機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシコーティング
フレットレスのジャズベース(サンバーストカラーでピックガード無し)と言えば…

そう、殆どの方はジャコ・パストリアスを思い浮かべるでしょう。
それだけ定着したルックスだと思いますが、今回はそのイメージそのままのFENDER JAPAN JB62-FLの指板をエポキシ樹脂でコーティングします。
   IMG_0726.jpg
指板はローズウッド無塗装状態でしたので、ワウンド弦を使用すると当然傷が入っていきます。
   IMG_0727.jpg
ジャコ本人はこの指板にエポキシ樹脂を塗って硬度を上げて、フレットレスでありながらワウンド弦のトレブリーなサウンドを引き出していました。

今回はこのベースをジャコ本人と同様、硬質なサウンドと指板の保護を目的として、硬質なエポキシ樹脂で指板に層を作ります。

まずは指板上の弦による傷を消しつつ、平面を整えるために擦り合わせを行って、指板周囲をマスキングして土手を作成します。
   IMG_0730.jpg
ナットは取り外した上で、必要があれば交換を行います。

ネックエンド側も同様に壁を作成。
   IMG_0729.jpg
この後で指板サイドには木材の板で更に壁を立ち上げてから施工しているのですが…写真撮り忘れ。

ジャコ本人のベースはFasco社のsteelflexというレジンで施工されているそうですが、入手性にも難がありましたので、Studio GREAMではシステムスリーのエポキシレジンを使用しました。
   IMG_0742.jpg
平面出しの際に大半は削ってしまうので、削り過ぎによるやり直しを防ぐ保険も兼ねて、驚くほど厚く成層しています。
   IMG_0743.jpg
この状態から指板のRに合わせてサンディングブロックで削っていきます。
   画像 003
土手を作った面は表面張力でレジンが立ちあがるので、削り始めは外周部分しか減っていきませんね。

Rと共に指板の平面性にも気を付けながら削ったところ、当初の思惑通り0.75mm厚程度のレジン層が形成出来ました。
   IMG_0757.jpg
この後で更に磨いて、コンパウンドでバフ掛けを行っていきます。

弦を張って、ネックの反りを確認。
   IMG_0780.jpg
弦高も調整して…ナット溝は余裕があったので削らずにちょうど良いぐらいの高さに落ち着きました。
低かったらナット交換だったので、少しコストが抑えられましたね。

指板エンドから見ると、あれだけあったレジンの厚みが薄くなっている事が解ります。
   IMG_0781.jpg
平面を出す際にこれだけ削って捨てる訳ですね。

しかし硬化後はかなり硬質で、かと言ってネックの反りに対する柔軟性も持っている、素晴らしいレジンでした。
削るのも硬くて大変だけど、今後同様の作業を行う時はこのレジンで決まりですね。

最終的にワックス掛けを行って完成!
   IMG_0779.jpg
暫く使用してみて、ナット交換の必要性を感じるようでしたら、またその時に作業しましょうという事で納品となりました。

このようなフレットレスベース指板のエポキシコーティングは25000円で承っています。
指板に付いた傷を消すための指板修正作業も含みます。
エポキシコーティング後には相対的にナット溝が低くなりますのでナットのコンディションによっては交換作業(5000円)が伴います。
納期は2週間程度のお預かりとなります。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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