機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ATLIER-Z MZ-CTMの配線修正と回路変更
(ギターも作ってはいますが、主に)ハイエンドベースブランドとして有名なATLIER-Z。
そのラインナップの中でM265というモデルをベースにメーカーモディファイが施されたMZ-CTMというベースの配線修正と回路変更を行いました。
   IMG_0957.jpg
ピックアップとプリアンプ変更を某ショップに依頼されたそうですが、仕上がり後に細かいところが気に入らないとの事で、ネットで調べて見つけた当ブログを読まれた上でStudio GREAMへ持ち込まれました。

お話を伺っていると、配線をされた中身を見たところ、作業前のオリジナル状態は奇麗だったのに、作業後は配線を詰め込みました的な仕上がりで美しくない(音質的にもノイズが多いのではないか?)という事で修正をご希望でした。
その他、バランサーポットの操作感が違和感があったり、イコライザー用のスタックポットにノブがしっかり止まらなかったり…

ひとまずコントロールプレートを開けてみましたところ…
   IMG_0955.jpg
このベースの作業前を見た訳ではありませんが、このメーカーの配線はとても丁寧に行われていて好感が持てる作業をしてあるのですが…
これは流石に酷いなと思いました。

拡大してみると…グラウンドポイントもバラバラだし、「これは部品の交換をしつつ配線は全てやり直しをしましょう!」という事になりました。
   IMG_0956.jpg

コントロールノブは金属ノブの欠点でもあるのですが、回した時にカサカサというノイズが入りますので今回はその対策も行います。
   IMG_0958.jpg
一番右側のスタックポットのシャフトにはテープを巻いて、サイズが合わないノブを何とか無理やり固定してありました。

部品を取り外してみると…右から2番目の穴が元々の穴サイズ。
それ以外の穴はリーマーによって拡大されていました。
   IMG_1012.jpg
穴の形が丸じゃありませんし、塗装の欠けも発生しています。
マスキングテープを貼って保護した上でドリルで拡大開口すると奇麗に開くのですが…それをやっていないんですね。
流石にこのままというのも嫌なので、今回使用する部品に合わせて穴の形状が整うように軽くヤスリをかけてから作業を開始しました。

作業途中は戦場なので、写真撮影の余裕はなかったです…
   IMG_1018.jpg
プリアンプはそのままに、ミッドのフリケンシーを3段階に可変出来るように部品を交換しました。
2つあったミニスイッチは、プリアンプのON/OFFと、ミッドフリケンシー選択(250Hz/500Hz/750Hz)になっています。
信号線とグラウンド線は撚り合わせて這わせたり、ポットのナットが緩んで回ってしまって配線が引っ張られてもいきなり断線しない程度に余裕を持たせてあったり…いつも気にしている作業をしっかりと行いました。

配線の本数は増えているのですが、ビフォーアフターで比べるとずっとすっきりまとまっているかと思います。
交換したポットの操作感も違和感を感じなくなったとの事で、一安心でした。
細かい事でも気になって演奏に集中できない事になるよりは、それらをリペアで払拭しておいた方が思いっきり演奏出来ますからね。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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