機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
JAMES TYLER STUDIO ELITEの全体調整・他
今回は泣く子も黙る!?ハイエンドコンポーネントギターブランド JAMES TYLER STUDIO ELITEの全体調整です。
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一本一本異なる複雑なカラーリングが目を引きます。
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指板やフレットのエッジ処理は流石です。
ある意味、Studio GREAMでの調整を行う際のお手本にさせてもらっていると言っても過言では無いでしょう。
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ピックアップはSEYMOUR DANCAN製が搭載されていました。
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ブリッジはオリジナルはWilkinson VG300が使用されていたそうですが、同社のVS401に載せ換えされていました。
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フローティングにセットすると、サドルを一番下げても弦高が適正高さまで下がりきらずに悩まれていました。

このブリッジの形状にボディを一段掘り込んで高さの調整とフローティングクリアランスの確保を行う事になりまして…テンプレートを現物合わせで作成。
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ブリッジのスタッドアンカーを引き抜いてからテンプレートを正確に貼り付けまして、加工を行います。
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トリマーで切削加工を行い、アンカーの穴も掘り足しつつ、目止めの黒塗装まで完了しました。
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なんか、カエルの顔みたいな形状ですね(笑)

次にピックガードを開けて見ていきましょう。
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色々と試行錯誤されたような跡はありますが、総じてハンダ付けが危うい状態でした。
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TONEポットはスイッチ付きになっていて、内蔵のミッドブースターのON/OFFを切り替えます。
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しかし、スイッチ付きのポットは回転トルクが軽い物が多く、すぐに回ってしまうのでプッシュスイッチ式に変更したいとのご希望でした。

セレクタースイッチのハンダ付けも、危ない貼り付け状態。
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今回は「ブリッジの落とし込みと共に、ピックガードもそのラインに沿ったデザインになるようにしたい」との依頼でしたので、専用の形板を作成しつつピックガードを新たに削り出しました。

ブリッジ付近の形状やコントロールのスイッチ穴が変更になっています。
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アルミシールドテープを貼って、プッシュスイッチの台座部分を切り取ったら、台座を専用接着剤でピックガードに接着。
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ピックアップはJAMES TYLERのSECRET HUMBACKERとJTS5 Hot Lauraシングルコイルを持込みいただきまして、ノイズ処理を行いました。
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そしてミッドブースター基板も新規作成。
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オリジナルよりも小型にレイアウトしつつ、部品のグレードアップとノイズフィルタを新たに搭載しています。

アッセンブリを組み付けました。
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クライオジェニック処理された各種部品を御持込みいただき使用しています。

新旧のピックガード比較。
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簡単に交換できるようにコネクタ式にしました。
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オリジナルのピックガードアッセンブリも、危ないハンダ付けは修正しておきました。

ボディ側もコネクタになっていて、差し込んでピックガードをネジ止めすればアッセンブリを簡単に入れ替えられます。
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追加された白い頭のプッシュスイッチは、ブースターのON/OFFと、センターピックアップのON/OFFです。
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センターピックアップがOFFモードの時は、5wayセレクタースイッチが両端位置以外は音が出ないようになっています。

コネクターはStudio GREAMの配慮で採用したのですが、直接配線が良いとの事で…やり直しました。
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旧ピックガードはもうきっと使用しないから、との事でした。
こんな感じで、ジャックまで直接つながっています。
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導電塗料もより導電率の高い塗料に塗り直しているのが確認できます。

ブリッジを落とし込み加工して、ピックガードのエッジも沿わせたデザインで作成したのでぴったり合います。
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フローティングした上でブリッジベースをボディトップと平行に保ちつつ、弦高を適正に調整する事が出来ました。
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更に、フローティング状態を調整できるTremol-noも搭載してあります。
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トレモロスプリングはLaw-Vintage製です。

全体的にワックス掛けを行い、完成しました。
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色々と拘りの仕様になっておりまして、大阪⇔熊本間でのメールや電話のやり取りで打ち合わせを重ねながら作業をさせていただきました。
納品後にお喜びいただけたようで、大変な作業ばかりでしたが満足感もひとしおです。

全体調整・ノイズ処理 15000円
ピックガード作成(オリジナルデザイン/黒3プライ) 13000円
トレモロリセスザグリ 10000円
MID BOOST基板作成・搭載 12000円

その他、各種交換部品や弦などは全て御持込みいただきました。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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