機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
BACCHUS BJB-HLの全体調整・ノイズ処理
BACCHUSのエントリークラスであるUNIVERSEシリーズで、カタログにも載らずに生産が終了したと噂のBJB-HL(正確な形番は不明)の全体調整・ノイズ処理です。
   IMG_0893.jpg
アッシュ材を用いたセミホローボディはかなり軽いのですが、対してヘッド重量が重くなってしまい、ストラップを掛けた時のヘッド落ちが顕著でした。

指板エッジは流石にこのクラスになると面取りはされておらず、角張った印象。
   IMG_0895.jpg
ブリッジサドルのオクターブ位置は明らかにズレていましたが…どうしてこんな位置になってしまったのかが気になりますね。
   IMG_0894.jpg
ヘッド落ちする原因はペグにありました。
   IMG_0896.jpg
ボディ重量は軽くなったのに、一般的な重量のマシンヘッドだと当然そうなりますよね。
   IMG_0897.jpg
そこで軽量ペグとして有名なHIPSHOTのULTRALIGHTというペグを手配しまして交換。
   IMG_0914.jpg
元々のネジ穴も目立ちにくいように埋めましたが、ウレタンの塗装がとにかく厚い!
塗装がひび割れてきてしまうので、あまり引っ掻いたりしない方が良いですね。

ネック裏にはやすり掛けを行って、グロスフィニッシュから半艶のサテン仕上げにしました。
   IMG_0915.jpg
ナット裏辺りから滑らかにサテンに変わっています。

次にコントロールキャビティですが、開けた状態での写真撮影を忘れておりまして…アッセンブリを取り外した状態です。
   IMG_0901.jpg
導電塗料は初めから塗られていましたが、シングルコイルピックアップ特有のジーッ!というノイズは出ていまして、それも改善したいとご希望でした。

こちらは取り外したアッセンブリ。
   IMG_0900.jpg
配線のやり直しは行いますが、ガリが出ていたジャック以外の部品は再利用です。

そして導電塗料を塗って、アースラグを用いて確実にグラウンドへ接続する準備を行います。
   IMG_0909.jpg
ピックアップからのリード線は撚っておきまして、キャビティには導電塗料を塗った上で、ピックアップ下には真鍮板によるアースプレートも設置してあります。

アッセンブリを組み込んだらこのようになりました。
   IMG_0910.jpg
指板エッジもいつものように丁寧に面取りを行ってあります。
   IMG_0913.jpg
ネックの仕込み角度も0.5mm厚のシムを入れて調整し、弦高やオクターブもしっかり合わせる事が出来ました。
   IMG_0912.jpg
最終的にワックス掛けを行って完成です。
   IMG_0911.jpg
僅か200g程度ヘッドが軽くなったのですが、効果は絶大でした。
ストラップをかけてもヘッド落ちしませんし、チューニング精度も上がっています。

フレットレベルにバラツキが見受けられるので、次は擦り合わせ作業を行うと、ベストコンディションに持って行けると思います。

全体調整・ノイズ処理(BASS) 16000円
ペグ交換(ネジ穴埋め&開け直し含む) 4500円
HIPSHOT ULTRA LIGHTペグ @4200 4個 16800円
SWITCHCRAFT ステレオジャック 630円
WARWICK 045-105ステンレス弦 1575円

合計39505円でした。


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