機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
BACCHUS BSA-800の全体調整・ノイズ処理
今回は日本が誇る大手ハンドメイドブランドBACCHUSのBSA-800の全体調整とノイズ処理を行います。
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一見、ES-335のようにも見えますが、Fホール無しのセミホロー構造です。

指板のエッジは少し角張っており、いつものごとく面取りを行っていきましょう。
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お預かり時に3&4弦が妙にビリつくなぁと思い、ブリッジの曲がりを疑ってみました。
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スケールを当ててみると…こんなに湾曲してしまっています。
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硬い金属なので曲がらないと思いきや、実はTOMブリッジで多いトラブルです。

コントロールアッセンブリは全てリアピックアップキャビティから出し入れを行うので、パズルのようです。
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GIBSONのES-335ではトップのメイプルとセンターブロックの間にはスノコ状に切られたスプルース材が入れられていますが、このギターではそれがありませんでした。
   IMG_0871.jpg
アッセンブリにはガリなども盛大に出ており、今回は全て高品質部品への交換で組み直しを行う事になりました。
   IMG_0872.jpg
上記写真にもあるように、ブリッジやテールピースのアンカーも抜けてきていたので、穴埋めと開け直しを行います。
   IMG_0874.jpg
効果は僅かではありますが、ピックアップキャビティ内には導電塗料を塗って、グラウンドへ接続。

アッセンブリは先に組み立てておきます。
内部に導電塗料が塗れないため、OFCを用いたシールド線で全ての配線をひいています。
   IMG_0875.jpg
モッコモコなサウンドにはならないように、トーンポットは50'sワイヤリングで組み、コンデンサはお客様のお持込みいただいたオレンジドロップを搭載しました。

このアッセンブリを既定の位置に配置するのがとにかく大変!
   画像
シリコンチューブとタコ糸を駆使して、部品を入れる順番を考えながら納めていきます。
(文章で書くと一瞬ですが、数時間ぐらいは格闘しております)

曲がりが見られたブリッジはGOTOH製のTOMブリッジを取り寄せて交換しました。
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スタッドアンカーの穴サイズも合わなかったので、一度埋めて開け直して交換しています。

指板エッジやフレットの面取りも完了して柔らかな握り心地になりました。
   IMG_0908.jpg
全体的にワックス掛けを行って完成です。
   IMG_0906.jpg
GIBSONのES-335と構造も異なりますので単純比較はできませんが、ホローボディの柔らかいサウンドが基本で、ソリッドのハウリングのし難さが加わったような雰囲気でした。

納品後に以下のような感想を頂けましたのでご紹介させていただきます。
ギター受取りました。
音の抜けが半端じゃないですね。
演奏もしやすくなっています。
センターポジションも良い感じです。
ツマミをいじりまくっています。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。


お喜びいただき幸いです。

全体調整・ノイズ処理 15000円
セミアコ・フルアコ アップチャージ 5000円
ラージアンカーTOMブリッジ(ゴールド) 4725円
Vol. POT @1050 2個 2100円
TONE POT @1050 2個 2100円
スピードノブ(インチ・ブラック) @420 4個 1680円
MONOロングジャック 630円
スイッチクラフト3wayトグルスイッチ 2940円
ダダリオ10-46弦 630円
トーンコンデンサは持込み
合計34805円でした。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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