機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Roland M-12E修理
これは2Uラック式のミキサーでRoland M-12Eという物です。
   DSC05486.jpg
小型のサイズでマイクやラインの入力も出来て、2バンドEQも付いている高機能なミキサーです。
機能的には現在のミキサーを使った方が良いのかもしれませんが、これを通すと暖かい音になるのです。
優しい音というか、暖色系のトーンです。

名前は明かせませんが日本の国民的シンガーのツアー機材の一つで、メンテナンスとS/N改善のためStudio GREAMに持ち込まれました。

   DSC05489.jpg
パネルには現場での幾多の使用感が漂いますね。

開けてみると12チャンネル分の基板が整然と並んでいます。
   DSC05491.jpg

IN/OUTジャック部分もユニットになっており、良く出来たデザインだと思います。
このジャックが入手出来なくなってきているので今後のメンテナンスが少し心配な部分ではあります。
   DSC05500.jpg

電源部分の基板はこれ。
   DSC05506.jpg
年数と使用頻度のせいか、コンデンサの容量抜けが起きていました。



全体的にノイズが多くなっており、結構気になる症状だったので電源とアウトプット回路のコンデンサ交換を行いました。
それによりノイズは少しは減りましたが、まだ気になるレベルでしたので全てのコンデンサをグレードアップしつつ耐久性重視で交換し、部分的な抵抗交換とハンダのやり直しを行いました。



コンデンサはおなじみのMUSE-FGを信号ラインではメインに使っています。
   DSC05510.jpg

電源部分にはKZグレードを使いたかったのですがスペースや熱効率上の判断でFGで容量を上げています。
   DSC05511.jpg

これはチャンネル8用の基板です。
   DSC05509.jpg
コンデンサ交換を行ってあります。
部分的にSANYO OS-CONも使用しています。

これを12枚作るのが一番シンドイ!
   DSC05512.jpg
しかし並べると壮観で苦労も疲れも吹っ飛びます!

組み上げ全体像はこのような感じになります。
   DSC05516.jpg
完成後のチェックで明らかに減少したノイズ量を確認したときはガッツポーズでした。
ツアーの運搬振動に耐えるように重量のある部品はホットボンドで固定してあります。

完成後にクリーニングしてシールやテープの跡を消しました。
   DSC05518.jpg
これで2010年夏のツアーでも安心して使ってもらえるはずです。


これは今回交換した部品の山です。
   DSC05527.jpg
外すだけでも大変なのが少しでも伝われば、と写真を撮ってみました。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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コメント
コメント
お疲れ様でした。
これが噂のミキサーですね。
それにしても大変な作業でしたね。。。
外した部品が苦労を物語ってます。
そういえばミキサーの中身って見たことなかったので、目から鱗でした。
2010/08/17(火) 09:39:05 | URL | Roddy #- [ 編集 ]
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