機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ORVILLE LPC75の全体調整とフレット擦り合わせ
以前は廉価グレードの位置づけだったのに、その作りの良さやヘッド形状も相まって中古市場でも高値を付けるORVILLEのレスポールカスタムの全体調整です。

社会人になってすぐのお給料で新品を買われてからずっと使われているそうです。
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細かい部分もしっかり作られていて、正直言って今の本家よりも良い作りかも…という印象を受けました。
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使用に伴い、汚れや錆は出ておりましたが、曲がりや固着も無く、クリーニングとグリスアップで復活しそうなブリッジです。
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電装系はご自身で少しずつ部品交換などをされてきたそうですが、以前にバンドメンバーのギターのノイズ処理(FENDER JAPAN TL71のノイズ処理)の仕上がりでノイズの少なさに驚き、ご自身のギターも御持込みいただいたという流れです。
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内部には導電塗料など塗られていませんでしたし、部品を端子穴に差し込んでハンダで止めてある付け方でしたので、これらの改善を行っていく事にします。

そして長年使用してきてフレットの減りが目立ち、音詰まりが耳につくようになっていました。
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ローポジションは凹み、ハイポジションはチョーキングによってフレットの頂点が平らに減っています。
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削り粉まみれのため作業途中写真はありませんが、フレット擦り合わせ後はこのような状態になりました。
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ローポジションの凹みも無くなっています。
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フレット擦り合わせと共に指板やフレットエッジの面取りを行って、導電塗料を塗っていきまして…
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乾燥後には各キャビティをアースラグで確実にグラウンドに接続して組み込み。
ピックアップの金属カバーもメッキを落とさない程度に磨いています。

フロントピックアップボリュームにグラウンドを集めつつ、セレクタースイッチ間の配線材はシールド線を用いて徹底的にノイズ対策を行っています。
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ノイズ処理って高音域が落ちるから行わないという声もありますが、このギターの納品後に「今までよりもノイズが無くはっきりしたサウンドで、心配していた高音劣化も感じず、むしろより以前より高音は出ているぐらい良い仕上がり」という感想をいただきました。

私自身は導電塗料塗付にマイナスイメージは全くありませんし、この感想のように作業後にマイナスの声を聞いたことがありません。
ハンダ付けの精度や配線チョイスもあるでしょうが、ひとつひとつの作業をどこまで注力してロスを減らしつつバランスよくまとめるか、だと思いますね。

全体調整・ノイズ処理 14000円
フレット擦り合わせ 10000円
スイッチクラフト MONOジャック 420円

合計14420円でした。



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