今回はエフェクターボード内において、ケーブルの接続箇所を1か所にまとめるジャンクションボックスの作成です。
部品が揃っていなかったので、ひとまず適当な在庫があるジャックで写真だけ撮りましたが(笑)製作時にはちゃんと必要な機能でチョイスしたジャックを使用しています。

ボード内でのジャックの高さを確保するため若干背が高めのケースを使用しました。
エフェクトボード側のジャックはこのように高さを上げてL字プラグでも接続し易いように配慮しました。

一般的なジャンクションボックスは単純に向かい合ったジャックが内部で配線されているだけ、という物が多いです。
しかしこれは完全パッシブでありつつもスイッチジャックを使用して便利な配線が出来るように工夫してあります。

内部は18AWGの非メッキ単線を使用してハンドワイヤリング。
ジャックのナットが緩んでも簡単にはジャックが空回りしたりするのを防ぐ意味もあります。
ボード内への配線はケース側面ジャックにて行い、使用しないときは抜いておく入出力ジャックはケース上面に配置して狭いステージでもアクセスしやすいようにしました。

このジャンクションボックスは一見すると単純にIN/OUTが4口あるだけのように見えますが、ケーブルの挿し方で内部の配線が変わるのです。
依頼者様のボードには(ご依頼時には)
オーバードライブ、コーラス、ディレイ、ブースターが設置されていました。
単純に上記順番で直列接続する事でも使用できますが、センド/リターンがあるアンプでは接続を簡単に変更したい、という希望がありました。
つまりセンド/リターンがあるアンプの場合は以下のような接続がご希望でした。
ギター
↓
オーバードライブ
↓
コーラス
↓
アンプ インプット
アンプ センド
↓
ディレイ
↓
ブースター
↓
アンプ リターン
ちょっとしたセッションなど入れ替え時間が短い演奏の場合や、センド/リターンに接続したサウンドがあまり好ましくない場合は全て直列接続に簡単に変更できる事が望ましいのです。
一般的な4口のジャンクションボックスでもアンプのインプットへ接続するジャックと、アンプのセンドからのケーブルを接続するジャックを短いパッチケーブル等でつなげばその役目は果たします。
しかし、その場合はアンプのインプットへつなぐケーブルはリターンと書かれたジャックへ接続する事になり、とっさの時には混乱を生じる可能性があります。
そこで、上面のセンド/リターンと書かれたジャックへケーブルを接続した場合はラベル通りの配線となり、グラウンドも独立しグラウンドループを防ぐ仕組みになっています。
このジャックにプラグを挿さない(アンプのセンド/リターンを使用しない)時は自動的に内部でFX-OUTとSND-INが、RTN-OUTとAMP-INがそれぞれ接続されて、全てのエフェクターは直列接続に切り替わります。
今後、センド/リターンにも対応した独立ループを持つプログラムスイッチャーの導入も予定されているため、その時にも使用できるようになっています。
文章で書くと解り難いですが、使用すると「あぁなるほど!」とご理解いただけると思います。
ありそうで無かった機能付きのジャンクションボックスですが「こういう機能の物が欲しい!」と相談をしていただければメリットとデメリットを洗い出したうえで打ち合わせを行って製作しています。
このジャンクションボックスは熊本のMONSTER ROBINというバンドで見て聴いて出来ますので、可能な方は是非ライブに足を運んでみてくださいね。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
部品が揃っていなかったので、ひとまず適当な在庫があるジャックで写真だけ撮りましたが(笑)製作時にはちゃんと必要な機能でチョイスしたジャックを使用しています。

ボード内でのジャックの高さを確保するため若干背が高めのケースを使用しました。
エフェクトボード側のジャックはこのように高さを上げてL字プラグでも接続し易いように配慮しました。

一般的なジャンクションボックスは単純に向かい合ったジャックが内部で配線されているだけ、という物が多いです。
しかしこれは完全パッシブでありつつもスイッチジャックを使用して便利な配線が出来るように工夫してあります。

内部は18AWGの非メッキ単線を使用してハンドワイヤリング。
ジャックのナットが緩んでも簡単にはジャックが空回りしたりするのを防ぐ意味もあります。
ボード内への配線はケース側面ジャックにて行い、使用しないときは抜いておく入出力ジャックはケース上面に配置して狭いステージでもアクセスしやすいようにしました。

このジャンクションボックスは一見すると単純にIN/OUTが4口あるだけのように見えますが、ケーブルの挿し方で内部の配線が変わるのです。
依頼者様のボードには(ご依頼時には)
オーバードライブ、コーラス、ディレイ、ブースターが設置されていました。
単純に上記順番で直列接続する事でも使用できますが、センド/リターンがあるアンプでは接続を簡単に変更したい、という希望がありました。
つまりセンド/リターンがあるアンプの場合は以下のような接続がご希望でした。
ギター
↓
オーバードライブ
↓
コーラス
↓
アンプ インプット
アンプ センド
↓
ディレイ
↓
ブースター
↓
アンプ リターン
ちょっとしたセッションなど入れ替え時間が短い演奏の場合や、センド/リターンに接続したサウンドがあまり好ましくない場合は全て直列接続に簡単に変更できる事が望ましいのです。
一般的な4口のジャンクションボックスでもアンプのインプットへ接続するジャックと、アンプのセンドからのケーブルを接続するジャックを短いパッチケーブル等でつなげばその役目は果たします。
しかし、その場合はアンプのインプットへつなぐケーブルはリターンと書かれたジャックへ接続する事になり、とっさの時には混乱を生じる可能性があります。
そこで、上面のセンド/リターンと書かれたジャックへケーブルを接続した場合はラベル通りの配線となり、グラウンドも独立しグラウンドループを防ぐ仕組みになっています。
このジャックにプラグを挿さない(アンプのセンド/リターンを使用しない)時は自動的に内部でFX-OUTとSND-INが、RTN-OUTとAMP-INがそれぞれ接続されて、全てのエフェクターは直列接続に切り替わります。
今後、センド/リターンにも対応した独立ループを持つプログラムスイッチャーの導入も予定されているため、その時にも使用できるようになっています。
文章で書くと解り難いですが、使用すると「あぁなるほど!」とご理解いただけると思います。
ありそうで無かった機能付きのジャンクションボックスですが「こういう機能の物が欲しい!」と相談をしていただければメリットとデメリットを洗い出したうえで打ち合わせを行って製作しています。
このジャンクションボックスは熊本のMONSTER ROBINというバンドで見て聴いて出来ますので、可能な方は是非ライブに足を運んでみてくださいね。
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