機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
EPIPHONE RIVIERA-Ⅱの全体調整・ノイズ処理
今回はEPIPHONEの限定モデルであるRIVIERA-Ⅱの全体調整・ノイズ処理です。

RIVIERAってブランコテールピースとミニハムバッカーを搭載したES-335みたいな構造が特徴だったのに、RIVIERA-Ⅱでは一般的なハムバッカーとTOMブリッジ&テールピース…
つまりよりES-335に近付いた構造で、あり違いはピックアップセレクターの位置ぐらいというのがざっくりとした特徴ですね。
   IMG_3109.jpg
写真では既にスイッチの固定ナットを外してしまっていますが、この位置にピックアップセレクターが用意されています。
   IMG_3110.jpg
激しいステージング時にピックアップセレクターが切り替えられてしまう事があり、一般的なES-335と同じ位置にセレクターを移設したいという希望でした。
これでまさにES-335と同構造!!
違いはこの特徴的なメタリックブルーのカラーでしょうか。
   IMG_3111.jpg
このFホール脇にセレクタースイッチ用の穴を開口して移設します。

今回は電装系部品はピックアップも含めて全て交換してグレードアップする事になりましたので、まずはオリジナルのアッセンブリを抜き出します。
   IMG_3115.jpg
リアピックアップの脇には部品が通せるサイズの穴が開いておらず、全ての部品はFホールからの流し込みなので思った以上に大変な作業でした。

全体調整とノイズ処理作業なので、まずはただ塗られただけでグラウンドに接続されていない炭素系の導電塗料を削り落していきます。
   IMG_3116.jpg

導電塗料を塗って、グラウンドへ接続するアースラグを弦アース線と共にネジ留め。
   IMG_3121.jpg
スイッチ穴位置はES-335から写し取った位置で開口しました。
また、ヴォリュームポットの穴もミリサイズからCTSのインチサイズへ変更になるため、拡大開口作業を行っています。
   IMG_3122.jpg

アッセンブリを組み立てて、楽器へ搭載する準備をしていきます。
   IMG_3117.jpg
コンデンサには定番のオレンジドロップをチョイスし、いわゆる59ワイヤリングという結線方法で配線しています。

ピックアップにはGIBSONのBURSTBACKER2を前後セットで搭載。
   IMG_3120.jpg
元々と同じニッケルカバードなので、見た目は殆ど差はありませんがサウンドはしっかり前へ出てくれる!と好評でした。

先のアッセンブリをFホールからパズルのように流し込み、組み付け。
   IMG_3126.jpg
セレクタースイッチもこの位置にやってきました。

作業が前後しますがチューニングが安定しないと言われていた原因はこのナットにもありまして、溝が弦に対して引っかかる状態だったのです。
   IMG_3114.jpg
角部分も張り出していて手に当たって痛い状態です。
指板とフレットエッジも同様にですが、バリは無い状態だったのでエッジの研磨で対応できそうです。
   IMG_3112.jpg

こちらがナット溝を調整して外形も整形したアフター状態。
ロッドカバーは本来の状態で取り付けしてしまったものの、お預かり時はわざと裏返して黒にされていたんですね…
写真を見て気付く(笑)
   IMG_3124.jpg
ナットでの弦の引っかかりが解消されており、以前よりはチューニングが狂いにくくなっています。
ペグ交換をすると更にチューニングの安定度は向上するでしょうが、必要があれば改めて交換作業を行う事になるかもしれません。

指板エッジを面取りした状態。
   IMG_3127.jpg
実は今までに数本の楽器をStudio GREAMにて施工させていただいておりまして「このネックグリップの面取り処理は必ず施したい!」というぐらいにとても気に入っていただいております。

ワックスをかけて完成です。
元々のセレクタースイッチの穴はメクラキャップで蓋をしてあります。
   IMG_3125.jpg

ピックアップの部品代もあって、元々のギター本体価格よりも高い作業になってしまいましたが、仕上がりには気に入っていただきけたようで「30万円のGIBSONギターを買うか悩んでいたけど、このギターがあればその必要がなさそうです」と感想をいただけました。
これからのリハーサル、ライブ、レコーディング等々で活躍してくれると嬉しいですね。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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