機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Roddyさんのギターメンテナンス
このところ、ステファンズというメーカーのギターメンテナンスを行っています。
リンクにもあるJUN”Roddy”KANESHIMAさんのメインギターです。
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   27681893_3753631285.jpg

東京に出てきてすぐからの知り合いなので、もう彼とは3年ほどのお付き合いになりますね。
彼のギターは殆どStudio GREAMでメンテナンスさせて頂いています。


今回は定期的な全体調整とフレットすり合わせがメインで、アクティブ回路のバージョンアップ(という名の新調)で入ってきました。


アクティブPUであるEMG-Sと、パッシブPUであるディマジオ スーパーディストーションを共存させるのはインピーダンス整合面で大変なのです。
単に混ぜちゃうとパッシブピックアップのハイ落ちが酷く、全く使えないトーンになっちゃいます。

詳しいことは書けませんが、内部でバッファを通して、ミキサー回路でハムバッカーとシングルコイルの信号をミックスしてアウトプット。
その後、ソロブースター回路は任意で通せるという、プリアンプ的なものをデザインして組み込みました。

↓基板はこんな感じでコントロールキャビティに収まっています。
   CA340095-b.jpg

上部のトリマーは左からハムバッカーゲイン、シングルコイルゲイン、ブーストレベルです。
ミニドライバーで調整って感じですね。

ピックアップを弦に近づけ過ぎるとストリングプルという現象が起き、音程やサスティンが不自然になりますが、この回路を組み込むことでストリングプルを起こさない位置までピックアップを下げつつ、各ピックアップ間の音量バランスを取ることが出来ます。


今回はコントロールキャビティのパネルも製作してみました。
楽器に置いてみるとこんな感じ↓
   DSC02826-b.jpg


1.5mm厚のアルミ板で作っているのでシールド効果も狙えますね。
勿論グラウンドに落ちるようにしてあります。


Studio GREAMでは音には関係ないけどこんな手間のかかる事もやってますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。





暫くこのギターを使ってもらいましたが、どうもプッシュ/プッシュのスイッチ付ボリュームはトラブルが起きやすいですね。
構造的にはスライドスイッチですし、切り替え時にザリッ!とノイズが出てしまうのが…

そんな訳で回路をシンプルにしよう!という話になり、一新しました。

   DSC04459.jpg
2ボリュームだったのをマスターボリュームに変更。
TocosのRV24という密閉型ボリュームポットを採用しました。
回転トルクも適度で好みです。

シングルコイル用だったボリューム位置跡には大きめの3wayトグルスイッチを付けました。

レバー上;ブースターON
レバー中:アウトプットミュート
レバー下:ノーマルアウトプット


という配線になっています。
これはボリュームを断続的にON/OFFする「マシンガン奏法orスイッチング奏法」を使いたいという当初から一貫した要望のためです。

レバーのトルクが軽いため、ノーマルからブーストONに移行する時も音切れは気にならないスピードで切り替わります。
わざと中央をゆっくり通過させると音が切れる訳ですね。

ピックアップはEMG-S(ローインピーダンス)とスーパーディストーション(ハイインピーダンス)の組み合わせのため、スーパーディストーションには常にバッファでインピーダンスを下げるように回路を組んでいます。

ブースター回路もNUNO BOOST3として新設しました。
   DSC04456.jpg


ピックアップセレクターは5WAYで、配線は以下のようになっています。
1:フロント
2:フロント+センター
3:センター
4:センター+リア(コイルタップ)
5:リア


+は並列接続

ポジションごとにサウンドキャラクターが明確に違うので多彩なサウンドバリエーションを誇ります。

今後も要望に合わせて進化していくと思いますので、彼のライブでそのサウンドを要チェックですよ!

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お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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