機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
YAMAHA L-5の弦高調整
以前にもMARTIN HD-28Vのメンテナンスでご依頼いただきましたお客様より、YAMAHA L-5の弦高調整依頼をいただきました。

大事に使用・保管されてきたのか、塗装などはとても良い状態を保っています。
   IMG_0202.jpg
トップはスプルース単板、サイドバックはローズウッドの合板という構成ですが、これがまた良く鳴る驚きのギターでした。

しかし、弦高がとにかく高い!
   IMG_0204.jpg
ネック起きは発生していないし、ブリッジの膨れも無いのにかなり高いのです。
フレットエッジのバリも手に痛い状態です。

ネックのロッドを適正に調整しても、6弦12フレット上で4.3mmほどありました。
(1弦では3.3mm)
   IMG_0205.jpg

ナット溝は僅かしか切り足す余裕はなかったので、ブリッジサドルを削る事になりますが…
   IMG_0203.jpg
サドルの飛び出し量も少なく、全て削ったとしても希望の弦高には達しません。

となるとブリッジの木材部分を削ってサドルの飛び出し量を増やします。
   IMG_0206.jpg
ブリッジもサドルも削れる量には限界がありますので、場合によってはサドル溝の掘り増しも行ってサドルの露出量を増やしていきます。

まだサドルは一切削っていませんが、当初よりサドルの飛び出し量が増えたのが確認できますね。
   IMG_0209.jpg
この飛び出した部分を削っては測ってを繰り返して、希望の弦高に寄せていく地道な作業の繰り返しです。

先の状態から更にブリッジも削り込んでなんとか希望の弦高まで到達。
   IMG_0210.jpg
サドルもかなり削りましたね…
   IMG_0211.jpg
弦の巻き返し部分が収まるような溝も切り直して、サドルにしっかりと弦のテンションがかかるように調整します。
   IMG_0257.jpg
削っていない部分との素材色や艶の差を減らすために、ブリッジを全体的に磨いて色見を合せています。

ナットの外形や溝の調整も行いました。
   IMG_0260.jpg
フレットエッジも面取りを行って、指板も磨き上げました。
   IMG_0258.jpg

全体的にワックスをかけて完成!
   IMG_0255.jpg
最終的に6弦12フレットで2.4mm、1弦で1.9mmまで下げましたので、快適にプレイが出来るようになりました。
しかしかなり難産で地味な作業の連続でした。

ブリッジ削り調整 8000円
サドル削り調整 3000円
ナット溝修正 2000円
アコースティック弦 630円


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
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Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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