機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
YAMAHA SFX-1の大幅改造
今回は1986年10月から1988年までのごく短い期間しか製造されなかったYAMAHA SFX-1の大手術です。
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SFX-1は一般的にはサイドジャックですが、この個体は初期物のトップジャックという更にレアな一本です。
パールホワイトが焼けてクリーム色になったカラーがとても渋いですし、良いコンディションを保っています。

ホワイトカラーにゴールドパーツは高級感がありますが、今回は金属パーツのカラー変更も行います。
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ケーラーのような、ナットの先で弦をロックするYAMAHAオリジナルのロックナットを搭載しています。
   IMG_0861.jpg
ピックアップのタップSW、ブースターSW、ボリューム、トーンとなっていました。
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ノブはオリジナルでは無く、交換されています。

Rockin'Magic IIブリッジは弦のボールエンドを切らずにセット出来る画期的なロック式トレモロだと思いますが、弦交換時に2種類のレンチが必要な点が及第点だと思います。
   IMG_0859.jpg
(Rockin' Magic-ProIIIではこの点が改善されて3mmのレンチひとつで弦交換が可能です)

今回はブリッジ、ピックアップ、電装系一式交換のため、ひとまず全てばらします。
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およそ30年ほど前から導電塗料を塗ったり、コントロールキャビティにアルミシールドテープを貼り込んだり…
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よりノイズが少なくパワフルで多彩なサウンドを、というメーカーの意気込みが感じられる素晴らしい仕事です。
   IMG_0863.jpg
今回はブリッジはGOTOHのロック式トレモロに交換するため取り寄せ手配しました。
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カラーはクロームになりますので、見た目がガラッと変わりますね。

元々のブリッジのザグリでは収まらなかったので、テンプレートを作成して切削加工を行いました。
   IMG_1005.jpg
スタッドアンカーも交換しています。
(思ったよりもトレモロのアームアップ側の稼働幅が少なくて、この後で部分的に削り足しました)

目止めも兼ねて黒塗装。
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塗装が乾いたら、電装系部品を組み込んでいきます。
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ピックアップにはDIMARZIOのDP-100とDP-100F(SUPER DISTORTION)を採用。
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エスカッションのネジ穴も合わないので、一度埋めて開け直しています。

ふたつあるミニスイッチは、各ピックアップのパラレル/スプリット/シリーズの切り替えに割り当てました。
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トレモロスプリングを2本掛けで、軽やかなアーミングタッチが得られるように調整しました。
   IMG_1070.jpg
フローティングを維持するのが大変なようならば、アーミングアジャスターの搭載なども今後検討する必要があるかもしれませんね。

全体的にワックス掛けを行って完成です。
   IMG_1071.jpg
ボディ上の金属パーツはクロームメッキになり、とても精悍なルックスに変わりました。
ゆくゆくはペグやロックナットの交換も行うとより統一感のあるルックスになりますね。



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