機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER MEXICO Classic Series '50s Stratocaster Modの調整
今回は関東より調整のために送られて来ました、FENDER MEXICO Classic Series '50s Stratocasterの調整です。
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ピックアップは同社の69STRATセットに、ピックガードは鼈甲柄の物にご自身で交換されたそうです。

ネックの仕込み角度が浅く、サドルのイモネジがこれだけ飛び出していても弦高は高めな状態でした。
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弦高が高い原因はナット溝にもありまして、プレーン弦の溝は驚くほどに高くて調整必須です。
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指板やフレットのエッジは角張った握り心地ですね。
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ピックガードを開けてみました。
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ピックガード裏側にはオーナーご自身がアルミシートを貼られたのでしょうか…
アルミシートには皺も寄っていますし、配線もグチャッとした取り回しなので、一度全てやり直しをさせていただく事にします。

ひとまず導電塗料をしっかりと塗っておきましょう。
   DSC01873.jpg
そしてピックアップコイルのシールディングですね。
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手前がノーマル。
真中がコイルにアセテートテープを巻いた状態。
奥は更に銅箔テープを巻いてグラウンドに接続してあります。

アルミテープを貼り直したピックガードに搭載されたアッセンブリ。
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ピックアップのリード線は切らずに奇麗に取りまわしておきました。

ギターは50'sスタイルですが、ピックアップが69ストラトなので配線材は70年代のBELDENを使用してみました。
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ジャックはスイッチクラフトに交換。

そしてフレットの減りも目立ち、音詰まりが発生する状態でしたので擦り合わせも行う事になりました。
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指板面に傷をつけ無いようにマスキングをして、184Rのサンディングブロックでフレットを削っていきます。
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フレットや指板のエッジも面取りを行い、滑らかなグリップに仕上がりました。
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フレット擦り合わせによりナット溝の切り直しも行いましたので、外形も整えて磨き上げ。
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そして弦を張って調整していると、どうにもサドルがズレて響きが逃げている感じがしまして調べてみると…
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11.2mmピッチのベースプレートに対し10.8mmピッチのサドルが使用されていたためサドル間に隙間が出来ていました。
FENDERの現行品はこの組み合わせのようですが…どうにも違和感を感じます。

そこで新品のギターから以前に取り外して保管してあった11.2mmピッチのFENDERサドルに交換しました。
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サドル間の隙間が無くなり、逃げているように感じた弦の振動も改善されて、立ち上がりの早いサウンドになりました。

全体的にワックス掛けを行って完成です!
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全体調整・ノイズ処理 15000円
フレット擦り合わせ 10000円
CTS VOL.POT(選別品) 1050円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
FENDER プレスサドル(中古) 3150円

合計29620円でした。



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