機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER DELUXE REVERB AMPのオーバーホール
今回は1970年代のFENDER DELUXE REVERB AMPのオーバーホールです。
そのルックスから”銀パネ”と呼ばれる事もありますね。
   IMG_1236.jpg
とても奇麗に扱われていたのか、傷みも少なくとても良いコンディションです。
   IMG_1237.jpg
117V仕様なので、キャビネット内部にはステップアップトランスが取り付けされていました。
   IMG_1238.jpg
オーナーご自身で取り付けされたそうです。

フロントのグリルネットは取り外す必要は無かったのですが、フレームに割れが見受けられたため、取り外して補修をしておきましょう。
   IMG_1239.jpg
割れ口にタイトボンドをしっかりと行き渡らせて、ラックスペーパーを乗せた上から当て木をしてクランプ。
   IMG_1271.jpg
この後のオーバーホールが完了するまでの数日間は、このまま乾燥待ちで置いておきました。

クランプを外したらこのようにしっかりとくっついていました。
   IMG_1272.jpg
はみ出た接着剤はしっかりと除去した上で、マジックテープをタッカーで取り付けて、グリルネットフレームの補修は完成です。

さて、肝心のシャーシ内部のオーバーホール。
IMG_1241.jpgIMG_1240.jpg
見難いけど、白い電解コンデンサは時々溶けていたりするので、今回は全て交換します。

電源部分のコンデンサはこのようにシャーシの外にまとめて設置されていますが、これも全て交換しました。
   IMG_1264.jpg
右側の大きなコンデンサがオリジナルサイズ。
耐圧も容量も少し上がっていますが、サイズはより小型になっています。

バイアス電源を作る部分のコンデンサもしっかりと交換してあります。
   IMG_1265.jpg
サーキットボード上のコンデンサ交換と併せて、各配線の断線やハンダ割れなどが無いかを確認し、修正してあります。
IMG_1266.jpgIMG_1267.jpg

オリジナルのUSオクタルソケットにはクリップが付いておらず、真空管が簡単に抜けてしまう状態でしたので…
   IMG_1263.jpg
クリップを取り付けしつつ、出力管と整流管も新品に交換。
   IMG_1268.jpg
整流管が巨大で迫力がありますね。
この後で動作チェックとバイアス調整を行ってひとまずハンダ作業は終わり。

シャーシをキャビネットに組みつつ、フロントグリルも取り付けて完成。
   IMG_1273.jpg
シャーシをキャビネットに取り付けるボルトに曲がりやネジ山潰れがありましたので、ボルトは新品に交換しました。
これでまた長く安心して使えますね。

オーバーホール・電解コンデンサ交換 25000円(モデルによって変動します)
シャーシストラップボルト 4本セット 1050円
真空管クリップ 3個 1890円
GT6V6RD Matched Pair 7350円
5U4整流管 3150円

合計38440円でした。


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