今回は千曲川くねり氏からの依頼でボリュームを3段階にプリセットしつつ、トレブルブースターを常時通すペダルを作製しました。
この方は国内外の有名ミュージシャンの楽器のケアをやったり、自己のバンドで活動したりとアグレッシブに生きている方でして。
その打ち合わせ時の話はいつも次の開発の参考になる「現場の意見」を聞けます。
さて、その氏はVOXのAC15など、小出力でクラスA回路のアンプをフルテンにしつつ、ブーミーな低音をカットしてあげたトーンが好みとの事で、
「音色の切り替えは本来は手元のボリューム操作で行いたいのだが、歌いながらだと大変な場面もあるため、プリセットしたボリュームに瞬時に移れるようなペダルは作れないか?かつ、トレブルブースターを組み込んで常にオンとなるように」
といった内容でした。
まずは打ち合わせして出てきた希望寸法に合わせてケースの穴あけです。

部品の仮組みをしてみました。

この白いチキンヘッドノブは格好良いのですが、使いたいポットに対して偏心するので今回は見送りました。
いきなり塗装や組み込み後ですが、イメージカラーはマッチレスDC30のような薄いブルー(グリーン)のような感じです。
ブティック系っていう感じでこの色にしてみました。

ノブは左からボリュームB、ボリュームA、インプットゲインです。
インプットゲインは部品の特性上、反時計回りで可変するようになっているので右側一杯に回した状態が増幅率1倍のバッファになります。
ボリュームはクリーンとバッキング用にプリセットしておき、リードに切り替えた際はボリューム回路をパスして全開になる設計です。
千曲川くねり氏のブログヘッダーに表示されるカエルはこちらに入れてありますが、これは依頼ではなStudio GREAMの独断です。

中身はラグ板を使ったハンドワイヤリングです。

故障しても部品の入手が比較的容易な部品で組んであり、もしもの時にも安心です。
トレブルブースター用のトランジスタ選定のためにソケットをバッテリーの右側に増設してあります。
そのトランジスタ選定が終わって、実際にハンダ付けしたのがこちらです。

ソケットのままだともしかしたらツアー中の機材運搬による振動で抜けるかもしれない。
現場で音が出ないというトラブルはそのプレイヤーや製作者の信用に関わる死活問題です。
そういうトラブルを避けるためStudio GREAMではオペアンプなど熱に弱い集積回路以外はソケットを使っていません。
ひとまず完成して納品いたしましたが、気になった点が出てきた場合のアップグレードは行っていきます。
VOXのAC30や、MarshallのClass5など、クラスA駆動の真空管アンプをお持ちの方にはオススメです。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
この方は国内外の有名ミュージシャンの楽器のケアをやったり、自己のバンドで活動したりとアグレッシブに生きている方でして。
その打ち合わせ時の話はいつも次の開発の参考になる「現場の意見」を聞けます。
さて、その氏はVOXのAC15など、小出力でクラスA回路のアンプをフルテンにしつつ、ブーミーな低音をカットしてあげたトーンが好みとの事で、
「音色の切り替えは本来は手元のボリューム操作で行いたいのだが、歌いながらだと大変な場面もあるため、プリセットしたボリュームに瞬時に移れるようなペダルは作れないか?かつ、トレブルブースターを組み込んで常にオンとなるように」
といった内容でした。
まずは打ち合わせして出てきた希望寸法に合わせてケースの穴あけです。

部品の仮組みをしてみました。

この白いチキンヘッドノブは格好良いのですが、使いたいポットに対して偏心するので今回は見送りました。
いきなり塗装や組み込み後ですが、イメージカラーはマッチレスDC30のような薄いブルー(グリーン)のような感じです。
ブティック系っていう感じでこの色にしてみました。


ノブは左からボリュームB、ボリュームA、インプットゲインです。
インプットゲインは部品の特性上、反時計回りで可変するようになっているので右側一杯に回した状態が増幅率1倍のバッファになります。
ボリュームはクリーンとバッキング用にプリセットしておき、リードに切り替えた際はボリューム回路をパスして全開になる設計です。
千曲川くねり氏のブログヘッダーに表示されるカエルはこちらに入れてありますが、これは依頼ではなStudio GREAMの独断です。

中身はラグ板を使ったハンドワイヤリングです。

故障しても部品の入手が比較的容易な部品で組んであり、もしもの時にも安心です。
トレブルブースター用のトランジスタ選定のためにソケットをバッテリーの右側に増設してあります。
そのトランジスタ選定が終わって、実際にハンダ付けしたのがこちらです。

ソケットのままだともしかしたらツアー中の機材運搬による振動で抜けるかもしれない。
現場で音が出ないというトラブルはそのプレイヤーや製作者の信用に関わる死活問題です。
そういうトラブルを避けるためStudio GREAMではオペアンプなど熱に弱い集積回路以外はソケットを使っていません。
ひとまず完成して納品いたしましたが、気になった点が出てきた場合のアップグレードは行っていきます。
VOXのAC30や、MarshallのClass5など、クラスA駆動の真空管アンプをお持ちの方にはオススメです。
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