機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GIBSON CUSTOMSHOP 1957Les Paul Standard Gold Topの全体調整&ノイズ処理
今回はGIBSON CUSTOMSHOP 1957Les Paul Standard Gold Topの全体調整&ノイズ処理です。

いつも新しくギターを入手されると、まず全体調整!って感じでご依頼いただけているお客様なので好みも把握しており弦高などもスムーズに決まりますね。
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ボディバックには使用に伴う傷が点在しておりましたが、トップはとても綺麗で、前オーナーが大切に扱われてきた事が窺い知れるコンディションでした。

1998年製のGIBSON CUSTOMSHOPは当たり個体が多い印象です。
音がパーンッ!と前へ立ち上がってくる感じ。
   IMG_3831.jpg
ナットは牛骨が使われていましたが、溝深さや幅がバラついていたのでオイル漬け牛骨に交換する事になりました。
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使用感に対してフレット減りは目立つ感じではなく、販売店での展示前にフレットすり合わせが行われているのかな、という印象でした。
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ピックガードとエスカッションとのこの隙間、気になりますね…
ピックガードを交換すると済む話ですし演奏上には何の問題も無い訳ですが。
   IMG_3828.jpg
ブリッジは若干の曲りが生じていましたが、曲りなしの中古ブリッジをお持込みいただいたのでそれに交換しつつ調整を行う事にします。
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ボディバックの写真で白色が飛んでしまいました…傷が目立たないですね…
   IMG_3833.jpg
キャビティ内のパーツは全て外して保管の上で、一式交換してしまいます。
   IMG_3834.jpg
ピックアップキャビティ内にはボディトップとバックを接着した時の接着剤がベットリとはみ出したまま固まっていましたので、それらも綺麗に落とした上で導電塗料を塗っていきます。
   IMG_3835.jpg
キャビティ内の塗料を剥がして、マスキングを行い塗料を塗り込みます。
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乾燥したらアッセンブリの組み込みを行います。
   IMG_3842.jpg
ポットは選別して抵抗値マッチングを取ったセットで組んでいます。
また、配線キャビティ内壁すみずみまで導電塗料を塗るのは困難なので、シールド線を用いてノイズ対策を行っています。
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純正の被覆無し編組シールド線はゲインを上げた時にハウリングする原因になる事もあるので、お客さまからの希望が無い限りは基本的に使用しません。

ジャックプレートはクリーム色のプラスチックプレートなのですが、これがまたよく割れます。
   IMG_3843.jpg
使用に当たってはオリジナルは外して保管して、金属プレートにした方が安心して使えると思いますのでオーナーに説明の上で交換させていただきました。

フレットエッジや指板エッジはバインディングがある訳ですが、ここを面取りして柔らかい握りになるようにしてありますので、太めのグリップのネックでも違和感なく演奏できると思います。
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こちらが持ち込みされたブリッジを使用して弦を張った状態。
まだ他の金属パーツとのニッケルメッキのくすみ具合の差がありますが、暫く弾いていると馴染みます。
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ナットはオイル漬け牛骨ブロックから削り出して作成。
   IMG_3840.jpg
ピカピカに磨き上げていますが、無漂白素材とオイルの色合いのため飴色になっています。

全体的にワックスを欠けて、いつもの希望の弦高に調整して完成です。
   IMG_3837.jpg
とても気に入っていただけたようで、最近レスポールはこればっかり使っている、というような感想をいただきました。
これから渋いルックスになるまで長く弾き込んでいっていただけると良いなと思います。


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