機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GIBSON Les Paul Standard&Classic Premium Plusの全体調整・ノイズ処理
今回は福岡県よりギター2本持ってご来店いただきましたお客様のGIBSON Les Paul Standard&Classic Premium Plusの全体調整・ノイズ処理です。

まずはStandardの方から見ていきましょう。
   IMG_3062.jpg
エボニーカラーで、目立った使用感が無いとても綺麗な新品同様な状態。

不具合は殆ど感じない状態でしたが、「メインで使っていきたいので全体調整を」という事でお預かり致しました。
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以前にピックアップを交換したものの、最初から付いていた57Classicに戻した状態との事でしたが…
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ピックアップのシールド側がキャビティ内で遊んでいてショートの危険性大!
グレー被服の配線もシールド接続が断線している状態でした。
配線も全てやり直すので、まずは取り外してしまいましょう。

フロントは57Classic、リアは出力を若干増した57Classic Plusが搭載されていました。
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部品類を全て取り外し、キャビティ内の塗料を削り落して導電塗料を塗っていきます。
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キャビティ内に筆で擦り付けた程度の導電塗料…
こんな仕事だったら、メーカーはむしろこの作業をやらない方がマシだと思うのだが。
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しっかり塗料は削り落して新たに導電塗料を塗りこみました。
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ポットも選別したCTSで交換し、コンデンサはロシア軍放出品を使用。

ジャックプレートはニッケルメッキの物が使用されていましたが、他の金属パーツがクロームメッキなので、ここも交換。
   IMG_3064.jpg
クロームメッキのプレートに変わって統一感が出ました。
   IMG_3084.jpg
指板エッジはバインディングなのですが、ここも面取りを行います。
   IMG_3063.jpg
作業前↑と作業後↓
   IMG_3086.jpg
角の尖った感じが滑らかになっていますね。

ネック反りや弦高の調整などを行い、最後に全体的にワックスを掛けて完成です。
   IMG_3085.jpg
ネックグリップも薄すぎず太すぎず、とても握り易い良いフィーリングを持ったレスポールでした。




続いて、同社のLes Paul Classic Premium Plusです。
   IMG_3070.jpg
素晴らしい杢目で、オーナーも一目惚れで手に入れたという事でした。

ペグは元々はクルーソンスタイルの物が使用されていましたが、入手時には写真のようにグローバーのロトマチックペグに交換されていたそうです。
   IMG_3072.jpg
ここだけゴールドパーツにしてしまったのが惜しい…
元々のペグのネジ穴は埋めないで取り付けされていました。
   IMG_3074.jpg
ポジションマークも良い具合に黄変していて味があるルックスになっていますね。
   IMG_3071.jpg
このギターの電気配線は、見たところ危うい感じはありませんでしたが、今回の作業を機にポットも配線も全て先のStandardと同様に交換していきます。
   IMG_3075.jpg

部品を全て外して木材だけにして、申し訳程度に擦り付けられた導電塗料もろともキャビティ内の塗装を削ります。
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こちらはトップ側。まだ削り作業は行っていない状態ですね。
   IMG_3077.jpg
マスキングして導電塗料を塗って、乾燥後の状態です。
   IMG_3078.jpg
既に指板エッジの面取りはこの段階で完了していますが、そのアップ写真は後半にて。

ボリュームポットなども組み込んで配線作業は完了です。
   IMG_3080.jpg
このギターにはコンデンサにオレンジドロップを搭載しました。
これらのキャビティを閉じる蓋にもアルミシールドテープを貼ってシグナルラインを囲むような処理を洩れずにやってあります。

先にもありましたが、指板エッジの面取りをした状態がこちらです。
   IMG_3090.jpg
なかなか写真では伝わりにくいのですが、握ると明らかに柔らかい握り心地になっています。

ジャックプレートはクリームのプラスチック製でしたが、ネジ穴部分からよく割れるのです。
   IMG_3073.jpg
このプレートも割れが発生していたので、Standardから取り外したニッケルカラーのプレートを玉突きで移植。
   IMG_3092.jpg
くすんだ金属パーツとの色合いも揃って、良い見た目になりました。

お預かり時には取り外されていたピックガードも取り付けて、精悍なルックスに仕上がりました。
   IMG_3089.jpg
かなり軽量で細身のネックグリップ、このルックスなのでステージで使うと疲れにくく、見た目にも映えそうですね。

どちらもかなりのローノイズになっているので、ガンガンに歪ませてもストレスフリーなプレイが出来るようになりました。



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