機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
TRIPLE VALVE CASTERの組み直し
松美庵さんのサイトは自作エフェクターを試みた方なら必ず見た事があるんじゃないかと思いますが、その中にValve Casterという、12AU7真空管を使用したブースターの製作記事があります。

海外ではこれを元に2段、3段と増設した物を作っている方がいるそうで…

今回はその3段接続ブースターの記事を読んでご自身で作成を行ったが、上手く動作しないので修正してくれ!という事でStudio GREAMに持ち込まれたペダルの作業です。

TAKACHIのアルミダイキャストケースでは一番大きなサイズに部品が狭く並んでいます。
   DSC02018.jpg
ちょっとフットスイッチが踏みにくそうだったり、真空管剥き出しのレイアウトなど、気になる点はありますが…
それらを踏まえて自作の楽しみかもしれませんね。

中を見てみると…
   DSC02016.jpg
配線を追いかけるのが大変でしたが不具合の原因としては…
・電源ジャックの極性が間違っている
・真空管ソケットの端子同士でショートしていた。
・フットスイッチでも配線の先端が隣の端子に触れてショートが起きていた。
・グラウンドにつなぐべき部分が一部つながれていなかった。


各配線をこのアースラグ端子で結ぶのもちょっと…出来ればL字ラグなどでしっかり固定して中継ポイントを作ってあげたいですね。
   DSC02017.jpg



という訳で…不具合原因を探しつつ作業していたら、ほぼすべてやり直しをする事になっていきました。
   DSC02021.jpg
こちらが完成後の内側。
   DSC02022.jpg
使える部品は極力外して再利用しましたが、コンデンサなどは一部新品に交換しています。
こんな感じで無駄を減らして実装できると、もう少しポットやスイッチなどを寄せてレイアウトしてフットスイッチ周辺のスペースを空けれるようにようになるでしょう。

真空管ソケット部分は空中配線が主ですね。
   DSC02026.jpg
部品の足は他の端子とショートしないように、しっかり絶縁しておきます。
配線は浮かせず、ケースに這わせて配線をするように心がけるとトラブルが減るでしょう。

DCジャック部分にはアダプターの極性を間違えても故障しないように、ブリッジダイオードを入れて保護しました。
   DSC02023.jpg
センタープラスでも、センターマイナスでも使用できるようになりますが、電圧はDC12V以下での使用をお願いします。

先ほどとは逆向き、フットスイッチ周辺が見える角度で内側をもう一度。
   DSC02027.jpg
エフェクト自体のバイパスと、各真空管ブースターのON/OFFで合計4スイッチになっています。


今回のように自作してみたはよいものの、上手く仕上がらないという場合に修正を行う事も可能です。
その際には作業工賃の他に、回路図や実態配線図などの資料提供と、交換が必要な部品代は別途必要になります。

しかし諦める前にご相談いただけましたら、その機材は日の目を見るかもしれません。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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