機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
VOX V847Modの再組立て
今回はヴィンテージWAHに肉薄のサウンド!という事で人気があるらしい某社のモディファイが施されたV847が持ち込まれました。
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買った時からまともに音が出ずにしまい込んでいたとの事ですが、ふと思い出して何とか使えるようにしてくれと修理依頼をいただきました。
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このモデルについての詳しい事はネットを調べればすぐに見つかるので割愛しますが、内部にトリマーが3つ用意され各年代の特徴的なワウサウンド定数に微調整が出来る仕様のようです。
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使用部品や配線材もヴィンテージパーツ一辺倒ではなく、拘りを持ってチョイスされているような感じです。
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しかし各部のハンダ付けは約5万円ほどのお値段する物にしてはお世辞にも上手いとは言いにくく、しっかり付いていない部分もあり…
これらが音が出ない原因かなと思ったのですが…


基板を裏返して見て唖然としました…
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素人のハンダ付けもいいとこで、イモハンダは勿論、ハンダブリッジによるショートも起きていて…「こんなのが本当にそんなに高評価なワウなのか?」と疑問を持ってしまいました。
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スイッチの配線も呼びハンダしっかりとはされていない状態で、いわゆるテンプラと呼ばれる状態。
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増設されたDCジャックの穴も無駄に大きくよれて開口されており、このままではしっかりと止まらないのでワッシャーを追加して取り付けする事で対処します。
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しかしこれをベースに修正するのも余計に骨が折れるので、全て外して回路定数を見直しつつStudio GREAMオリジナル仕様で作り直しする事にしました。


まずは全バラシの上でネジ穴を開口してラグ板を立てます。
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ラグ板のグラウンド端子下には銅箔テープを敷いて確実な接続を行い、念には念をでフランジナットには緩み止め剤を塗って締めています。

パズルのような空中配線を行って、昔ながらのハンドワイヤリングで組み直し。
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インダクターとコンデンサなど部品の2~3個は再利用しましたが、その他は全て新品部品で組みました。

運搬や使用時の振動で部品が動いて金属疲労を起こさないように、ホットボンドを用いて一部のパーツは固定してあります。
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電源部分にはノイズフィルタも搭載し、トップまで踏み込んだ時のサーっというノイズの軽減も行っています。

スイッチ配線は現代的なトゥルーバイパス仕様ですが、メインの配線材は80年代のBELDEN製を使用してみました。
グラウンドと電源ラインにはビーメックスSを使用しています。
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定数を煮詰めた上で必要とする値が製造されていないものに関しては合成抵抗で作ったりして数値を決めた結果、ペダルの可変に合わせて歌うようなワウサウンドになりました。

この改造はワウケース持込みの内部総入れ替えで25000円(税別)で承ります。
インダクターやポット、スイッチも交換しますし、LEDを取り付ける事も可能です。
元々のインダクターなどサウンド的に再利用出来る物があればその分の部品代を削ることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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