機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN ST54-650の全体調整&リフィニッシュ
今回は受け取り時には宮崎県よりはるばる熊本までご来店いただきました、FENDER JAPAN ST54-650の全体調整&リフィニッシュです。
   IMG_3309.jpg
元々は写真のような2トーンサンバーストカラーで、54年スタイルのスペックでした。

ナットはひび割れており、今回は交換する事になりましたが、とにかく外れなくて難儀しました。
   IMG_3311.jpg
結局はナットに鋸目を入れて破壊しつつ取り除くしかありませんでした…

指板やフレットエッジは角張っていたので、このブログではお馴染みの面取り作業を行っていきましょう。
   IMG_3310.jpg
ジャックもチップ端子が開いてしまって接触不良状態になっていたので、安心のために電装系部品は今回新品に交換する事になりました。
   IMG_3312.jpg
FENDER USAのUS-VINTAGEというシングルコイルが搭載されていますが、アッセンブリパーツはミリ規格の物です。
(これが上位グレードのST54-900になると、USA製品と同様のCTSポットなどが採用されています)
   IMG_3313.jpg
ピックガードは再利用しますが、ピックアップから何から全て交換しますので、アッセンブリをそのまま外して返却します。

そしてブリッジサドルも、オリジナルのスチールプレスサドルから、Graphtechのストリングセイバーへ交換。
   IMG_3324.jpg
しかしこのブリッジ、10.8mmの弦間ピッチなんです。
持込みいただいたサドルは10.5mmピッチのため、このようにサドル間に隙間が出来てしまうのです。

で、この細かい作業を行っている間にボディのリフィニッシュを進めます。

ナットはBLACK TUSQ_XLで製作。
   IMG_3343.jpg
弦の摩擦が少なく、チューニングの安定に効果的です。

フレットと指板のエッジも面取りして弦を張っています。
   IMG_3341.jpg
あれ…ボディカラーが…

とここでアッセンブリに目を向けて(笑)
   IMG_3322.jpg
ピックアップはLindy FralinのReal54セット。
   IMG_3338.jpg
ポットは選別したCTSと、5wayのCRLセレクタースイッチ。
導電塗料もしっかり塗り込んであり、Studio GREAMでは定番の内容ですね。

そろそろ新しいボディカラーもハッキリしてきました。
そう、SURF GREENです。

そして11.2mmピッチのストリングセイバーサドルを手配して、サドルの両側を0.2mmずつ削り10.8mmピッチのサドルを製作しています。
   IMG_3342.jpg
サドル間の隙間が殆ど無くなり、横ズレが起きにくくなりました。

完成はこんなルックスに!
   IMG_3340.jpg
ここまで見てきて、詳しい方なら当然ピンときている事でしょう。

そう、元ネタはこのTAKUYA氏の使用で有名なストラトです。
   TAKUYA.png
写真や画像の色合いでこの写真とは違う色のように見えますが、納品時に実物を見ていただいて安心されました。
   IMG_3344.jpg
納品後は毎日のように延々弾いてます!との感想メールもいただきまして、大手術ではありましたが手放せない1本に仕上げる事が出来たかと思います。

今度はフレット交換などでまた担当させていただけると幸いですね。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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