機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER USA TELECASTER CUSTOMの全体調整・ノイズ処理
今回は当ブログを見て、作業のご依頼いただいたFENDER USA TELECASTER CUSTOMの全体調整・ノイズ処理です。
   IMG_1370.jpg
殆ど使用されていないような状態でしたが、ノイズが気になるとの事。
全体的な調整と共に、配線にも拘って作業を行っていきましょう。

ナット溝は結構しっかりとした高さに調整されています。
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しかし溝の角度などは微調整を行って、より奇麗に響くようにしていきます。

とにかく厚い塗装で、フレットの脇にはクリアの溜まりがあるぐらいでした…
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もう少し薄く塗ってくれても良いと思うのですが…

TELECASTERのデビューより60周年を記念したモデルですね。
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エルボーコンターが入れられており、右手のフィット感は向上しています。
   IMG_1375.jpg
テレキャスターのジャックは昔から定番のこのタイプですが、すぐグラつくのでFENDER社は改良してくれたりはしないのでしょうか…
   IMG_1374.jpg
でもオリジナルスタイルじゃない!って市場からの反応があって売れなかったりする可能性もありますが…
今回はオリジナルに拘らず、ジャックの取り付け方法自体を変更します。

弦を外したらボディ裏側のブッシュがポロリと外れました。
   IMG_1377.jpg
圧入と言うには緩すぎるので、6つとも一度取り外して軽く接着材を入れつつ再取り付けを行いました。

ピックガードを外してみると…
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全くもってノイズ対策は行われていません。

ヴォリュームポットからセレクタースイッチへ来る線はシールド線が使用されているのですが、スイッチからジャックへ行く線はノイズに対して無防備のシールド無し状態(白い線です)!!
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ポット部分は辛うじてアルミテープが貼られていますが、これでは気休め程度ですね。
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フロントピックアップはカバードタイプで、かつシールド線が使用されているので良いですが、リアのシングルコイルは無防備。
ブリッジプレートとピックアップ下の金属プレートがある分、多少は良いのですが…
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アセテートテープを巻いた上から銅箔テープを巻いて、グラウンドへ接続してノイズシルードを行いました。
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ピックアップからのリード線は撚り合わせた上から編組シールドで包んで更にノイズ対策を行ってあります。


前後してボディにはしっかりと導電塗料を塗って乾燥させた後でアースラグでグラウンドへつなぐ準備をしておきます。
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ピックガード裏側にはしっかりとアルミシールドテープを貼り込んで、導通を確認した上で部品の組み込みを行いました。
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配線はBELDENのアルミラップ2芯シールド線を用いて接続しています。
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ピックアップには銅箔テープの上から更にアセテートテープを巻いてありますので、見た目は黒い側面になっています。
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写真では判りにくいですが、フレットエッジや指板のエッジもやすりを掛けて丸めてあります。
   IMG_1390.jpg
グラつくオリジナルのジャックは、アルミ削り出しのソケットを用いてネジ止め。
   IMG_1391.jpg
ジャックが簡単には緩まないように、内側からナットで固定してあります。

ピックガードも含めて全体的にワックスを掛けて完成です。
   IMG_1388.jpg
3wayサドルだとどうしてもオクターブピッチが甘い弦が出てしまうので、今後交換を行うとすればサドルかな、といった感じですね。

全体調整・ノイズ処理 15000円
ダダリオ弦 EXL-110(10-46) 630円
スイッチクラフト MONOジャック 420円
エレクトロソケット 2100円

合計18150円でした。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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