕上げています。








ダイレクトマウントジャックにはトラブルが多いです。
すぐに接触不良になったりプラグが抜けたりしますのでMooGでは極力使いたくないのが本音です。

このベースにはダイレクトマウントジャックが使われていましたがノイトリック製のロック式ジャックに交換しました。
最近はGIBSONのレスポールにも標準で搭載されるようになりましたね。

   DSC05154.jpg
見た目にゴツイのでボディを削って落とし込み加工を施しましたが、流線形デザインとのマッチングが…
ぱっと見は判らないですかね。

この赤いボタンを押しながらじゃないとプラグは抜けません。
使い方に慣れは必要になりますがジャックのトラブルは減る事でしょう。
   DSC05152.jpg

ジャック交換(落とし込み加工込み)\5000です。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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