機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GIBSON Les Paul SPECIAL Double Cutawayのナット交換と調整
今回はGIBSON Les Paul SPECIAL Double Cutawayのナット交換調整です。
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暫く押入れにしまっていて、最近になって引っ張り出して来られたそうで、全体的に汚れが固まり、電装系には接触不良が起きていました。

チェックしていると、ナットはご自身で以前に交換されたそうですが、フェンダー系のナットよりは厚みはありますが、このギターに対しては厚さが足りず、また弦溝も低すぎて開放ではビリついてしまう状態でした。
   IMG_0992.jpg
フレットも当然のことながら艶が無くくすんでしまっています。
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若干の減りは見受けられるものの「今後しっかり使っていくならば近いうちにフレット擦り合わせをしましょう」という事で説明をさせていただき、今回は擦り合わせは行いませんでした。

ジャックには盛大にガリが出ていて、チューニングもまともに出来ないような状態でした。
   IMG_0994.jpg
これだけ内壁が錆びてしまっていたら当然と言えば当然。
潔くジャックは交換する事にしました。

そしてリアピックアップのTONEが効かないなぁと思ってバックプレートを開けてみたら…
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赤丸で囲った部分の、コンデンサのハンダ付けが切れてしまっていましたので、これはしっかりと修正を行います。

ジャック交換を行いました。
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プレートとジャックの間に回り止めの菊歯ワッシャーが入れられていなかったので、今回はしっかり入れておきました。

ピックアップの高さ調整をしようにもネジが効かず、ピックアップを外してみると…
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ボディ側に打たれたアンカーが(ふたつのピックアップ共に)抜けていました。
このアンカーの周囲に接着剤を薄く塗って、元の穴位置にを叩き込んで補修します。

そして問題のナット交換。
   IMG_0998.jpg
TUSQ素材を削り出して、ナット溝の平面も出して寸法を合わせます。
まだ、ラフカットなので横幅は少し余裕がありますね。

しっかり合わせて溝深さも調整して…磨き上げました。
   IMG_1002.jpg
フレットや指板も磨いてあります。
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ブリッジは以前に交換されたようですが、ABR-1タイプのスタッドボルトに対して、ナッシュヴィルタイプのブリッジが載っていました。
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ブリッジ側の穴サイズが大きくてずれるので、これは今後交換なりをされた方が良いですよ、と説明させていただきました。

汚れでドロドロだったので、ひたすら汚れ落とししてワックスで磨き上げ…
   IMG_0999.jpg
汚れと反応して劣化したクリア層を薄く剥いて艶を取り戻しました。

今回は遠方より一泊でいらっしゃったお客様でしたので、なんとか翌日の帰り前には納品できるようにハイスピードで作業を行いました。
凄く大変でしたが、やりきった充実感が気持ち良かったです。


基本調整 3000円
ナット交換(TUSQ) 5000円
ジャック交換・配線修正 1500円
モノラルジャック 420円
アーニーボール レギュラースリンキー(10-46) 630円

合計10550円でした。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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