機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN JB75 ”Marcus Miller”Modの調整
今回は熊本は八代のバンド「GIANT. TREVALLIE'S」のベーシストO様より、FENDER JAPAN JB75 をMarcus Miller仕様にModしたベースの調整依頼をいただきました。
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パッと見はオリジナルスペックのようですが、ミニスイッチが無かったり、細かい部分は異なっています。

元々は75年スタイルのジャズベースを加工したりプリアンプを搭載したりして、マーカス仕様に改造した一本だそうです。

しかしピックガードの加工などはとても良く出来ていますね。
   DSC01172.jpg

ピックアップはDIMARZIOのSUPER JAZZがセットで搭載されていました。
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ハムキャンセル構造が特徴のピックアップですが、確かにノイズが少なく落ち着いたサウンドに感じました。

コントロールキャビティを見ていきましょう。
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開けてびっくりなグチャッと詰め込みました状態。
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ハンダ付けが…汚い…イモハンダに貼り付けハンダ…
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ジャックの配線も今にも切れそうな状態でした。
リペアマンには、こういう見えない所にも気を遣った仕事をしてもらいたいし、私自身もしていきたいですね。

ピックアップの裏側。
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1&2弦と3&4弦でコイルを分けた、まるでプレベのピックアップのようなスプリット構造になっています。

キャビティ内にはハンダカスや真鍮片が…
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ショートの原因にもなるので、こういうのはきれいに掃除をして取り除いておくべきですね。

まだ元々の黒い導電塗料の削りは終わっていませんが、マスキングを施して、新たに導電塗料を塗っていくところですね。
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導電塗料を塗って乾燥待ちの間にコントロールアッセンブリを組んで…ボディに配線したところ。
   DSC01251.jpg
ボリュームポットは内部のクリーニングを行って再利用ですが、プリアンプのトーンコントロールは部品交換を行っています。

プリアンプはバルトリーニのTCTを使用。Marcus Miller仕様の定番ですね。
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バッテリースナップもくたびれていましたので、丈夫な物に交換しておきました。

という訳でコントロールはこのように変化しました。
   DSC01254.jpg
左から右の順に、
フロントピックアップのヴォリューム
リアピックアップのボリューム
ミッドコントロール(カットのみ)
上段:トレブル、下段:ローコントロール(ブースト/カット)

ミッドのノブを引っ張ると、プリアンプをパスしてパッシブのジャズベースサウンドになります。

指板のエッジ処理も当然行いました。
   DSC01174.jpg
施工前↑と施工後↓
   DSC01256.jpg
エッジを落とした具合がよく撮れた一枚だと思います。

ワックス掛けも行って奇麗に生まれ変わりました。
   DSC01255.jpg
そのノイズの少ないサウンドにお喜びいただきまして、これからのバンド活動でガンガン活躍してくれると良いなと思います。

フレットの減りが若干見受けられますので、次はフレットの擦り合わせをご検討いただければと思います。


全体調整・ノイズ処理 13000円
スタックポット 2100円
スイッチ付きポット 2100円
スタックノブ(BK) 1260円
メタルノブ(BK) 630円
ステレオジャック 630円
バッテリースナップ 315円
ダダリオ EXL-165 2100円

合計22135円でした。



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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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