機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
P-PROJECT PUM-4の全体調整・リフィニッシュ
今回は時間が空いてしまいましたが、同じお客様より2本のPUM-4の作業依頼をいただきましたので、まとめて記事にさせていただきます。

一本目はメタリックシルバーの個体。
   IMG_2109.jpg
ヘッドもマッチングヘッドですが、赤やオレンジなどのカラーがお好みとの事で、リフィニッシュする事になりました。
   IMG_2113.jpg
指板とフレットエッジは標準状態ではやや角張っていますので、面取り作業も行います。
   IMG_2112.jpg
JJマウントされたバルトリーニピックアップは今回はお持込みいただいた他のメーカーに交換します。
   IMG_2111.jpg
純正のコントロールは各PUのヴォリュームが2段積みで、トレブルとベースの2段積み、ミドル、プリアンプのON/OFFスイッチという構成でした。
   IMG_2110.jpg
塗装を剥いだ状態はこのようにアッシュの木目がハッキリした物でしたので、希望に従ってシースルーレッドへ変更する事になりました。
   DSC01798.jpg
ネック側もエンド部分とヘッドフェイス部分はボディとマッチングカラーにするために塗装準備を進めます。
   DSC01800.jpg
塗装完了後に組み込んだ状態がこちら。
   IMG_2234.jpg
当店の環境では赤色が綺麗に撮影できないようで、写真ではボディとヘッドの色合いが異なる感じですが、綺麗に色合わせされています。
   IMG_2237.jpg
GOTOHの軽量なRESO-LIGHTシリーズペグにオーナーが交換されていました。

指板やフレットエッジも面取りを行い柔らかいグリップに仕上がっています。
   IMG_2235.jpg
ピックアップはEMG-Xシリーズを搭載。
   IMG_2236.jpg
ナチュラルなサウンドでアクティブ臭さが少ないピックアップだと感じました。

コントロールキャビティには、元々炭素系導電塗料が塗られていましたが、より高いノイズシールド効果を狙って銅フィラーの導電塗料に塗り直しています。
   IMG_2231.jpg
EMGのローパスフィルターポットや2段積みヴォリュームなど、インピーダンス変更に伴って部品交換しています。
プリアンプやイコライザは再利用し、プリアンプのON/OFFスイッチも配線はやり直しましたが、機能はそのまま踏襲しています。




続いてこちらは鮮やかなオレンジ色が目を惹く一本です。
   IMG_3571.jpg
ピックアップ交換をしようとしたところ、ネジを折ってしまい、除去出来なくなってしまったとの事。
ピックアップ交換を行うためにも、このネジを抜いてまたネジが打てるように直さないとなりません。
   IMG_3572.jpg
ポットとスイッチの穴も取り付けたい部品の径よりも一部は大きく拡大されていましたので、一度埋めて再開口する事にしました。
   IMG_3573.jpg
今回はノイズ処理と共に、アギュラーのOBP-3プリアンプへの換装も行います。
電装系は殆ど全て交換という感じですね。
   IMG_3574.jpg
電池ボックスはオリジナルは9V用ですが、OBP-3は18V駆動も対応するので…
なるべくコストアップしない範囲で電池2個入れられるように手を考えます。
   IMG_3575.jpg
ピックアップキャビティの折れたネジを除去して、ボディと同じマホガニー材で作ったプラグを埋めて、トリマーで表面を整えました。
   IMG_3576.jpg
同時にキャビティ内の塗料を削り落して導電塗料を塗ります。
   IMG_3578.jpg
ネックジョイント部のネジ穴を面取りしたり、全体的にワックスをかけたりして組み込みに備えます。
   IMG_3577.jpg

電池を縦置きではなく、横向きに2個重ねる事でギリギリ収まる事を発見し、バッテリーキャビティの蓋に隠れる範囲で切削して搭載。
   IMG_3579.jpg
電池ボックスを増設しない分、切削コストだけで済みました。

コントロールはOBP-3の定番に従って、マスターヴォリューム(プリアンプON/OFF)、ピックアップバランサー、ミッド(ミッドフリケンシー切り換え)、トレブル/ベースのスタックポットという内容です。
   IMG_3583.jpg
フレットや指板エッジは毎度の事なのですが、滑らかに面取りしているのでこの個体も同様に施工しておきます。
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ピックアップは日本国内ではラインナップの無いSeymour Duncanのジャズベース用モデルですが、本国サイトを見ると日本に入っていないモデルがこんなにあるのか!と驚く品揃えです。
   IMG_3585.jpg
ヴィンテージテイストとは異なるモダンなサウンドだと感じましたが、ノイズも少ないしとても使いやすいサウンドでした。

全体的にワックスがけしたり、弦高調整など基本的な調整もしっかり行って完成です。
   IMG_3584.jpg
同じモデルを数本所有されるぐらい好きなようですが、使い分け出来る状態にキャラクター分けされていてとても面白いなと思います。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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